F1 第12戦 トルコGP予選 マッサ2年連続ポール！

　
　Q1（1次予選）からQ3（最終予選）まで、フェラーリとマクラーレン・メルセデスの4台が終始接戦を演じていく。F.マッサはQ3最初のアタックでトップに立つと、2度目のアタックでマクラーレンのルイス・ハミルトンが塗り替えたトップタイムを1’27.329とさらに上回り、昨シーズンに初のポール・トゥ・ウィンを達成した思い出の地で、2年連続となるポールポジションをつかんだ。フェラーリにとっては、第10戦ヨーロッパGP以来今季7度目のポールとなった。わずか0.044秒差の2番手にマクラーレンのL.ハミルトンがつけ、フェラーリのキミ・ライッコネンが3番手。F.アロンソは最後のアタックをハード側のタイヤで行ない、自己ベストを更新せず4番手となっている。
　

Q1で予選を終えたのは17番手のビタントニオ・リウッツィ（トロ・ロッソ）以下、ラルフ・シューマッハ（トヨタ）、佐藤琢磨（SUPER AGURI）、セバスチャン・ベッテル（トロ・ロッソ）、エイドリアン・スーティル（スパイカー）、山本左近（スパイカー）。
　

　
Q2 セッションの開始直後は、積極的にコースへ出て行くドライバーはいなかった。開始3分を経過したところでようやくアレキサンダー・ブルツ（ウィリアムズ）がコースに向かったが、そのままピットへと戻ってしまった。Q2でまずタイムを出したのはヤルノ・トゥルーリ（トヨタ）、1分28秒368で暫定トップに立つ。その後、ライコネンが1分26秒902を出し、トップタイムをぬりかえた。しかし、アロンソが1分26秒841のタイムを記録し、Q2のトップに立つ。
　
　
Q2のトップに立ったのはアロンソ。ライコネンが2番手、ハミルトンが3番手、マッサが4番手に入っている。5番手のクビサと6番手のハイドフェルドは、同タイムを出している。
　
　
Q2 で予選を終えたのは、11位アンソニー・デビッドソン（SUPER AGURI）、12位マーク・ウェバー（レッドブル）、13位デビッド・クルサード（レッドブル）、14位ルーベンス・バリチェロ（HONDA）、15位ジェンソン・バトン（HONDA）、16位アレキサンダー・ブルツ（ウィリアムズ）の6名だった。
　

　
Q3開始時の路面温度は49度。ライコネンを先頭に、セッションのスタートを待つおなじみの行列が早くからでき上がる。まずは、マッサが1分27秒520でトップに立った。残り3分を切り、タイヤを交換して最後のアタックに向かう10人のドライバー。ポールポジションをかけ、一秒たりとも目が離せない状況となった。
　
　
最後のアタックは、ハミルトンが一時トップに立ったものの、マッサが1分27秒329で再びトップを奪った。マッサは、昨年のトルコGPでもポールポジションを獲得している。
　

Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 Ｆ・マッサ フェラーリ 1:27.329
2 Ｌ・ハミルトン マクラーレン 1:27.373
3 Ｋ・ライコネン フェラーリ 1:27.546
4 Ｆ・アロンソ マクラーレン 1:27.574
5 Ｒ・クビサ ＢＭＷ 1:27.722
6 Ｎ・ハイドフェルド ＢＭＷ 1:28.037
7 Ｈ・コヴァライネン ルノー 1:28.491
8 Ｎ・ロズベルグ ウィリアムズ 1:28.501
9 Ｊ・トゥルーリ トヨタ 1:28.740
10 Ｇ・フィジケラ ルノー 1:29.322
11 Ａ・デビッドソン スーパー アグリ 1:28.002
12 Ｍ・ウェーバー レッドブル 1:28.013
13 Ｄ・クルサード レッドブル 1:28.100
14 Ｒ・バリチェロ ホンダ 1:28.188
15 Ｊ・バトン ホンダ 1:28.220
16 Ａ・ブルツ ウィリアムズ 1:28.390
17 Ｖ・リウッツィ トロロッソ 1:28.798
18 Ｒ・シューマッハ トヨタ 1:28.809
19 佐藤 琢磨 スーパー アグリ 1:28.953
20 Ｓ・ヴェッテル トロロッソ 1:29.408
21 Ａ・スーティル スパイカー 1:29.861
22 山本 左近 スパイカー 1:31.479