「FlexScan S2410W」 ナナオ、WUXGA対応の24.1型ワイド液晶

　
　現在のパソコンシーンでは、横長ワイド液晶がトレンドとなっている中で、モニターから液晶でその品質が絶大な人気となっているNANAOブランドからは、大画面ワイド液晶が発売されてきませんでした。この分野ではいち早く大画面液晶を提供してきたアップル社の独占状態だったのです。
　
　

matrox Parhelia DL256 PCI
　Parhelia DL256 PCI アップル30インチCinema HD DisplayをPCで使用可能

　ナナオから7月に発売になったワイド液晶は21インチ1680ｘ1050と必要十分ではあっても、そのサイズが中途半端でより大画面を必要とするマニアには、垂涎のモデルとはなっていませんでした。
　
　
　今回発表になり、10月から発売されるモデルでは解像度1,920×1,200ドット(WUXGA)対応の液晶ディスプレイｔｐなり、1,600×1,200ドット(UXGA)など最大解像度に満たない表示でも、全画面、アスペクト比固定の拡大、ノーマル(1:1)の3モードで表示できるなど機能も満載です。
　
　

● ワイドフォーマット1920×1200対応の24.1型パネル
● 液晶テレビに採用されているオーバードライブ回路を搭載
● 液晶テレビと同等の高輝度 450cd/m2
● リアルな黒を再現する高コントラスト比1000：1
● 滑らかな階調表示を実現する多階調色変換機能
● 快適なビューポイントを得るArcSwing 2機構スタンド
● 画面に存在感、キャビネットに高級感のあるデザイン
● デジタル、アナログどちらにも対応するDVI-I 29ピンを2系統装備
　

　
　
　液晶の応答速度は若干抑えられていて、16ms(黒−白−黒)ですが、液晶の反応速度は、オーバードライブ回路により中間色は8msでの動作が可能となっていて、実用上は十分に高速な反応をしてくれる優秀な液晶を搭載しているようです。
　
　
　そのほかの仕様は、コントラスト比1,000:1、輝度450cd/平方m、表示色数は1,677万色(10億6,433万色中の8bit)。視野角は上下/左右ともに178度、内部14bit処理機能、自動コントラスト調整機能、6色(赤/緑/青、イエロー/シアン/マゼンタ)独立調整機能、調光機能などを搭載しています。
　
　
　外部インターフェイスはDVI-I×2の2系統で、変換アダプタによりアナログ/デジタルの両方に対応。本体側面に2ポートのUSB Hubを備える。本体サイズは556×230×358.7〜480mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約10.2kg。パネル部が円弧状に傾斜するナナオ独自の「AirSwing 2」スタンドを採用して使い勝手も十分ですね。
　
　
　気なる予想価格は158,000円前後の見込みで、本体色はホワイト/シルバーとブラックの2モデルがラインナップされています。