グーグル、日本では苦戦・閲覧数の伸び・ヤフー下回る

　
　ヤフー、ネット広告システム刷新へ・グーグルを追撃
　
　ヤフーは8日、インターネット広告の販売・管理システムを7―9月期に刷新すると発表した。広告効果が上がるよう支援する機能を拡充。グーグルに比べ見劣りも指摘される仕組みの改善で広告販売に弾みをつける。ネット広告を巡り、マイクロソフトを含む大手3社間の競争が激しくなりそうだ。
　
　
　ヤフーが刷新するのは、ネット検索の際、入力されたキーワードと関係する広告をサイトに表示する「検索連動型広告」に関する仕組み。広告主がネット上で広告枠を購入したり、広告予算を管理する基盤となる。新システムでは広告主企業が広告効果を確かめたうえで広告内容を簡単に修正できるほか、キーワードと広告が連動する精度も高める。
　
　
　ヤフーのシステム刷新でネット広告を販売・管理する基本機能はグーグルと同等になるとみられるが、グーグルはコンピューター設備の拡張や研究開発の加速で対抗する構え。マイクロソフトも広告販売に独自技術を採用するなどネット事業強化に動く。市場での主導権争いが激化する見通しだ。
　
　2006-05-16 21:51:55