ソニー・安藤社長は、ウォークマン ２５周年の場で「 HDDウォークマン は半年、1年でiPodを追い抜く」といっていますが、これは販売台数の事でしょうか？それとも不信の音楽ダウンロード販売のconnectがこの「NW-HD1」の発売で１億曲以上ダウンロードされると言う意味でしょうか？
※ ちなみにこの発表を披露した際、ソニー・安藤社長はこの重要なガジェットを上下逆さまに持ってしまったそうです。これが何を暗示しているのか、後日これが悪い予兆だっとならなければいいのですが。。。
ソニーが発表した、「NW-HD1」の概要は1.8インチハードディスク内蔵したポータブルオーディオプレーヤーで、現時点では世界最小・最軽量のコンパクトサイズを実現していて、約30時間の長時間連続再生が可能な20GBハードディスクプレーヤーとなるようです。そのネーミングも“ネットワークウォークマン”と冠した「NW-HD1」を7月10日に発売します。
本格的なブロードバンド時代となり、SONYは自社でHDDを製造していないことから利益や商品の差別化で完全に出遅れていたが、春にUSで立ち上げたオンライン音楽配信サービス(connect)を活用して、好きな音楽をダウンロードするビジネスを構築して、準備万端の発表となったようです。
しかし、出遅れたこの１年で音楽のダウンロード販売の世界が拡がり、Apple iPodに代表されるハードディスク内蔵タイプが大容量記録のニーズの高まりとともに拡大してきたことからも、いかに「小型・軽量」「スタミナ」「高音質」「操作性」そして「堅牢性」を兼ね備えたといっても、日本以外での売上は厳しいのではないでしょうか？SONYの代名詞である「ウォークマン」を冠してモデルを発売したわけですから、MDのように日本でしか売れない商品にならないよう、世界市場に切り込んでほしいものです。
この製品は、本体素材に頑丈かつ高級感のあるマグネシウム合金を採用し、幅89.0×高さ62.1×奥行き13.8mm、質量約110gの世界最小・最軽量ボディを実現。
一点残念な所が、音声の圧縮にSony独自のの高音質音声圧縮技術「ATRAC3plus方式」を採用したことで、確かに圧縮技術としては音楽に特化した方式なので高音質のまま記録できるようですが、今のブロードバンド時代でSonyだけが音楽ファイルを提供してうる訳ではないので、VAIOpocketの時にも感じましたがとても残念に思います。
HDDには、大容量20GBハードディスクに最大約1万3000曲（CD約900枚）の音楽を記録でき、手持ちのCDや音楽ダウンロードサービスからパソコンに取り込んだ楽曲を、ATRACK3plusに再変換して転送することも可能なので、Sonyはいい？と思っているのでしょう・・・まあライセンスの問題もあるので、その分製品が安いのであればいいのですが、他社を見ても違いは無いことからも、コーデック分のライセンスが浮いたのはSonyの儲けとなるのでしょうか。。
HDDプレーヤーの弱点の衝撃に弱いというハードディスクオーディオプレーヤーを克服するため、「Gセンサー（重力加速度センサー）」と「耐衝撃ダンパー」を搭載。大切な曲が記録されたハードディスクを保護する機能も盛り込んでいる辺りは、さすがソニーですかね。
このほかの特徴は、(1)新開発の低消費電力回路を採用し、ハードディスクオーディオプレーヤーでありながら、約30時間の長時間連続再生を実現、(2)優れた操作性の十字キーを採用し、片手で簡単に本体操作が可能、(3)充電対応USBクレードル付属、(4)パソコンの外部ストレージとしても使用可能――など。
なお、自動転送機能を搭載したソフトウェア「SonicStage Ver.2.1」を付属しており、パソコンでの音楽データの活用を「音楽を取り込む」、「マイライブラリ」、「音楽を転送する」という3つのパターンに集約し、快適操作を追求した。プルダウンメニューから直接音楽配信サイトへアクセスし、「SonicStage」上で楽曲の試聴やダウンロードを楽しむことができる。また、大量の曲を簡単・快適に転送できる「自動転送」機能では、本体を接続するだけでパソコンの「マイライブラリ」上の未転送の曲を自動検知しリストアップし、クリック操作で転送できるようになっている。
価格はオープンで、市場推定価格は5万3000円前後。カラーは、シルバーとブラック。
しかし、戦略の遅れもありますが、今回発表されたNW-HD1を始め、VAIO Pocket（VGF-AP1）、ポータブルビデオプレーヤーPCVA-HVP20など、HDDを搭載したポータブルデバイスをいくつもリリースしていて、その操作性や扱えるファイルのフォーマットも全く統一性がなく。それぞれに特徴はあるものの、“HDDを搭載したメディアプレーヤー”である点は共通しいるため、ユーザーや販売店ですら違いを判らないと思います。
さて、１年でどんな基準でApple iPodを抜くのか、このブログは残しておきますので、楽しみに結果待ちましょう。。
＜＜UPDATE：20040928＞＞
シルバー、ブルー、ピンクのカジュアルカラーを採用した２０ＧＢハードディスク内蔵“ ネットワークウォークマン ”『 ＮＷ−ＨＤ２ 』発売
【 多彩なカラーバリエーションを採用 』
フレッシュ＆ライトな３カラーバリエーション
本機はカジュアルテイストカラーの３色を採用。スタイリッシュで洗練された＜シルバー＞、彩り鮮やかでファッショナブルな＜ブルー＞・＜ピンク＞の３色を取り揃え、幅広い層のお客様にご使用していただけるネットワークウォークマンです。また、液晶バックライトには、新カラーのブルーを採用しました。
＊１：現行機種『ＮＷ−ＨＤ１』の液晶バックライトカラーはグリーン。
＜＜UPDATE：20041130＞＞
ソニー、VAIO pocketやネットワークウォークマンがMP3をサポート
ソニーは、20GBのHDDを搭載したポータブルオーディオプレーヤー「VAIO pocket（VGF-AP1）」について、MP3ファイルを直接転送・再生できるなどの新機能を追加するアップデートプログラムを12月24日に無償公開する。あわせて、HDD搭載のネットワークウォークマン2モデルについても、MP3の転送機能を追加する有償アップグレードを11月30日より実施する。
VAIO pocketでは、これまで転送ソフト「SonicStage」などを利用してファイル転送する際に、MP3形式の音楽ファイルはATRAC形式に変換されていた。今回の新機能追加により、MP3ファイルの直接再生が可能となった。
また、ギャップレス再生にも対応するほか、高速スクロール機能や画面デザインの着せ替え機能も追加。加えて、本体動作の高速化が図られるなど合計34項目の機能が向上する。
ネットワークウォークマン2モデル「NW-HD1」と「NW-HD2」向けに実施される有償アップグレードは、日本国内に在住するユーザーが対象のサービス。アップグレード費用は送料を含め合計2,000円で、製品返送時に支払いを行なう。
製品をアップグレードすることで、VAIO pocketと同様にMP3形式ファイルの直接転送および再生をサポートする。加えて、デジタルサウンドプリセットモードの追加や再生時の画面変更されるほか、NW-HD1ではSound EQ設定時の音レベルの設定変更、シャッフル再生時の仕様変更が行なわれる。
アップグレードサービスは専用の電話窓口から申し込みが可能で、指定宅配業者に製品引き渡し後、約10日間で返送されるという。なお、製品返送時には転送ソフトウェア「SonicStage Ver.2.3」を収録したCD-ROMなどが同封される。
＜＜UPDATE>>
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