フィンランドでは、みんなの懐具合がガラス張り

フィンランドでは毎年11月に前年の納税記録が公表され、人々はお互いの懐具合に関する好奇心満たすことに耽る。新聞には2004年度の裕福な高額納税者のリズとがギッシリと掲載される。
　
　
携帯電話メールで、フィンランド国民のあらゆる人々の年収を配信するサービスを行うヴェロポーシ社は、「今日は1年で最も忙しい日だ」という以外はノーコメント。
　
　
タブロイド紙「イルタレヒティ」は24ページも増やして、どのセレブがどのくらい稼いだかを詳報した。F1ドライバーのキミ・ライコネンとサッカーのリバプールに所属するサミ・ヒーピアは海外に住んでフィンランドの世界一高い税金からのがれているため「所得ゼロの億万長者」と揶揄されている。
　
　



イルタレヒティのレイヨ・ルオカネン編集局長は「フィンランドでは年収の話はタブーなので、代わりにみんなの納税額に興味を持つのです。人に年収を聞くのは極めて無礼なことと考えられています」とコメント。


「だから納税記録の公表は、自分が他人と比べてどうなのかを知るチャンスなんです」目立つより頭を下げていることが美徳だとする伝統が残るフィンランドでは、納税額と収入の公表はちょっぴり自慢する機会でもあるのだ、と同編集局長は言う。


「大半の人は名前が公表されるのを好みませんが、中には自分の口から言わずに金持ちであると知られる方法だと思う人もいるのです」で、フィンランドで一番の金持ちはだれなのかな？

アートス・エルッコ氏。北欧最大手のメディアプレイヤー企業サノマWSOYの主要オーナーで、個人資産は1億9200万ユーロ（約270億円）だ。最高額の給与を手にしているのは米ゼネラル・エレクトリック社の重役、オリー・リーカラ氏で、年収は530万ユーロ（約7億5000万円）だ。


それにしてもヒーピアとライコネンは何位につけるんだろう？？一人は昨年のチャンピオンリーグ覇者リバプールのDF、一人はマクラーレンメルセデスのエースドライバー（今期ドライバーズランキング２位）ですからね〜。う〜む、気になる。。。