サイボウズがコミュニティ開設！日本国内有数のグループウェアが

　
　このサイボウズコミュニティは、サイボウズの「リレーション・マーケティング」を強化する新たな事業戦略として位置づけられていますが、確かに他社のアプリケーションなどでは製品に関するサポートを行なうだけだったり、ブログを通じた一方的なプロモーションや良いことだけを告知する媒体的なサイトの運用が目立つ中で、コミュニティは新たなサポート方法として今更ですが新鮮です。そう言えば。昔はこの手のコミュニティが沢山あったのに・・・どうしちゃたんでしょう？？
　
　
　このサイボウズコミュニティではサイトの参加者同士で疑問を解決することのできる「Q&A」を用意していたり、特定の話題に関して意見交換ができるユーザー間の「コミュニティ」を行なう場や、サイボウズが注目の話題を発信する「特集」などのコンテンツが用意されるなど、全国に広がるユーザーを緩やかに結びつける思索が、閉鎖的な他社に比べても開放的に感じます。
　

　
　このサイトを通じて、ユーザー同士で現在抱えている悩みや疑問などを相談して、問題の解決することができるのは、閉鎖的な環境で自分の技術力だけを信じるアプリケーション開発の現場への刺激にもなるでしょう。またノウハウの蓄積やユーザーの声を直接受け取ることができるため、利用者無視になりがちなシステム開発の現場の改革にも繋がるかもしれません。
　
　
　もちろんユーザー任せではなく、サイボウズ社員がコミュニティに積極的に参加して質問にコメントしたり、製品の活用方法や活用事例、トラブルの解決方法などの情報を提供していく予定とのことで、全国に広がる支持者の多いサイボウズ製品ならではの施策なのでしょう。
　
　
　会社からの一方的な宣伝文句だけではなく、実際の利用者がコミュニティの情報を参考にすることで、導入後の不安やより製品の良い点・悪い点を理解することができ、ユーザーはさらに製品の知識と活用頻度を高めることが可能で、最終的には業務効率の向上を目指す会社を多くのユーザーが応援することができるようになることを目指しているそうです。
　
　
　今後は、同社の企業サイトやユーザー向けメールマガジン「サイボウズ通信」でサイボウズコミュニティについて紹介するなど、プロモーションにも力を入れ、運営開始から1年間で6000人以上のユーザー登録を目指すなど、アプリ開発会社としては異例の活動にも注目できそうです。
　
　

　　　　　■ http://cybozu.kanshin.jp/