話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index Comics本/Books >> space
space space
space
space
space
space
November 17, 2010 space
   space
space

「ラブひな」全巻無料公開へ 現役人気漫画「ネギま!」赤松健氏が業界をひっくり返す!

space

現役でしかも人気作家の赤松健さんが、業界ちゃぶ台返しの大技を繰り出してきました。大技は突然決まるもの!?週刊少年マガジン(講談社)に「ネギま!」を連載中の現役作家が出版関係者が手をこまねいていたデジタル配信に自身の作品「ラブひな」などで知られる人気漫画家の絶版漫画を無料配信し、広告収益を作者に還元するビジネスに乗り出しました。これには出版社も文句言えませんね…
 
 このほど、ブログで計画を発表。新会社「Jコミ」を設立、社長に就任した。
 

LOVEHINA_netlab_01.jpg

space

 
 Jコミは“絶版マンガの図書館”。スキャンされた漫画を一般ユーザーから収集し、作者の許諾を得て広告を挿入した上で、DRMフリーのPDFファイルとして無料公開、広告収益を作者に還元する。絶版漫画に限定しているため「既存の出版社とは競合しない」している。
 
専用サイト「Jコミ」を11月26日にオープン。まずは実験として「ラブひな」全巻(1〜14巻)を無料公開し、広告のクリック数などを検証する。
 

lovehina_netlab_02.jpg

 
 漫画をスキャンしたJPEGファイルをZIPでまとめてアップロードすると、自動で広告をはさんでPDF化するシステムを用意。ネットに流通している漫画のZIPファイルをユーザーにアップロードしてもらうことで、「ニコニコ動画やYouTubeみたいに、どんどん『絶版マンガ図書館』が大きくなっていくのでは?!」と赤松さんは期待している。
 
広告が5000回クリックされた場合、広告1ページ当たり10〜30万円ほどの収入があると試算。1作品(1巻)当たり70〜80万円ほど稼げるとみる。「ラブひな」の配信実験で広告クリック数などを検証し、本格展開を考えていく。サイトについての漫画家からの意見も募っている。
 
赤松さんは、漫画をスキャンしたファイルがネット上で違法に流通していることに頭を悩ませてきたという。昨年ごろからは、赤松さんの作品を「Winnyで落として読みました。面白いです!」というメールも届くようになり、「どうやら、皮肉ではなく、本当に面白いと感じて下さったようで、作者としては複雑な心境」と告白にどう答れば サンドウィッチマン伊達さん、悩みをブログに、「飢えて死にます」――「黒執事」作者、ファンからの「海外動画サイトで見た」メールに苦言)。
 
特に絶版本で問題が大きいと指摘。「新刊なら、出版社が違法サイトを差し止めすることもありますが、絶版のマンガだとぶっちゃけ違法流通し放題」なためだ。こういった状況を「何とか変えられないか」と、広告モデルでの漫画配信を発案したという。
 
「最終的には、日本のあらゆる絶版マンガが集まって、『日本の誇るマンガ文化を守り、正しく未来に残す』一助になったら良いな・・・とか思ってます」
 
 
(株)Jコミの中の人
 

space
HOMENews BlogsComics 本/Books | November 17, 2010 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> ヤァ!ヤァ!ヤァ!♪ビートルズがiTunesにやって来た~! >> 

ヤァ!ヤァ!ヤァ!♪「すべてを変えたバンドが、iTunesにやって来た」、初代iPodが発売されてからちょうど9年になる11月17日、「この日が忘れられない日になるだろう。」と...»この話題を見る…


  Previous << Facebook「Social Inbox」新メッセージサービスを発表 << 

Facebookの最高経営責任者を務めるMark Zuckerberg氏は米国時間11月15日、期待されていた同社メッセージングシステムの改修を記者会見で発表する際、このように... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP