話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index Space >> space
space space
space
space
space
space
December 1, 2005 space
   space
space

今度こそ宇宙人を探し当てる!? SETI@homeが新システムに完全移行へ

space

宇宙人探しで有名な、米国カリフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)を拠点にして、地球外知的生命体の探索を目的に進められている「SETI@home」(Search for Extraterrestrial Intelligence at Home)プロジェクトは、昨年よりテスト運用を開始した新ソフトウェアによるシステムへ、来月から完全に移行する方針を正式発表した。
 

logo_small.png

space

 
 SETI@home の科学
 
 SETI(地球外知性の探索)は、地球外の知的生命を検出することを目標とする、科学の一分野です。 このうち、radio SETI(電波によるSETI)として知られる手法では、電波望遠鏡を使って宇宙からの挟帯域電波信号に耳を傾けます。 このような挟帯域信号は自然に発生するものではなく、もし検出できたなら、地球外テクノロジの存在の証拠になるでしょう。
 

set_home.jpg

 
 電波望遠鏡で受信した信号のほとんどは雑音からなっています。 (天体を源とする雑音もあれば、受信機の電子機器から生ずる雑音もあります)。 そのほかにに、人間が発した信号、たとえばテレビ局やレーダー、人工衛星などの信号も混ざっています。 現代の 電波による SETI プロジェクトは、受信データをデジタル処理します。 計算処理の能力がたくさんあれば、 より広い周波数に渡ってより高い感度で探索ができるようになります。 そういうわけで、電波による SETI は計算能力を果てしなく求めます。
 
 
 いままでの 電波による SETI プロジェクトでは、大量のデータ解析をするために、電波望遠鏡の近くに設置した特殊用途スーパーコンピュータを使っていました。 1995年に David Gedye が、インターネットで互いに繋がれた多数のコンピュータによって構成される仮想スーパコンピュータを使って、電波による SETI の計算処理をすることを提案しました。 そして彼は、 SETI@home プロジェクトを組織し、この着想を追求したのです。 SETI@home のそもそもの開始は、1999年の5月でした。
 
 
 昨年6月、SETI@homeは、これまで提供してきた専用プログラム「SETI@home Classic」とは異なった、オープンソースで開発されたプラットフォーム「BOINC」(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing)をベースとする新プログラム「SETI@home/BOINC」の提供を開始。登録ユーザーに対しては、同じアカウントのままSETI@home/BOINCへと移行することを促して、新システムの安定性などをチェックしてきたという。すでに今春からは、新規登録ユーザーの受付をSETI@home/BOINCのダウンロードのみ対象とする方針が採用されていたようで、今回新たに、来月15日にはSETI@home Classicによる運用を終了することがアナウンスされた。
 
 
 SETI@home/BOINCは、Windows / Linux / Solaris(SPARC) / Mac OS Xのマルチプラットフォームに対応。旧バージョンのSETI@home Classicと比較して、より柔軟なデータアーキテクチャを採用した拡張性に富む特徴を備えるとされている。また、地球外知的生命体を探索する際、有力候補とされる電波信号データの再観測・解析作業にスムーズに対応できたり、これまでとは違ったタイプの電波信号データを解析する新アルゴリズムを自動的に追加できたりするなど、今後のプロジェクトの発展にも期待できそうだ。一方で、BOINCをベースにした、SETI@home以外のプロジェクトに同時参加できる性能も備わっており、ユーザーは、各プロジェクトへの参加度を自由に設定して、グリッドコンピューティングによる研究の世界を効率的に広げていけるという。
 
 
 「未知との遭遇」最初の通報先はどこに?
 
 宇宙人を見つけたら、最初に知らせるところはどこ?

 宇宙人からの信号を探す「地球外知的生命体探査(SETI)」に参加する国内の研究者ら66人が4日、兵庫県立西はりま天文台(同県佐用町)に集まり、宇宙人と“コンタクト”できた場合に通報する日本の「国家当局」をどこにするかを話し合った。

 国際天文学連合(IAU)の原則では、発見時は確実な信号だと判断されるまで公開は厳禁で、発見者は「関連する国家当局」に連絡することになっている。

 話し合いでは、国立天文台や総務省などが候補に挙がったが、「当局が情報を独占して事実を隠ぺいしてしまうかもしれない」とIAUの原則に疑問を投げかける声が相次いだ。


 
 SETI@home(ブラウザーの言語設定を自動で判別して、日本語が表示されます)
 logo7.gif
 http://setiathome.berkeley.edu/
 
 UC Berkeley
 http://www.berkeley.edu/
 

space
HOMENews BlogsSpace | December 1, 2005 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> Skype認定 Bluetoothヘッドセットが発売 >> 

今更とは思いますが、Motorola製BluetoothヘッドセットがSkypeをベースとしたIP電話(VoIP)サービス「Skype」へ正式対応するハンズフリーソリューション...»この話題を見る…


  Previous << iPod shuffle用首掛けスピーカー << 

グリーンハウスから、アイデア商品とも思える持ち運びできて、しかも首掛から掛けることのできるiPod shuffle用ポータブルスピーカー「GH-SP-125W」が12月に発売に... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP