F1映画 『ヴィルヌーヴ』 2007年公開予定

　
　1997年のワールドチャンピオンであり、現在はザウバーチームでドライブするジャックはその映画において、父親のシーンも含めてほとんどのドライビングシーンを実際に担当することになるという。さらに、ジャックは映画のシナリオのアドバイスプロディーサーも務めるという。
　
　
　原作のタイトルはジャーナリスト、ジェラルド・ドナルドソンの書いた「Gilles Villeneuve: The Life of the Legendary Racing Driver」で、「シナリオライターはもっとハリウッドスタイルにするために、いくつかの要素を変更しなければならないだろうね」と、ガゼッタ デッロ スポルト紙に対して語っている。
　
　
　ジャックは、主演俳優はまだ選出されていないが、レオナルド ディカプリオになったとしても文句はないと述べている。また、今回の映画によって、ジャックと父親のジルがお互いを慕っていなかったという噂がさらに打ち消されることを願っているという。
　

　ジャックの父であるジルは英雄ドライバーとして多くのファンを魅了したが、１９８２年にフェラーリをドライブしていた際に事故に遭遇し、ジャックが１１歳のときにこの世を去った。
　
　
　「あれほど愛された人の息子であることを誇りに思っている。父はボクのヒーローだったけど、ボクが父ではないということをハッキリさせることが重要だったんだ」
　
　
　1982年、ワールドチャンピオンを目指していた伝説のドライバー、ジル・ビルヌーブは予選中の悲劇的な事故によって命を落とした。映画はその15年後、息子のジャック・ビルヌーブがヘレスでワールドチャンピオン決定戦に臨むところから始まる。そこから父、ジルの物語が始まり、誰よりも技術に長け、とてつもなく大胆不適だった彼の生涯を振り返る構成だ。