フジテレビ 「フジテレビ On Demand」有料VODサービス

　
　「フジテレビ On Demand」は、提携するISPやコンテンツ配信事業者を通じて提供される、オンデマンド形式の有料映像配信サービス。ブロードバンド回線に接続したPCで視聴できるほか、提事業者が提供しているSTBにも配信。テレビなどで楽しむこともできる。

　現時点でトライアルサービスの提供を予定している提携ISP/配信事業者は以下の通り。なお、対応事業者は今後も増加する予定だという。

『PC向け』

OCN
So-net
BIGLOBE
YAHOO! BB
AII
ShowTime
スカパー! BB
『STB向け』

OCN Theater
オンデマンドTV
KDDI光プラスTV
ジュピターVOD
BBTV
4th MEDIA(@niftyTV/BIGlOBE.TV/hi-ho.TV/Plala.TV/So-net.TV)
　

　
　
　
　7月下旬よりトライアルステージとして配信を開始。まず、「2005ワールドグランプリ女子バレーボール」の決勝ラウンド全15試合を配信。8月には山崎まさよし氏のライヴ「10th anniversary ONE KNIGHT STAND TOUR 2005」に加え、CS放送「フジテレビ721・739」のコンテンツである「週刊少年『』」、「みんなの鉄道」、「プラモつくろう」などを提供する。
　
　
　コンテンツの価格はISPやコンテンツ配信事業者によって異なる場合があるが、原則としてバレーボールが全15試合で525円。山崎まさよし氏のライヴは525円。CSのコンテンツは、各1話210円になる見込み。課金は提携ISP・STB事業者単位で、クレジットカードなどを使った課金、決済となる。

　配信レートは、PCの場合標準レート(500kbps)と、高画質レート(1.5Mbps)の2種類を用意。フォーマットはWMV。また、STBを利用する際は3〜6Mbps程度となる。いずれもストリーミング配信のみで、デジタル録画やコンテンツの保存などは行なえない。
　
　
　フジテレビはこれまで、「トレソーラ」へのコンテンツ提供や、「FNNニュース」の配信など、インターネットを使った動画配信を行なってきた。同社は今回の「フジテレビ On Demand」について「これまでの取り組みを経て、いよいよ本格的に開始するブロードバンドでのオンデマンド動画配信サービス」と位置付けている。