新生ルノーＦ１　ヴァレンシアで新車Ｒ３０を発表

　
　ルノーチームは、月曜日から始まる今シーズン初の公式テストを前に、リカルド・トルモサーキットのガレージ前でＲ３０を披露した。クビサとペトロフの手によってベールがとられたＲ３０は、伝統の黄色と黒のカラーリングが施され、昨年からチームのスポンサーを務めているトータルの赤いロゴがフロントとリアウイングのエンドプレートに入っている。
　

　
　伝統のイエローとブラックのカラーリングは、１９８０年代半ば以来となる。ロベルト・クビサのチームメイトとして、ロシア人のヴィタリー・ペトロフが起用されたが、ロシア人ドライバーがＦ１に参戦するのは初めてのことである。
　

　
　ロベルト・クビサは、２０１０年の公式プレシーズンテストが始まる中、ルノーＲ３０は２月中に改善するのが比較的容易なマシンであると確信している。クビサはＦ１から撤退したＢＭＷから今年ルノーに加入した。
　
　クビサは、ルーキーのヴィタリー・ペトロフと共に、新たな装いとなったルノーチームを率いることになったが、今から開幕戦までに、できる限りマシンを改善したいと考えている。
　
「チームは長い間新車の開発に取り組んできて、僕達が正しい方向に進んでいるのは確かだよ」とクビサは語った。「この流れを維持して、マシンを改善し続けるために、ウィンターテストを最大限に生かす必要があるんだ」
　
「僕達の優先事項はマシンをドライブしやすくすること。新しいレギュレーションに沿ったマシンはそれ程挙動が繊細ではないからね。さまざまな状況下でも常に安定しているマシンが必要なんだ」