話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index F1/2007race >> space
space space
space
space
space
space
June 18, 2007 space
   space
space

F1第7戦 USA GP決勝 ハミルトンが2戦連続でポール・トゥ・ウィン!

space

F1第7戦アメリカGPの決勝はインディアナポリス・モータースピードウェイを舞台に行われ、73周のレースはマクラーレンのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで2連勝を挙げた。2位にはフェルナンド・アロンソが続きマクラーレンがワンツーフィニッシュ。3 位はフェリペ・マッサ(フェラーリ)となった。
 

f1_usa_2007061804.jpg

space

 
 よく晴れ渡る空の下、気温36度、路面温度59度、湿度34%という灼熱のコンディションで、アメリカGPの決勝が13時(現地時間)からスタート。各車1コーナーに飛び込む中、5番グリッドからスタートしたニック・ハイドフェルド、6番グリッドからスタートしたヘイキ・コバライネンが、1コーナーでキミ・ライコネンを交わし、一つずつポジションアップすることに成功。
 

f1_usa_2007061801.jpg

 
 しかしその後方ではラルフ・シューマッハーとデイビッド・クルサードが接触。クルサードはその後緊急ピットインするも、そのままマシンを降りてリタイアとなった。ラルフもリタイアに終わっている。
 
f1_usa_2007061803.jpg

 
f1_usa_2007061802.jpg オープニングラップを終えてトップ10はルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、フェリペ・マッサ、ハイドフェルド、コバライネン、ライコネン、ヤルノ・トゥルーリ、マーク・ウェーバー、ニコ・ロズベルグ、セバスチャン・ベッテルというオーダー。
 
 
 その後レース序盤はハミルトンがファステストラップをマークする速さを見せながら周回を重ねていき、13周目には2番手を走るアロンソとの差を2.9秒、その後方3番手のマッサとの差を5.4秒と徐々にリードを拡げていく。そして14周目に入ると佐藤琢磨が4コーナーでスピンを演じコースアウト! これにより琢磨は今季2回目のリタイアとなっている。
 
 
 21周目に入るとハミルトンとマッサが同時に1回目のピットイン。他の上位陣ではその翌周にアロンソ、24周目にライコネン、27周目にコバライネン、30周目にウェーバー、31周目にトゥルーリが1回目のピットインを行なっている。
 
 
 レースの約半分を終えた37周目のトップ10はハミルトン、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、ライコネン、ハイドフェルド、コバライネン、トゥルーリ、ウェーバー、ベッテルという順位。ハミルトンとアロンソの差は僅か0.7秒、3番手マッサとの差は13.6秒となり、マクラーレンの2台が圧倒的なリードを築いていく。するとその翌周のストレートでハミルトンのスリップストリームに入ったアロンソが、1コーナーの進入で仕掛ける。しかしハミルトンはこれを上手く抑え、王者にトップの座を譲らない粘り勝ちを見せるといったチームメイト同士の熾烈なトップ争いが繰り広げられた。
 
 
 40周目になると6番手を走るコバライネンが2回目のピットイン。上位陣ではその翌周にハイドフェルド、50周目にアロンソ、51周目にハミルトンが2回目のピットイン。ハミルトンは7.1秒で作業を終えると難なくアロンソの前でレースに復帰。また52周目にはマッサが2回目のピットインを行ない、レースはいよいよ終盤戦へ。
 
 
 その後もハミルトンがミスのない走りを披露してレースが進む中、55周目になるとハイドフェルドがスローダウン。また67周目には6番手を走行していたロズベルグのマシンから白煙が挙がりスローダウンと、入賞圏内を走っていた2台が揃ってリタイアという結果に。対照的にハミルトンは、最後まで貫禄すら感じさせる走りでトップでチェッカーを受け、カナダに続いて2戦連続でポール・トゥ・ウィン。2位はアロンソ、3位マッサ、4位ライコネン、5位コバライネン、6位トゥルーリ、7位ウェーバー、8位にはベッテルが入り、F1デビュー戦にして初入賞。以下9位フィジケラ、10位アレクサンダー・ブルツというトップ10だった。
 
f1_usa_2007061805.jpg

 
f1_usa_2007061807.jpgルイス・ハミルトンは、インディアナポリスでのレースで2勝目を飾ったことを非常に喜んでいる。ハミルトンは39周目にアロンソに接近され抜かれそうになったが、それでも2人の間に敵対意識はないと語っている。
 
レース後のプレスカンファレンスでハミルトンは次のように語った。「素晴らしいね!一度もドライブしたことがない北アメリカの2つのサーキットでこのようなペースで走って優勝できるなんて、最高の気分だよ。クルマの開発のためにホームに戻り、チームがどれほどの作業をしてくれたことか。彼らは素晴らしい仕事をしてくれたね。ここにいない人たちも戦略について考えてくれたし、ここは完璧なチームで花を添えられて嬉しいよ」

1回目のピットストップの後で、ハミルトンはチームメイトのフェルナンド・アロンソとメインストレートでサイドバイサイドになったが、結局は1コーナーでアロンソが譲った形になった。

