『Apple TV』と802.11n対応の『AirMac』が登場！

　
　同期は1台のコンピュータとの間で可能。それ以外の最大5台のコンピュータからApple TVに保存したコンテンツをストリーミング再生できる。また、iTunes Storeから購入した著作権保護が施された動画や音楽コンテンツの再生にも対応。ただし、ゲームコンテンツは利用できない。
　
　
　HDD容量は40GBで、コンテンツの保存が可能な容量は約33GB。無線LAN機能は、IEEE 802.11n ドラフトに対応し、IEEE 802.11a/b/gとの互換性を持つ。また、有線LANインターフェイスとして、10BASE-T/100BASE-TX×1ポートを搭載する。CPUには、Intelプロセッサを採用した。
　

　
　対応するフォーマットは、映像がH.264、音声がAAC/MP3/Apple Lossless/AIFF/WAVで、画像がJPEG/BMP/GIF/TIFF/PNG。入出力端子は、最大1080iでの出力が可能なHDMI、コンポーネント映像、光デジタル音声、アナログ音声、USB 2.0ポートを備える。本体サイズは197×197×28mm（幅×奥行×高）で、重量は1.09kg。対応OSはWindows XP SP2、Mac OS X 10.3.9以降で、iTunesは7.1以降。
　
　
　無線LANアクセスポイント「AirMac Extreme」を2月に発売する。
　「Apple Store」での販売価格は21,800円。
　


　
　既存のAirMac ExtremeベースステーションはIEEE 802.11b/gのみのサポートだった。
　
　今回の発表で、新たに5GHz帯域で通信するIEEE 802.11aと、現時点でドラフト(暫定)となっている。ちなみに現在、日本で販売されている同種の製品では理論上の最大転送速度が130Mbps程度。
　
　
　AirMac Extremeは、IEEE 802.11nドラフトに準拠した無線LANルータ。3本の送受信アンテナを装備しており、送受信時に複数のアンテナを利用する技術「MIMO」を利用する。MIMO(マイモ)技術を使った高速通信規格“IEEE 802.11n”に対応した。通信速度に関して、現時点でアップルは“5倍”と公表しているが、具体的な数値は示していない(外部リンク)。IEEE 802.11gと比較して伝送速度が約5倍、通信範囲が約2倍に拡大されているという。また、IEEE 802.11a/b/gとの互換性も持ち、IEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gの同時利用にも対応している。
　
　
　セットアップを簡易化する「AirMacユーティリティ」や、Windows上からBonjourが利用可能となる「Bonjour for Windows」といったユーティリティが付属。機能面では、PPPoE接続をサポートするほかVPNパススルー（PPTP、IPSec、L2TP）などを搭載。セキュリティ面では、40/128bitのWEP、WPA、WPA2、IEEE 802.1Xなどをサポートするほか、ユーザーや時間ごとにネットーワーク接続の管理が行なえるアクセスコントロール機能も搭載する。
　
　
　本体サイズは165×165×34mm（幅×奥行×高）、重量は753g。
　
　
　その他には、スティーブ・ジョブズは基調講演の最中、Apple TVのデモやiPhoneの紹介で、とにかくよくビートルズの曲やアルバムを選んだ。ビートルズ(Beatles)だが、アップルとビートルズの持つレコード会社“Apple Corp.”は、つい最近まで商標問題で争っており、当然、ビートルズの曲もiTunes Storeでは売られていない。
　
　
　ここへ来ての社名変更やビートルズの曲を使ったデモは、ビートルズとの和解、そしていよいよ音楽業界最強のコンテンツと言われるビートルズの楽曲がiTunes Storeで販売されるという伏線かもしれない。
　
　

　
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