企業向けブログソフト「Movable Type Enterprise」Oracle Database 10gにも新たに対応

　
　Movable Type Enterprise日本語版の機能は、昨年9月にリリースされた個人向けブログソフト「Movable Type 3.2日本語版」の仕様を基本として、さらに管理機能を強化。具体的には、LDAP v3によるユーザー情報の認証と一元管理、CSVファイルの読み込みによるユーザー情報の一括登録が可能だ。また、Movable Typeがすでに対応しているMySQLなどのデータベースに加え、企業ユーザーが多いOracle Database 10gにも新たに対応した。
　
　
　操作面では、エントリー入力画面に表示させる設定項目をブログ単位で指定する機能がある。これはブラウザ経由でも、システム設定ファイルの記述によっても設定することができる。例えば、ブログに不慣れなユーザーの場合、入力項目をメールなみにシンプルにすることも可能。
　
　
　エントリーを更新すると、メールでその内容やURLが通知される機能もある。また、複数のブログのエントリー一覧や、新着エントリーを表示させる画面も、テンプレートにあるMTEntriesタグに個々のブログのIDを指定することで作成できる。これらの機能は、企業イントラ用のブログとして、複数のブログや、レベルの異なる複数のユーザーをサポートすることが狙いだ。
　
　
　このほか、カテゴリーによる分類以外に、フリーワードで設定できる「タグ」という項目を用い、検索性を高める工夫もなされている。
　
　
　同社は来年度中にMovable Type、Movable Type Enterpriseを合わせて500社への導入を目指す。この製品によって、比較的インフォーマルな個人のアイデアが、自由に表現、ディスカッションされ、新たなアイデアを生み出すという、コミュニケーションを提案したいとしている。
　
　
　また、個人向けのMovable Typeも今後、マーケティング向け機能などを付加する形でバージョンアップを続けていき、今回のMovable Type Enterprise日本語版と合わせて、Movable Typeファミリー戦略を取りたいとのことだ。
　
　　

発表概要
製品名称と価格 Movable Type Enterprise 日本語版 50万円 (税別)
販売開始日 2006年3月1日
出荷開始日 2006年3月10日
販売 全国の ProNet メンバー企業およびシステム販売会社
ProNet については弊社ブログをご覧ください (http://www.sixapart.jp/partner/)
主な特長
Oracle Database 10g のサポート
LDAP v3 による外部認証
CSV ファイル形式による投稿者の一元管理
複数のブログを集約するポータル作成用機能
　

　
　その他の特長は、製品紹介ブログをご覧ください
　(http://www.sixapart.jp/movabletype/enterprise/)