ハミルトンはアロンソについてコメントした。「彼も非常によく戦ったよ。とてもプロフェッショナルにね。真ん中のスティントでは、1回目のピットストップの後で新しいタイヤセットで攻め過ぎたためにグリーンに乗ってしまったんだ。だから、彼が僕のスリップストリームに入ってきたんだよ。でも、何とか差を開いてレースに勝つためにそれを維持したんだ。リードを気付いているときは残りの15周が長く感じられたよ。でも、僕は優勝を成し遂げたんだ。とても感動的だったよ」
 

f1_usa_2007061808.jpg

 
 スーパーアグリのアンソニー・デイビッドソンは11位でフィニッシュし、開幕から7戦連続で完走を果たしている。
 
決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 L・ハミルトン マクラーレン 1:31:09.965
2 F・アロンソ マクラーレン + 1.518
3 F・マッサ フェラーリ + 12.842
4 K・ライコネン フェラーリ + 14.422
5 H・コヴァライネン ルノー + 41.402
6 J・トゥルーリ トヨタ + 1:06.703
7 M・ウェーバー レッドブル + 1:07.331
8 S・ヴェッテル BMW + 1:07.783
9 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
10 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
11 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
12 J・バトン ホンダ + 1 laps
13 S・スピード トロロッソ + 2 laps
14 A・スーティル スパイカー + 2 laps
15 C・アルバース スパイカー + 3 laps
Did not finish
16 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 5 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 5 laps
18 N・ハイドフェルド BMW + 17 laps
19 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 60 laps
20 R・バリチェロ ホンダ + 72 laps
21 D・クルサード レッドブル + 72 laps
22 R・シューマッハ トヨタ + 73 laps

 
 スーパーアグリ 対照的な結果に複雑なチーム
 
アンソニー・デビッドソン(決勝11位)
「ストレートではクルマのスピードが異なり、コーナーではウイングのレベルが異なり、おもしろいレースだったね。ウイングを使って走ることによりタイヤをセーブしたけれど、差を縮めたりストレートでクルマを引っ張ってもらうのは厳しい作業だったよ。混戦だった1コーナーやマーブルがある場所で多くのオーバーテイクが見られたね。僕にとっては素晴らしいレースでとてもたのしかったよ。グランプリをフィニッシュできたことが非常に嬉しいし、
チームにとってもホンダにとっても素晴らしい結果だったよ。最高の1日だったね」

佐藤琢磨(決勝リタイア)
「スタートは厳しく、2台のクルマに抜かれてしまったよ。ターン1では事故を避け、毎ラップオーバーテイクしていき、いくつかポジションを上げることができたんだ。その時はよかったけれど、前がクリアーになってプッシュする必要が出てきた際にトラックの汚い部分に乗ってしまい、残念なことにターン3でコースオフしてしまったんだ。僕にとってはよくない1日だったけれど、ヨーロッパでは再び力強いポジションからスタートできることを期待しているよ」
 

Pos. 名前 コンストラクターズ Tyres Points
1. L・ハミルトン McLaren Bridgestone 58
2. F・アロンソ McLaren Bridgestone 48
3. F・マッサ Ferrari Bridgestone 39
4. K・ライコネン Ferrari Bridgestone 32
5. N・ハイドフェルド BMW Bridgestone 26
6. G・フィジケラ Renault Bridgestone 13
7. R・クビサ BMW Bridgestone 12
8. H・コヴァライネン Renault Bridgestone 12
9. A・ブルツ Williams Bridgestone 8
10. J・トゥルーリ Toyota Bridgestone 7
11. N・ロズベルグ Williams Bridgestone 5
12. D・クルサード Red Bull Bridgestone 4
13. 佐藤 琢磨 Super Aguri Bridgestone 4
14. M・ウェーバー Red Bull Bridgestone 2
15. R・シューマッハ Toyota Bridgestone 2
16. S・ヴェッテル BMW Bridgestone 1
17. S・スピード Toro Rosso Bridgestone 0
18. R・バリチェロ Honda Bridgestone 0
19. A・デビッドソン Super Aguri Bridgestone 0
20. J・バトン Honda Bridgestone 0
21. A・スーティル Spyker Bridgestone 0
22. C・アルバース Spyker Bridgestone 0
23. V・リウッツィ Toro Rosso Bridgestone 0

 

space
HOMENews BlogsF1/2007race | June 18, 2007 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> パナソニック「LUMIX DMC-FX100」 1,220万画素 >> 

パナソニックが初めて男性をメインターゲットに開発したコンパクトデジタルカメラ。厚みのある奥行きや存在感のあるデザインを採用した。ボディカラーは、ブレードシルバー、ミラージュゴー...»この話題を見る…


  Previous << いびきを軽減 枕 フランスベッドが発売! << 

フランスベッドから、枕がいびきの音を検知して自動で枕を揺らしていびきを軽減させる枕「いびき軽減まくら」を、9月に発売する。希望小売価格は29,800円。家具小売店や百貨店などで... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP