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February 10, 2006 space
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Windows Vista 「Aero Glass」は、新しいユーザーエフェクト

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Windows Vistaの機能でもっともユーザーに注目されるだろう機能は新しいユーザーエフェクト「Aero Glass」の対応だろう。そのAero Glassは、Windows Vistaの上位のSKU(Stock Keeping Units)でイネーブル(有効)にされる。つまり、「Windows Vista Home Premium Edition」のような上位SKUを採用しようとしたら、Aero Glassをサポートできるシステムにしなければならない。
 

vista_spider01.jpg

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 Aero Glassは3Dグラフィックスベースで、下層のAPIはDirectX 9(正確にはDirect3D9)を使う。グラフィックスハードウェアの3Dアクセラレーションを使うことを前提としており、一定水準以上の3Dパフォーマンスを要求する。つまり、高い3Dグラフィックス性能と機能が要求される。
 
 
 問題は、それぞれのハードの3Dグラフィックス性能&機能がAero Glassに対応できるかどうかの判断の基準が、まだ確定していないことにある。Microsoftは、「Windows System Assessment Tool(WinSAT)」と呼ばれる、Windows Vista向けのシステムやコンポーネントの性能や機能を評価するツールを配布している。また、システムベンダーや、ボードやデバイスのベンダーに対して、Aero Glassの要件のガイドラインの概要も伝えつつある。
 
 
 しかし、WinSATはまだ最終バージョンになっておらず、そのため、自社または採用予定のグラフィックスハードが、Aero Glassレディかどうかの最終判断ができない。複数の情報筋によると、元々は今秋末頃には評価が決定する予定だったのが、現在は2006年1月までずれこんでいるという。さらに、Microsoftの要求スペックのハードルが非常に高いため、コストを抑えて実現することが難しいと言う。「Aero Glassに必要なスペックは極めて高く、Microsoftはそれを今秋になって突然言ってきた。それで、皆大あわてになっている」とある業界関係者は、Microsoftからのアプローチのマズさを指摘する。
 
 
 モバイルではハードルが高いAero Glass対応

 MicrosoftがAero Glassで512MB以上のメモリが必要だとしている点も問題だと多くの業界関係者が指摘する。UMA(Unified Memory Architecture)の場合には、メインメモリとは別に512MBが必要とされているという。「この仕様は、どのPCにも1GBメモリを搭載しろと言っているのと同じこと。それは、現実的に考えてまだ難しい」とある業界関係者は言う。
 
 
 もっとも、3Dグラフィックスの観点から言えば、Aero Glassレベルのグラフィックスを実現するのに512MB程度という条件設定は不思議ではない。Aero Glassが高解像度で重なるウインドウを全て別サーフィスで描画することを考えれば、かなりのメモリが必要となるからだ。また、ハイエンドのディスクリートGPUは512MBへシフトしつつあり、DRAMのグラニュラリティ(生産粒度)的にも512MBは近い将来に当たり前となる。3Dグラフィックス側から見ると、512MBはAero Glassでは納得できるスペックだ。
 
 
 今回の件で重要なのは、MicrosoftとそのOSにおけるGPUの位置の変化だ。今回のWindows Vistaでは、MicrosoftはGPUのスペックを要求項目として含めただけでなく、そのパフォーマンスレベルも厳しく要求しようとしている。また、将来的にOSとともに、GPUの要求スペックもどんどん引き上げて行こうとしている。こうした動きからは、Windows Vistaでのデバイス主役が、CPUではなくGPUになったように見える。
 
 
 これは、PCの歴史の中では、大きな変化だ。「OSが初めてCPU以外のプロセッサを要求する。これは今までになかったことだ。グラフィックス業界にとっては大きな変革になるだろう」とATIのRick Bergman(リック・バーグマン)氏(Senior Vice President, PC Business Unit, ATI Technologies)は語る。Windows Vista以降は、PCベンダーは、CPUの選択以上に、GPUの選択に気を配る必要が出てくるかもしれない。
 
 
 Windows Vistaの登場が新製品に与える影響
 
 5年ぶりのメジャーバージョンアップとなるWindows Vistaは、2006年の需要を喚起する最大の要素と見られているが、出荷までの期間は、どうしても買い控えが起こりやすいというのも実状だろう。
 
 
 マイクロソフトでは明らかにしていないが、Vistaが搭載されるモデルは、秋冬モデルということになるとはいえ、それを前にした夏モデルでは、“Vista Ready”と呼ばれる製品が、ハードメーカー各社から発売されることになるのは明らか。そのため、春モデルの販売時期を前倒しすることで、販売期間を長くし、少しでもPCの販売を増やそうというわけだ。
 
 
 夏モデルによって、Vistaの露出が高まる前に、春モデルで数字を稼いでおこうという目論見ともいえる。12月の春モデル発売は、こうした数々の要素によって実現されたのだ。2006年のPC新製品の発売サイクルはどうなるのだろうか。
 
 
 実は一部業界関係者の間からは、2005年並のタイミングで発表されるのではないか、という声が出ている。新製品の発売のタイミングが増加すれば、ユーザーにとっては、常に最新の機能を搭載したPCを購入しやすい環境が整うという言い方もできる。ただ、2006年の場合は、Vista発売前までは、買い控えが見込まれるため、どうしても製品投入時期については、慎重な対応を余儀なくされることになるだろう。
 
 
 メーカーにとって、最高の新製品投入のタイミングを推し量ることは、2005年以上に難しい1年となりそうだ。


□Windows Vistaのホームページ
  http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/
 
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