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July 1, 2004 space
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NASA土星探査機カッシーニ7年近い長旅の末土星に到着!

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米国と欧州の土星探査機カッシーニが7年近い長旅の末、米東部時間30日深夜(日本時間1日午前)、土星の周回軌道に入るための減速を開始した。史上初めて土星を周回しながら、土星の輪や多くの衛星を4年間にわたり探査する。来年初めには小型探査機を土星最大の衛星タイタンに下ろし、地球に生命が誕生した謎の解明に役立つデータを集める予定。
 

NASA土星探査機カッシーニ
35億キロ彼方の映像は神秘的

 

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 カッシーニは、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)などが97年10月に打ち上げた。地球や金星、木星の重力を利用して針路変更(スイングバイ)し、約35億キロ!を飛行してきた。
 
 
 米東部時間30日午後10時36分(日本時間1日午前11時36分)、エンジンを噴射して徐々に減速したのを確認した。土星の重力圏に捕らえられ、土星を周回する軌道に入る。
 

200407021a.jpg

 
 土星探査は米国のパイオニア11号(79年)、ボイジャー1号(80年)、同2号(81年)に続いて4機目。過去3機は通過しただけだったが、カッシーニは08年夏まで土星を76周し、既知の31個の衛星のうち7個に52回にわたって接近する。搭載した分光計やレーダーなど12種類の機器で土星の大気や磁気圏の様子、衛星の環境を調べる。
 
 
 土星最大の衛星タイタン(直径約5000キロ)には45回接近して詳細に探査する。タイタンは窒素主体の1.5気圧の大気があり、生命発生のもととなるメタンなどの炭化水素がわずかに含まれるため、原始地球の大気に似ている可能性がある。
 
 
 カッシーニは六つの観測機器を載せたESAの小型探査機ホイヘンスを12月に切り離し、翌1月にタイタンの大気圏に突入させて、ガスや浮遊物質などを分析する。地球で生命が誕生した化学的な過程を探る計画。
 
200407022.jpg
 
 
<<UPDATE>>土星の輪:紫外線画像をNASAが公表
 
 米航空宇宙局(NASA)は7日、土星探査機「カッシーニ」が撮影した土星の輪の紫外線画像を新たに公表した。
 
20040709k0000e040039000p_size5.jpg

 
 実際に目に映る様子とは違うが、輪から出ている波長の違いから、その成分の違いを色分けして示した。赤い部分は岩石やちりでできており、青っぽい部分は氷などが主成分になっている。
 
 土星の輪が形成されたメカニズムはまだよく分かっていない。氷状の天体が土星にとらえられ、バラバラになったなどの説が提案されている。今回の写真は、輪の起源の解明に役立つと期待される。
 

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HOMENews BlogsSpace | July 1, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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