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August 7, 2006 space
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F1第13戦 ハンガリーGP 決勝:バトンが悲願のF1初優勝達成!!

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2006年FIA F1世界選手権第13戦ハンガリーGPは、ブダペストのハンガロリンクにおいて決勝レースのときを迎えた。レーススタート前のコンディションは気温18℃、路面温度20℃、湿度88%で、雨は数分前にあがったものの、ハンガリーGPでは前代未聞のフルウェットコンディションとなっている。
 

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 13番手スタートだったはずのレッドブル、クリスチャン クリエンがピットスタートを選択している。そのため、15番手スタートのフェルナンド アロンソの前は空いており、彼の正面には11番手スタートのミハエル シューマッハが見えている。
 
 
 ポールシッターのキミ ライコネン、フロントローに並ぶフェリペ マッサ、ルノーのフェルナンド アロンソ、フェラーリのミハエル シューマッハはスタンダードウェット(インターミディエイト)タイヤでのスタートを選択している。
 
 
 現地時間午後2時、ライコネンを先頭に各車が水しぶきをあげながらフォーメーションラップへと向かう。ターン12でマクラーレンのペドロ デ ラ ロサがスピン!しかし、隊列に復帰する。21台のクルマがグリッドに整列し、ブラックアウトのときを待つ…。
 
 
 スタート!ライコネンがトップのまま1コーナーへ!ルーベンス バリチェロが2番手、デ ラ ロサが3番手へ浮上している!スーパー アグリの山本 左近がグリーンエリアにクルマを止めている。最終コーナーでアロンソがマッサをパス!
 
 
 オープニングラップを終えてのオーダーは、1位ライコネン、2位バリチェロ、3位デ ラ ロサ、4位ミハエル シューマッハ、5位ジャンカルロ フィジケラ、6位フェルナンド アロンソ、7位フェリペ マッサ、8位ロベルト クビサ、9位デビッド クルサード、10位ニック ハイドフェルド、11位ジェンソン バトン、12位ラルフ シューマッハ、13位ヴィタントニオ リウッツィ、14位、ヤルノ トゥルーリ、15位スコット スピード、16位佐藤 琢磨、17位マーク ウェーバー、18位ティエゴ モンテイロ、19位ニコ ロズベルグ、20位クリスチャン クリエン、21位クリスチャン アルバースとなっている。
 
 
 2周目、BMWザウバーのクビサがスピン!順位を落とすがレースに復帰する。アロンソがチームメイトのフィジケラをパス!ウェーバーがコース脇にクルマを止めている。アロンソがミハエル シューマッハに激しくプレッシャーをかけている!
 

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 4周目、アロンソが右にまわりこむターン6においてアウト側からミハエル シューマッハをパス!現在のコンディションにおいてはミシュランのスタンダードウェットタイヤの方がブリヂストンよりも合っているようだ。ターン2の出口においてデ ラ ロサがバリチェロをパスして2番手浮上!トロ ロッソのリウッツィがスピンを喫するが、レースに復帰する。
 
 
 5周目、エクストリームウェットで走行していたバリチェロがピットストップ。6.4秒でスタンダードウェットに交換してハイドフェルドの後ろでレース復帰。MF1レーシングのモンテイロがコースオフするが復帰する。
 
 
 7周目、バトンがミハエル シューマッハを1コーナーでオーバーテイク!これでバトンは4位浮上。さらにフィジケラもミハエル シューマッハに肉薄する。クリスチャン クリエンがターン3でコントロールを失いバリアにクラッシュしてリタイアとなった。マッサもスピンを喫するが、クルサードの後ろでコースに復帰。
 
 
 9周目、マッサがピットレーン手前の左コーナーでオーバーランしてハイドフェルドの先行を許す。2番手のデ ラ ロサに対してアロンソが激しくプレッシャーをかける。スペイン人同士の対決へ!ブリヂストンタイヤのトゥルーリを、ミシュランユーザーのスピードとクビサが続々とパスしていく。
 
 
 12周目、フェラーリのマッサが最初のピットストップへ。ここでチームはブリヂストンエクストリームウェットタイヤへと交換する。コース上には雨が降り始めている。リウッツィもトゥルーリをパスしていく。
 
 
 15周目、最終コーナーでフィジケラがミハエル シューマッハに仕掛け、ミハエルの右リアタイヤとフィジケラの左フロントタイヤが軽く接触!ミハエル シューマッハが順位を守る。
 
 
 16周目、2位を走行していたデ ラ ロサが最初のピットストップへ。スタンダードからスタンダードへ、左フロントタイヤが手間取り11秒以上かかってしまう。1コーナーでフィジケラがインからミハエル シューマッハをパス!しかし、クロスラインでミハエル シューマッハが抜き返しを狙うが、フィジケラの右リアタイヤと接触して左側のフロントウィングが離脱!そのミハエル シューマッハをデ ラ ロサがパス!
 
 
 17周目、トップのライコネンが最初のストップを11秒で終えて、スタンダードウェットのままコースへ。ミハエル シューマッハもピットへ。フロントウィングを交換し、スタンダードからスタンダードで12.6秒の作業時間を費やしてコースへ復帰する。
 
 
 フィジケラがコントロールを失ってバリアにサイドからヒット!一時的にコースに復帰したが、その後ストップしたようだ。クビサがフロントウィングにダメージを受けている。そのクビサがピットへ。ロズベルグがストップして、コクピットに乗ったままの状態でクレーンに吊り上げられている。
 
 
 23周目、アロンソが1分33秒498でファステストラップを記録する。一方のブリヂストンユーザー、ミハエル シューマッハのラップタイムは1分40秒台となっている。ミハエル シューマッハの後ろにラップリーダーのアロンソが接近している。
 
 
 先ほどオーバーテイクしたターン6において、今度はアロンソがミハエル シューマッハをラップ遅れにしていく。
 
 
 26周目、2位を走行していたライコネンが周回遅れのリウッツィに追突!フロント部分を大破してリタイアとなってしまった。ここでセーフティーカー導入。デ ラ ロサ、バリチェロ、クルサード、ハイドフェルド、リウッツィがピットへ。トップを走行していたアロンソ、佐藤 琢磨もピットストップを済ませる。リアを大破したリウッツィもリタイア。チームメイトのスピードもピットストップ。
 
 
 セーフティーカー先導でのオーダーは、1位アロンソ、2位バトン、3位デ ラ ロサ、4位バリチェロ、5位ハイドフェルド、6位クルサード、7位ミハエル シューマッハとなっている。ここまで同一周回。以下ラップ遅れは8位ラルフ シューマッハ、9位、マッサ、10位クビサ、11位スピード、12位トゥルーリでここまでが1周遅れ、13位佐藤、14位アルバース、15位モンテイロが2周遅れとなっている。雨はあがり、コンディションは回復へ向かう。
 
 
 32周目にレースリスタート!1コーナーでラルフ シューマッハとマッサが接触!ラルフ シューマッハがハーフスピンして佐藤と軽くヒットするが、全員そのまま走行を続けていく。ターン4でミハエル シューマッハもスピン!コースに復帰する。トップのアロンソは1周で2位のバトンに8.8秒の差をつける。
 
 
 33周目、フェルナンド アロンソが1分33秒242でファステストラップを更新。34周目にはジェンソン バトンが1分32秒954でそのタイムをさらに更新する。クビサがバトルの末にラルフ シューマッハをパスする!
 
 
 35周目、フェルナンド アロンソが1分32秒470で再びバトンを突き放す。しかし、さらに次のラップにはジェンソン バトンが1分32秒440でやり返す!
 
 
 ルーキーのクビサがフェラーリのマッサを最終コーナーでオーバーテイク!38周目、ジェンソン バトンが1分31秒928でファステストラップを更新、レコードラインはすでにドライに近い状態になっているようだ。ミハエル シューマッハが1分31秒787でいきなりファステストラップを記録!
 
 
 空には晴れ間も見え、サーキットには陽光が射しかけている。40周目の1コーナーでミハエル シューマッハがクルサードをインからパス!6番手へ浮上。真っ先にトロ ロッソのスピードがドライタイヤへ交換!ピットアウト直後の1コーナーでふらつく。まだ濡れているセクター2でもコースオフしている。
 
 
 41周目、ミハエル シューマッハが1分29秒053でファステストラップを更新。
 
 
 勢いを取り戻したミハエル シューマッハは、43周目の1コーナーでクロスラインからハイドフェルドに仕掛けるが、ハイドフェルドがなんとか持ちこたえる。チームメイトのマッサが2度目のストップを行ない、スタンダードウェットのままレースを再開する。2位のバトンもアロンソに肉薄して、その差0.8秒!
 
 
 ミハエル シューマッハが1コーナーでアウトからハイドフェルドをオーバーテイクして5位へ!ミシュランドライタイヤで走行していたスピードが再びピットに戻ってスタンダードウェットに戻す。44周目、ミハエル シューマッハが1分28秒985でファステストラップを更新。さらに次のラップで1分28秒548を記録し、4番手のバリチェロに急接近!8位を走行していたクビサが2度目のピットストップを完了、スタンダードウェットのままコースへ。
 
 
 46周目、トップのアロンソに接近していた2位のバトンが2度目のピットストップを行ない、5.5秒で作業を終えてスタンダードウェットのままコースへ。ミハエル シューマッハも同じラップでピットへ。7.9秒で作業を終えて、タイヤ交換を行なわずにピットアウト。セクター1、セクター3はほぼドライコンディションとなっており、セクター2の乾き具合を見ながらドライタイヤへのチェンジオーバーを探っていく状況になっている。トゥルーリがワイドに走行しているが、コースに復帰している。
 
 
 49周目、ジェンソン バトンが1分28秒077でファステストラップを記録し、アロンソとの差をつめていく!トヨタはドライへ!ラルフ シューマッハ、トゥルーリがともにタイヤをドライタイヤへ交換している。
 
 
 50周目、ジェンソン バトンは1分27秒884でさらにファステストラップを更新、チームメイトのバリチェロはピットストップを行ない、ドライタイヤに交換してコースイン!アロンソもピットストップを行ない、ここでドライタイヤへ。これによってバトンがトップに立つ!マクラーレンのデ ラ ロサもドライタイヤへ交換。
 
 
 52周目、ターン2でアロンソの右リアタイヤのホイールナットが外れてコントロールを失いクラッシュ!これによってアロンソは痛恨のノーポイントとなってしまう。
 
 
 残り18周でのオーダーは、1位バトン、2位ハイドフェルド(+29.0秒)、3位ミハエル シューマッハ(+2.9秒)、4位デ ラ ロサ(+16.5秒)、5位バリチェロ(+6.5秒)、6位クルサード(+7.6秒)、7位クビサ(+63.4秒)、8位ラルフ シューマッハ(+17.2秒)、9位マッサ(+11.0秒)となっている。( )は直前のクルマとの差。
 
 
 53周目、クルサードが7.4秒でドライタイヤへ交換してコース復帰。トップ走行のバトンも再びピットへ!ドライタイヤへ交換してトップのままコースへ復帰する。54周目、ペドロ デ ラ ロサが1分27秒540でファステストラップを記録する。
 
 
 55周目、2位のハイドフェルドが最後のピットストップへ。ドライタイヤに交換してレースに復帰する。ペドロ デ ラ ロサが1分25秒614でファステストラップを更新。
 
 
 57周目、ジェンソン バトンが1分25秒143のファステストラップを記録し、待望の初優勝へ向けてプッシュしていく!
 
 
 残り10周、ミハエル シューマッハはスタンダードウェットのまま走行しているが、すでにタイヤが厳しい状態になっている。3位のデ ラ ロサが一気に差をつめてきている。フェラーリはマッサがピットストップを行なってドライタイヤへ。ウェットでの走行はかなり厳しいものになっていることが伺える。
 
 
 残り8周、3位のデ ラ ロサが2位のミハエル シューマッハのテールに食らいつく!
 
 
 63周目、フェリペ マッサが1分25秒106でファステストラップを記録する。シケインでデ ラ ロサがミハエル シューマッハのイン側に並びかけるが、ミハエル シューマッハはショートカットしながら前を抑える。次のラップの同じシケインでデ ラ ロサが今度はしっかりとパスして2位へ浮上!マッサが1分24秒235でファステストラップを更新。
 
 
 65周目、マッサはさらに1分23秒516でファステストラップ更新。チームメイトのミハエル シューマッハのペースががくんと落ちている!トヨタのヤルノ トゥルーリがストップ!ミハエル シューマッハがピットストップへ。そのままリタイアとなってしまい、アロンソと同様にノーポイントレースとなってしまう。
 
 
 ファイナルラップ。HONDAのプリンス、ジェイソンバトンが114戦目にして初優勝へ、そしてホンダにとっては第3期F1活動の初優勝へ向けて最後の1周となる。
 
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 チェッカー!ジェンソン バトンがF1での初優勝を達成!2位にはマクラーレンのペドロ デ ラ ロサが続き、BMWザウバーのニック ハイドフェルドが表彰台獲得の3位、以下は4位ルーベンス バリチェロ、5位デビッド クルサード、6位ラルフ シューマッハ、7位ロベルト クビサ、8位ルーベンス バリチェロとなっている。完走扱い14台。
 
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63174.jpgGrand Prix of ハンガリー - 6 08 2006 - 決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time Points
1 J・バトン ホンダ 1:52:20.941 10
2 P・デ・ラ・ロサ マクラーレン + 30.837 8
3 N・ハイドフェルド BMW + 43.822 6
4 R・バリチェロ ホンダ + 45.205 5
5 D・クルサード レッドブル + 1 laps 4
6 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps 3
7 R・クビカ BMW + 1 laps 2
8 F・マッサ フェラーリ + 1 laps 1
9 M・シューマッハ フェラーリ + 3 laps
10 T・モンテイロ ミッドランドF1 + 3 laps
11 C・アルバース ミッドランドF1 + 3 laps
12 S・スピード スクーデリア トロ ロッソ + 4 laps
13 J・トゥルーリ トヨタ + 5 laps
14 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 5 laps
Did not finish
15 F・アロンソ ルノー + 19 laps
16 K・ライコネン マクラーレン + 44 laps
17 V・リウッツィ スクーデリア トロ ロッソ + 45 laps
18 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 51 laps
19 G・フィジケラ ルノー + 52 laps
20 C・クリエン レッドブル + 63 laps
21 M・ウェーバー ウィリアムズ + 68 laps
22 山本 左近 スーパー アグリ + 70 laps

 
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2006年F1第14戦トルコGPは、3週間の夏休みを挟んで8月27日にイスタンブールにおいて決勝レースが行なわれる。

F1グッズ

F1 フェラーリ

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F1 ルノー

F1 マクラーレン

F1 トヨタ

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