Zodiac Palm OS 5.2搭載の本格派ゲームPDA

　Zodiacは、CPUにMotorola製のi.MX1 ARM9プロセッサを採用するとされ、メインメモリの容量に応じて、32MB版の「Zodiac 1」および128MB版の「Zodiac 2」の2モデルが用意されているという。
　
　
　 同社は、Zodiacについて、米国内では昨年から販売されているものの、海外からも数多くのリクエストが寄せられたとしており、それに応える形で今回の発表に至ったとの説明を行っている。英国ではDixons Group、韓国ではSonokong、シンガポールではECS Holdingsと、各国市場を代表するパートナー企業を通して、Zodiacの正規販売ルートが確立されたようだ。

　
　Microsoft Outlookと同期が取れるPIM機能など、Palm OSを搭載するPDAとしての使用感もさることながら、同社はZodiacを、モバイル環境でコンソール機に劣らぬ本格的なゲームを楽しめる製品としてアピールしている。　
　
　
　480×320ピクセル(ハーフVGA表示)の3.8インチ液晶ディスプレイ、ATI Technologies製の「Imageon」グラフィックスアクセラレータ、フォースフィードバックに対応した360度の全方向入力アナログコントローラなど、魅力的なスペックが紹介される。その他にも、ディスプレイは縦横両表示をサポートする、Bluetoothおよび赤外線通信機能を標準装備する、携帯電話と接続してインターネットも利用できるなど、拡張性の高さも特徴とされている。
　
　
　現時点で、対応ゲームソフトとして「DOOM II」「Tony Hawk's Pro Skater 4」「SpyHunter」「Madden NFL 2005」「Tomb Raider」などのヒット作に加え、同社が独自に用意した2本のゲームパック「Z:Pak: Adventure」「Z:Pak: Fun」など、すでに40を超えるゲームタイトルがそろっているという。
　
　
　同社CEOのPeng Lim氏は「今後数カ月で、さらなる市場拡大の可能性を見極めて、新たな国へと進出する」との方針を明らかにしている。

□ Tapwave