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September 24, 2008 space
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キヤノン普通紙でも美麗なクリアインクを追加

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キヤノンがクリアインクを追加して新インクで普通紙印刷の品質を高めた6色インクシステム「PgR」(Pigment Reaction)を採用したインクジェット複合機「PIXUS MX7600」で普通紙で高品位なカラー印刷が行える?
 

canon_pixus01.jpg

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 PgRは簡単にいえば、「顔料インクで普通紙へ写真やグラフィックスをカラー印刷した際の品質を大きく向上させる技術」
 

canon_pixus_pgr.jpg

 
canon_pixus_p01.jpg インクの染み込みやすい普通紙の表面全体にこのクリアインクを塗布することで、顔料インクを用紙の表面近くで定着でき、顔料インク特有のきれいでシャープな出力を最大限引き出すことが可能になる。
 
 普通紙は印刷の前段階でクリアインク塗布用ローラーを通過し、その際にクリアインクで用紙表面がコーティングされる。次に顔料5色インクによる印刷が行われるが、クリアインクには多価金属イオンが含まれており、クリアインクでコーティングされた用紙に顔料インクが着弾すると、多価金属イオンの力で顔料インクに化学反応が起き、水分と顔料部分に分離される。水分が乾いたり紙に染み込んでなくなることで、顔料部分が用紙のより表面に近い部分で凝集沈殿し、定着する
 
 リアインク非搭載の従来機と比較して、高発色でシャープ、なおかつ耐水性や耐マーカー性にも優れるといった、純正の専用紙に近い出力が普通紙でも得られるようになった。一般的に普通紙と呼ばれる用紙はそれこそ種類が多く、紙質にも違いがある。PgRテクノロジーはそうした紙質の違いまで吸収するので、普通紙として一般的に売られている紙であれば、ほぼどんな用紙でも品質が維持されるという。。
 
 PgRは、プリンタドライバやアプリケーションの印刷設定、MX7600本体の液晶ディスプレイのメニューを使った用紙設定で、印刷する用紙に「普通紙」を指定すると自動的に働く。PgRはオフにできず、普通紙では強制的にオンになるが、普通紙を除く用紙では一切使用されない。
 
 
キヤノン クリアインク

 

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