話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index Space >> space
space space
space
space
space
space
March 28, 2006 space
   space
space

NASA:土星の衛星『エンケラドス』氷や水蒸気

space

米航空宇宙局(NASA)は、土星の衛星『エンケラドス』の表面から、氷や水蒸気が間欠泉のように噴き出す様子を土星探査機『カッシーニ』が捉えたと発表した。
 
 
PIA07800-br500.jpgエンケラドス(写真)
 この発見はエンケラドスの地表のすぐそばに液体の水が存在することを示す証拠かもしれない。もしそうなら、エンケラドスは太陽系内で見つかった、生命体の誕生に最もつながりやすい環境ということになる。
 
 ここに写っているのは大部分が南半球で、南極付近には「タイガーストライプ」(トラ縞)と呼ばれる亀裂が見られる。このような部分で間欠泉のような噴出が確認された。

space

 
 1997年の打ち上げられたカッシーニには、本体中央に金色の円盤は小型探査機『ホイヘンス』が搭載されている。ホイヘンスは2004年にカッシーニから切り離され、土星の衛星『タイタン』に着陸した。
 

PIA07798-br500.jpg

 
 氷の噴出(写真) 噴出する氷を捉えた、白黒(左)と色付けした(右)画像。色を付けた画像では、地表から430キロメートルを超える高さまで噴き出している様子が見られる。エンケラドスの直径に迫る勢いだ。
 
 
 
PIA06247-br500.jpg 亀裂(写真)
 噴出口の近くにある亀裂のクローズアップ。エンケラドスは直径わずか500キロメートルほどで、イングランドやアリゾナ州と同じくらいの大きさだ。カッシーニの磁力計がエンケラドスに大気があることを検知した。エンケラドスの大気によって、土星や周囲の衛星から発生した磁場にゆがみが生じている。
 
 
 エンケラドスの地中で起きている。氷やメタンが噴き出している理由としては、地下の浅いところに熱源があり、その熱で水が液体になっていると考えるのが最も自然だ。
 
 エンケラドスの南極付近の温度分布からは、エンケラドスの南極付近には周辺に比べて(摂氏で)11度ほど高い部分がいくつかある。この部分のピークは86ケルビン(摂氏マイナス187.15度)と90ケルビン(摂氏マイナス183.15度)。
 
 
PIA07708-br500.jpg

 
 エンケラドス(写真、疑似カラー) 紫外、緑、赤外の各波長を透過するフィルターで撮影した画像を組み合わせ、微妙な色の違いが際立つよう処理したもの。表面に見られる色合いの差は、エンケラドスの地表近くの組成がさまざまに異なっている可能性を示す。
 
 
 NASAのプレスリリースは、こちら。以下に紹介する画像は、別途明記してあるものを除き、すべてNASAの提供。
 
 

space
HOMENews BlogsSpace | March 28, 2006 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> 「BRAIN AGE」北米版「脳トレ」 >> 

「BRAIN AGE」には日本版とは異なり、全世界で流行している数独が加えられている。シニア市場開拓の立て役者となった「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳...»この話題を見る…


  Previous << グーグルファイナンス「Google Finance」のβ版を公開 << 

グーグルは、グーグル・ニュースの情報収集を進化させビジネス情報を集めた「グーグル・ファイナンス:Google Finance」のβ版を公開した。      グーグル・ファイナン... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP