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April 17, 2005 space
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アンゴラのマールブルグ病流行

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世界保健機関(WHO)によると、4月9日、アンゴラのマールブルグ病流行による死亡数が194件に達した。前回の4月7日発表より14人の増加だった。患者数は前回より9人増え、214人となった。


依然として、アンゴラ北部のウィジェ州が流行の中心で、患者および死亡例の約90%がこの地域からの報告だという。

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◆マールブルグ病

 1967年8月西ドイツ(当時)のマールブルグ(Marburg )とフランクフルト、およびユーゴスラビアのベオグラードでポリオワクチン製造および実験用としてウガンダから輸入されたアフリカミドリザルの解剖を行ったり、腎や血液に接触した研究職員、および片づけを行った人など合わせて25 名に突如熱性疾患が発生し、7名が死亡した。患者に接触した医療関係者など6名に二次感染が見られたが、死者はなかった。


この疾患は、最初の発生地にちなみマールブルグ病(Marburg disease)と称されるようになったが、ウイルス性出血熱のひとつであり、別名ミドリザル出血熱(Vervet monkey hemorrhagic fever)とも呼ばれる。その後、アフリカのケニア、ジンバブエ、ザイール(現コンゴ民主共和国)などで発生し、いずれも1〜2名で死者も出ているが、エボラ出血熱のように一度に多数の感染者・死者を出した例はない。


疫 学

 マールブルグ病の発生にサルが関与したのは1967 年の事例のみで、以後のアフリカでの発生ではサルとの接触は全く知られていない。エボラ出血熱同様に自然界の宿主は不明であり、どのような経路で最初のヒトへ病原体が伝播するかについても謎のままである。


病原体

 マールブルグウイルスはエボラウイルスと同様にフィロウイルス科(Filoviridae)のメンバーである。抗原性は異なり交差しないが、電顕上の形態は酷似している。エンベロープを持ち桿菌状で、平均長径が790nm 、短径は80〜90nmである。長径は時に1,500 〜2,300nm にも達する。粒子は非対称でひも状、ゼンマイ状等多形性を示す。遺伝子は核酸として1本鎖RNA を有し、分子量は4.6×10 6Da である。ウイルスはVero 細胞、BHK 細胞などで細胞変性効果を示す。実験的にはアカゲザル、ミドリザル、モルモット、ハムスター、マウス等で100%感染を起こし、致命的となる。自然界におけるこのウイルスの宿主は現在も不明であり、どのようにしてヒトにウイルスが伝播されるかも全く分かっていない。ヒトからヒトへの感染は、感染者や患者の血液、体液、分泌物、排泄物などの汚染物との濃厚接触による。手袋等の防護策で感染は防げるとされ、医療の場での空気感染による拡大はないとされる。

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HOMENews BlogsHealthcare | April 17, 2005 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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