竹取物語の主人公、かぐや姫は使者に迎えられて月へ向かったのではなく、富士山に登ったぁ。。。各地のかぐや姫にまつわる伝説の中でも、富士市説では、「かぐや姫が富士山に登る物語」が伝わっていたが、その伝説の根拠となる資料「富士山大縁起」が地元で見つかり、富士市立博物館(同市伝法)で開催中の企画展「富士山縁起の世界」で公開されている。
この文書は、富士市の今泉の日吉浅間神社(六所芳和宮司)の蔵に保存されていた「富士山大縁起」。約4万点に上る六所家旧蔵資料の寄贈を受けた同館が調査中に見つけた。六所家は明治初めまでは寺院「東泉院」だった。正別当(僧職者)が848年、原本から書き写したものを1546年に正別当が見つけ、書写した。かぐや姫は「赫夜姫」とある。
富士山縁起の世界−赫夜姫(かぐやひめ)・愛鷹(あしたか)・犬飼(いぬかい)− 平成22年3月13日(土)〜5月16日(日) 富士山縁起とは、富士山や富士山信仰に関する縁起・霊験譚をまとめて編集した縁起書の総称です。制作された場所や内容によって、村山修験系統(富士宮市)、下方五社系統(富士市)、富士山本宮浅間大社系統(富士宮市)、駿府浅間神社系統(静岡市)など、様々な内容をもった諸本が知られています。 富士市は赫夜姫(かぐやひめ)の物語の舞台として、現在まで語り継がれてきた場所のひとつですが、富士市の赫夜姫伝説の大きな特徴は、富士山信仰と密接に絡み合って伝えられてきたことにあります。 今回の企画展では、富士市に伝わる赫夜姫の物語を富士山縁起を通じて紹介いたします。また、様々な諸本が伝えられている富士山縁起の世界を一堂に会し、比較・検討する機会といたします。 富士山縁起の世界は多彩です。皆様もこの機会に昔話の世界へタイムスリップしてみてはいかがですか。 ■富士市立博物館