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May 22, 2006 space
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「LISMO Music Store」オープン 1曲約300円!?

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KDDIは、au携帯ユーザーを対象にPCを介して音楽を配信するサイト「LISMO Music Store」をオープンした。配信フォーマットはHE-AAC(aacPlus)で、アップルが採用するAACとは違い圧縮効率が高く音も若干悪いような印象がある。
 

au_listen_01.jpg

 
 1曲あたりの価格は約300円前後で、これもアップルより高いく!既存の着うたフルと同一料金とするために苦肉の価格での提供となるなど、サービスの本質である、音と価格の面で全く巨大通信企業としての努力が見えないサービスのままスタートとなった。

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 本来のLISMO Music Storeは、アップルに対抗する国内勢力・国内の価格を率先して下げるだけの力のある会社が始めるサービスとしての期待が高かったが始まってみると、他のPC系音楽配信サービスに比べて楽曲の価格が割高で、着うたで提供している細切れの音楽配信の価格とフル楽曲がどう価格と言う二重価格のまま、結局はフル楽曲の価格も高く、楽曲権利者の言いなりの価格のままの提供となっている。
 

au_listen_02.jpg

 
 音楽の再生にはLISMOに対応したau携帯電話が必要な音楽配信サービスで、対応端末に付属するPC用音楽管理ソフト「au Music Port」からアクセスできる。これは仕方がないにしてもサービスの本質の音と価格が今のままでは高価な携帯電話に高機能を搭載しても意味を成さないように感じてしまう。
 
 
 オンラインでの楽曲の検索や購入、ダウンロードに対応し、購入した楽曲をPCでも携帯でも楽しめるようにはなっているが、これは既にアップルのiThuneが市場を切り開いていて、ここで勝負するにも価格の面で全く太刀打ちできない。
 
 
 サービス当初はJ-POPやヒット曲を中心とした約2万曲を用意。年度内の早い段階には、「約15万曲を提供している、着うたフルと同等のボリュームで展開したい」(KDDI広報)としているが、国内楽曲は同程度かもしれないが、海外の楽曲ではアップルに圧倒的に負けている。
 
 
 購入代金の決済は、サービス当初はau携帯電話の利用料金と合算して支払う「まとめてau支払い」のみの対応。クレジットカードなど他の決済手段への対応は順次対応予定としている。
 
 
 なお、サイトの構築と運用はExciteがサポートするなど結局は自前では何もできず、他力ではじめたサービスと言うことで言い逃れなのでしょうか。本来このようなサービスではバックエンドのサービス提供会社の名前は出さないものですが・・・
 
 
 携帯キャリアが音楽配信を手掛けることの意味についてKDDIは、「肌身離さず持ち歩く携帯と一体になった、音楽配信サービスを提供できる」点を挙げているといっていますが、自前でない以上は、単に委託しているだけで自社で責任を持って価格やサービス品質を向上させない限り、このサービスは普及しないでしょう。
 
 
 「LISMO対応携帯電話には、PC接続用のケーブルや音楽管理ソフトのau Music Portが付属している。ユーザーはオンラインで購入した音楽を、新たに音楽再生用の機器やソフトを買い足すことなく、家でも外でも音楽を楽しめる」と夢のようなことを言っていますが、音と価格を何とかしない限りは、家で使うことはほとんどないと思います。
 
 
 LISMO対応機種は現在、W43T、W41T、neon、W41H、W41CA、W41K、W41S、W41SAの8機種で、今後発売するWIN端末も対応する予定としていますが、対応機種を増やす前にサービスを考えましょう。
 
  
 クレジット決済の導入は、「au携帯ユーザー以外のPCユーザーにもサービスの利用を訴求していく」(KDDI)という意図によるものだといっていますが、誰が買うのか?想定ユーザーを教えてください。auさん!
 
 
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