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December 2, 2004 space
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Make LOVE not SPAM! スパムサイトを攻撃する!

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 Lycos Europeが配布しているスパムサイトに攻撃を仕掛けるスクリーンセーバが論争を呼んでいる。
 

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  ヨーロッパ限定で「Make LOVE not SPAM!」と題したスパム対策キャンペーンを行っており、その中でスパム対策ツールとしてスクリーンセーバを配布している。このスクリーンセーバが起動すると、スパムのソースサイトに対してHTTPリクエストを発行し、さらにリクエストはスパムを製品の宣伝に利用しているサイトのデータベースへと送られる。

「数多くのスクリーンセーバが同時にリクエストを送れば、スパムWebページに負荷がかかり、パフォーマンスが低下する」と説明している。

 
 スクリーンセーバのターゲットとなるサイトは、広告スペースを販売しているサイトではないため、多くのリクエストが送られてもターゲットとなる業者の売上げにはつながらないという。

「彼らは自社製品をなるべく低いコストで販売しようとしており、通信バンド幅のコストを自分たちで支払っている。そのため、リクエストが増えれば、それだけ彼らが受け取る請求書の額が増えるだけだ」としている。

 
 
 動作中は、リクエストを発行している様子がマップで表示され、その効果や他のユーザーの参加状況が表示される。また、Make LOVE not SPAM!のサイトでも、「1.92GBのトラフィックで-85%」というように、スクリーンセーバを使ったキャンペーン効果のデータが示されている。
 

 一方、ヨーロッパ限定だったMake LOVE not SPAM!キャンペーンが次第に知られるようになり、同時に「Make LOVE not SPAM!スクリーンセーバはDDoS(Distributed Denial of Service)攻撃であり、いかなる目的であっても認められる手段ではない」というような批判が増えている。
 
 
 Lycosは、リクエストの送信先は"状態確認"を行った上で選択しており、サーバを完全にダウンさせたり、実質的にサービスを利用不能にするようなことがないように送信状況をコントロールしている点を強調。DoS攻撃には相当しないとしている。それでも、「毒をもって毒を制す」というリスクを抱えたスパム対策である点が指摘されており、今後の進展が注目される。
 
 
□Lycos Europe
  http://www.lycos-europe.com/

□Make LOVE not SPAM!
  http://makelovenotspam.com/intl/direct.html?lang=en®ion=uk

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HOMENews BlogsBroadband | December 2, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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