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June 27, 2006 space
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遂に!「バイオ タイプUゼロスピンドル:VGN-UX90」7月3日発売 国内初フラッシュメモリー

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遂に、VAIOファン、ソニーファン、ガジェット好きマニアが待望していた、フラッシュメモリーのみで動作する真のモバイル・パソコン「バイオ タイプU ZERO:VGN−UX90」通称ゼロスピンドルの発売日が決定しました。
 
 6月27日よりSonyStyleサイト上で整理券の配布が開始され、7月3日より受注受付が開始されます。 一瞬早くサムソンが32GBメモリーパソコンを発売していますが、日本国内の大手メーカーでは、フラッシュメモリー搭載のパソコンを販売するのは初めてになります。
 

バイオ タイプUゼロスピンドル
SonyStyle

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 今回発表された新モデルでは、黒が主体となったカラーリングに変更されていますが、先月発表されたVaioTypeUの16GBのフラッシュメモリを搭載するモデルです。出来れば32GBもラインナップして欲しかったところですが、これは将来!?ソニーでは「ゼロスピンドルモデル」と呼んでいるそうですが、最近確かにHDDのみをシングル・スピンドル、CDやDVDも搭載したモデルをツイン・スピンドルと呼んでいます。型番としては、従来モデルと同等で、Windows XP Professional版の「VGN-UX90PS」と、Windows XP Home Edition版の「VGN-UX90S」の2種類となるようです。
 
 
 5月に発売した「タイプU VGN-UX50」のHDDをフラッシュメモリーで置き換えただけではなく、新たにワンセグ放送の受信機能を追加して、真のモバイル・AVパソコンに仕上がっています。記憶容量は16ギガバイト+コンパクトFlashでメモリーやHDDを追加できます。
 

バイオ タイプUゼロスピンドルバイオ タイプUゼロスピンドル

 
 フラッシュメモリーだけでPCを起動させるメリットは、HDDのように常時ディスクを回転させたりする必要がないため、バッテリーの持ち時間が長くなるだけではなく、持続時間は標準サイズのバッテリーでHDD搭載モデルは3.5時間だったが、フラッシュメモリー搭載モデルでは13%伸びて4時間になった。
 
 
 新機能であるワンセグ放送を連続視聴できるのは・・・さすがに厳しいですね、サッカーの中継がぎりぎりの約1.5時間しかありません。しかしEPGを利用した予約録画ができるようになり、設定すればバッテリー駆動時でも時間が来れば番組の録画をしてくれる。
 
 
 また、ディスクが回転して記憶位置を探すなどの処理時間がなくなるため、データの読み書きや、応用ソフトの起動が早くなる。例えば、マイクロソフトの「アウトルック」の場合で、起動に約9秒かかっていたものが、約1.5秒に短縮されるなど、瞬間起動パソです。
 
 バイオ タイプU ZERO:VGN−UX90仕様
CPU Core Solo U1400/Core Solo U1300/Celeron M 超低電圧版423
メモリー 512メガバイト
記憶装置 16ギガバイト(フラッシュメモリー)
ディスプレー 4.5型
バッテリー持続時間
標準 約4時間(CeleronMの場合は2.5時間)/Lサイズ 約8時間(Celeron Mの場合は5.5時間)
重量 492g

 大きさは150×32×95mmで従来モデルと同じですが、重量は約28gとちょっと軽くなり、492gとなっています。このほか、HDD搭載モデルとの比較では、耐衝撃性・耐振動性で優れているとしていますが、そりゃ当たり前・・・。
 
 
 価格はCPU(中央演算処理装置)に「CeleronM」を搭載するモデルが20万9800円、「CoreSolo U1300」搭載が22万4800円、「CoreSolo U1400」が23万4800円から。さて!おひとついかがですか!
 
 
 あわせて周辺機器として、Bluetooth GPSユニット「VGP-BGU1」は、VAIO type Uと連動させることで、マンナビゲーションや写真と連動することも可能な製品で、これだけでも欲しいと思ってしまうほど魅力があります。
 
 
電池の持ち時間は「約13%」の伸び

 一方の省電力性、つまりバッテリー駆動時間は、無線LANを使いネットの参照を中心とした使い方をして、ハードディスクモデルが2時間強。公称は3.5時間だが、どのパソコンでも公称値に近くなるのは、バックライトを弱めにし、無線なども極力使わず、文書入力などCPU負荷の小さい処理をするケースが多い。ここでは、タイプUがブラウザー/プレーヤーとして適性が高く作られていることから、多少贅沢な使い方をしての計測値とした。

 対するゼロスピンドルモデル(公称4時間)は、同じ使い方でプラス15分。ソニーによれば13%のスタミナアップということだが、おおよそ、そのとおりの改善だ。数値的にみれば大幅なものではないが、実際に使っていると「10分でよいから、あともう少し持ってほしい」といった状況は、よくあるもの。ばかにならない成果というべきだろう。
 
 
 一番のメリットは「OSの起動の速さ」
 
 処理の速さはどうか。ソニーによると「アクセス速度はハードディスクの3―6倍」。もちろん、パソコンの処理速度が3―6倍になるわけではない。たとえばメールソフトなどを起動しようとしたときに、そのソフトをフラッシュメモリーからメインメモリーへと読み込むのにかかる時間が、ハードディスクから読み込まれる場合の3分の1から6分の1くらいに短縮されることが期待できるという意味だ。

 実際のパソコンの動きには、ウイルス対策ソフトによる検閲待ちや、そのソフトで使われるデバイスなどの応答待ちをはじめ、さまざまな「待ち」が介在するため、そうそう絵に描いたように速くはならない。また「待ち」のかかりかたは状況によって大きく異なるため、利用者からみて同じ操作をしていても、速く感じることもあれば、むしろ遅く感じられることもあるのが現実だ。

 それを踏まえたうえで、あくまで一例として結果を示すと、メールソフトの呼び出しではハードディスクモデルが約8秒。ゼロスピンドルモデルは約5秒。大幅な改善という印象ではないが、何度か繰り返しても、およそコンスタントにゼロスピンドルモデルのほうが速かったのは印象的だ。

 一方、より効果が感じられたのは、ウィンドウズを起動する場合だ。これも常時そのとおりになるものでもないが、次々に必要なプログラムが読み込まれ、準備完了するまでにハードディスクモデルが90秒ほど。ゼロスピンドルモデルでは45秒。理想は瞬間起動とはいえ、起動時間が短くなれば、そのぶん待たないし、正味の作業が長くできることにもつながる。これも評価すべき改善といえる。
 
 
 価格差以上のメリットを実感

 こうした結果をみると、性能や実用性は、ゼロスピンドルモデルのほうが明らかに上。携帯性でも快適さでも、フラッシュメモリーの利点がよくわかる。ディスクとチューナー以外が同じスペックで価格差が6万2000円あるのは悩みどころだが、多くの人が、同じタイプUでもゼロスピンドルモデルに気を引かれるだろう。
 
 

VGP-BGU1.jpg

SonyStyle:VAIO type U

 
 vaio_u_vgn_ux9004.jpg
 Sony Styleロゴ_124_40

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