食器の出し入れが楽なオープンドーム採用の食器洗い乾燥機

　
　　食器洗い乾燥機の需要は年々漸増傾向にあるが、キッチンのサイズ・形態によっては設置できないというケースもある。そこでコンパクトタイプの2モデルは、薄型インバーターモーターの採用により、本体の高さを45.5cmに抑え、さらに開口時でも51.5cmという高さを実現。これにより、低い吊り戸棚などが設置されているキッチンでも設置することが可能なケースが増えるという。また、このようなコンパクト設計でありながら、4人用(食器点数37点)の収納スペースを確保、標準的なサイズの43cm幅のまな板や27cm径の大皿なども洗うことができるとしている。
　

　
　新製品3モデルの最大の特徴となっているのが、新たに搭載された「オープンドーム」と呼ばれる機構。前面だけではなく、ラウンドした天井部分もカバーするドアが、ワンボックスカーなどでよく見られるスライドドアのようにオープンする仕組み。オープンドーム機構の搭載で、開口面積が従来モデルよりも約10%増大した。同社によると、オープンドームの採用により、食器のセットにかかる時間が約30%短縮されたとのことだ。同社には食器洗い乾燥機のユーザーから「食器のセット性を向上させてほしい」というニーズが寄せられており、この「オープンドーム」機構はその声に応えたものだという。
　
　
　キッチンによっては食器洗い乾燥機を設置するスペースが確保しにくく、シンク部分にかかってしまうというケースもあるが、新モデルでは設置足を6脚搭載。このうちの4脚を用いることで、設置可能なキッチンの範囲を広げている。
　
　
　従来モデルで好評だった、濃縮した洗剤液の霧で一気に除菌を行う「除菌ミスト」や(NP-C1を除く)、標準コースで67分という高速性などは、そのまま継承されている。なお、取り付けには、従来モデルと同様に分岐水栓工事が必要となっている。
　
　　
　発売は6月21日を予定しており、価格はオープンプライス。市場推定価格はNP-BM1が80,000円前後、NP-CM1が70,000円前後、NP-C1が60,000円前後になるものと見られている。
　
　
■食器洗い乾燥機