Thermaltake BMWデザイン「Level 10」PCケース国内販売

　
　見た目は、1枚板のベースユニットに、4つのボックスを取り付けたような形状だ。そして、それぞれのボックスに、対応するパーツを収めて利用することになる。上段奥のボックスはATX電源ユニット、上端手前のボックスは5インチドライブ(ベイは3個)、下段手前が3.5インチドライブ(ベイは6 個)、そして下段奥のボックスがマザーボードおよび拡張カードとなる。
　
電源ケーブルや、ドライブとマザーボードを接続するケーブルは、右側面のベースユニット内を通すことになる。ちなみに、これらのボックスは交換できるようにはなっておらず、ベイ数を増やすなどのカスタマイズは行なえない。
　

寸法 （H x W x D）
666.3 x 318 x 614 mm
(26.22 x 12.52 x 24.17 inch)
　
内部のメンテナンスは、3.5インチベイ以外のボックスは、中央から外に向かって観音開きのように開けて行なうことになる(3.5インチベイは、ベイを引き出してドライブを取り付ける)。マザーボード部は上部が大きく開くため、拡張カードの取り付けなどはかなり楽に行なえそうだ。ただ、電源ケーブルや、ドライブとマザーボードのケーブルの接続に関しては、やや面倒になると思われる。
　
拡張ベイやマザーボード、電源などのエリア毎に区切られた「Open Compartment Architecture」を採用したフルタワーケース。3.5インチベイがヒートシンクの役割を持ち、風洞実験とエアロダイナミクス設計により効率的に放熱できるという。また、3.5インチベイはそれぞれ独立して取り外し可能だ。
　

　
System Air Cooling
120mm Fan
1. リア (排気) : 120 x 120 x 25 mm Red LED Fan,1300rpm,16dBA
140mm Fan
2. フロント (吸気) : 140 x 140 x 25 mm Red LED Fan, 1000rpm, 16dBA HDD
Air Cooling System
60mm Fan x 2
3. 4. Top (吸気) :
【HDD1】 ：60 x 60 x 15mm Silent fan, 2500rpm, 19dBA
【HDD2】 ：60 x 60 x 15mm Silent fan, 2500rpm, 19dBA
　
ファンは、フロントに140mm角×1、リアに120mm角×1、HDD冷却用に60mm角×2を備える。対応フォームファクタはATX。拡張ベイは5インチ×3、3.5インチ×6(2.5インチ共用)。拡張スロットは8基。フロントインターフェイスはUSB 2.0×4、eSATA、音声入出力。本体サイズは318×666.3×614mm(幅×奥行き×高さ)、重量は21.37kg。
　

　
　サイズは、318×614×666.3mm(幅×奥行き×高さ)と、サーバー用フルタワーケースに匹敵する大きさがある。また、重量も25kgと非常に重く、置き場所の確保だけでもかなり苦労しそうだ。そして、気になる価格は、699ドルと、PCケースとしては非常に高価となっている。サイズ、重量、価格を考えると、気軽に手を出せる製品とは言いにくいが、とにかく見た目を重視したケースが欲しいという自作ユーザーにとっては、かなり注目すべき存在になりそうだ。
　
サーマルティクとBMW Group Designworks USAと共同開発したケース「Level 10」の10月28日に発売時の価格はオープンプライスで、店頭予想価格は89,800円前後の見込み。
　　

　
　Level 10と同じ、Thermaltake創立10周年モデルとなる、80PLUS SILVER認証対応の高性能電源ユニット「Toughpower Grand」。650W、750W、850Wの3モデルを用意。
　
　
■Thermaltake VL30001N1Z
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