シャープ 工事不要 簡単TVドアフォン

　
　新製品は無線機能を搭載したカメラユニット（HN-DC30）とレシーバー一体型モニタで構成されており、玄関のドアスコープにカメラユニットを取り付けるだけで利用できる。専用の工事や配線が不要で、購入後、すぐに利用できるのがメリット。
　
　
　カメラユニットは玄関のドアスコープを内側からゆるめ、付属アダプターを介して取り付けるだけ。特殊な工具は必要なく、取り付け作業は数分で完了する。カメラで捉えた映像はIEEE802.15.4準拠の無線で映像がモニタへ送信されるので、リビングなどから訪問者を確認できる。撮像素子には1/7インチ CMOS（11万画素）を搭載する。
　
　
　無線帯域は2.4GHz帯を利用するが、プロトコルは独自仕様となっているほか、送信される内容は暗号化されている。家庭内無線LANやBluetoothと同周波数帯を利用するが、モニター確認時のみ電波のやりとりが発生する仕様となっているため、「電波干渉はほぼ問題ない」（同社）という。
　
　
　カメラユニットの電源には単三形アルカリ乾電池3本を使用。約半年の利用が可能で（1日5回、1回20秒の動画送信時）、電波は見通し距離で約40メートルまで届く。サイズは約57（幅）×36（奥行き）×99（高さ）ミリ、約185グラム（電池込み）。
　
　
　1.玄関のドアスコープに付属のアタッチメントを取り付けて、電池式のドアカメラを磁石でセットするだけ。｢工事不要｣｢簡単取り付け｣
　
　ドアスコープに取り付けるカメラは、電池駆動式を採用しました。煩わしいＡＣ電源ケーブルの配線は不要です。設置方法は、玄関のドアスコープを内側からコインなどで緩めて、ドアスコープとドアとの隙間に付属のアタッチメントを取り付け、ドアカメラ本体の磁石でパチっと取り付けるだけです。特別な道具や工事無しで取り付けられるので、買って来たその日から使用することができます。また転居の時に外して持って行くこともできます。
　
　
　2.IEEE802.15.4準拠※2のワイヤレス通信方式の採用と新開発の低消費電力を実現する通信手順により、｢配線不要｣の長時間電池駆動を実現
　
　
　ドアカメラで撮影した映像をワイヤレスでモニターに送信する方式として、低消費電力のIEEE802.15.4準拠の無線方式を採用しました。さらに、今回新たにこの無線方式に準拠した映像の送受信手順を開発し、低消費電力の映像通信(約1〜2枚／秒)を実現しました。
　
　それにより、ドアカメラの電池寿命を約6ヶ月※4、また見通し約40ｍ※5まで電波が届くので、一般的な集合住宅で十分に利用可能となり、自分の好みの場所でモニターを設置して訪問者の様子を手元で確認することができます。またモニターは設置場所によって選べる｢卓上型｣(ＨＮ−Ｄ100に同梱)と｢壁掛型｣(ＨＮ−Ｄ150に同梱)を用意しました。
　
　
3.訪問者をしっかり確認できる、カラー液晶ディスプレイを採用
　
　モニターの表示部には、カラー液晶ディスプレイを採用しました。また、訪問者をはっきり見えるように拡大して表示します。
　
　　
4.オプション(別売)として、部屋の様子が見られるワイヤレス室内カメラや、増設用モニターを用意。ワイヤレス室内カメラは最大3台※3、モニターは1台増設可能
　
　本体に同梱されるドアカメラとは別に、｢ワイヤレス室内カメラ｣(別売)を用意しました。モニターにカメラ登録(増設)し、子供部屋など気になる場所に設置すれば、カメラを切り替えて、手元で簡単に子供部屋の状況を確認することができます。
　
　また、寝室などにもモニターを増設できる｢増設用モニター｣(別売)も用意。本体の同梱モニターと同様に選べる｢卓上型｣と、｢壁掛型｣の2タイプがあります。
　
　レシーバー一体型モニタには、HN-D100にセットされている卓上型の「HN-D10」と、NH-D150にセットされている壁掛け形の「HN-D15」を用意。いずれも1.9インチのTFTカラー液晶ディスプレイを搭載する。サイズはHN-D100が約92（幅）×39（奥行き）×93（高さ）、約170グラム。HN-D150が約85（幅）×25（奥行き）×130（高さ）、約150グラム。
　
　
　カメラユニットとモニタはそれぞれ別売も行われ、最大でカメラ4台／モニタ2台までの拡張も可能。単体での実売想定価格はカメラユニット「HN-DC30」、卓上型モニタ「HN-D10」、壁掛け型モニタ「NH-D15」のいずれも1万8000円前後。
　
　
　同社では「迷惑電話拒否」機能を搭載したFAX電話機「UX-F34CL」や時間をさかのぼって通話を録音できる「戻って録音」機能を搭載したFAX電話機「UX-D56CL」など、「身近な不安」に対処する製品を投入しており、新製品を工事の難しい集合住宅向けとして訴求していく。
　
　
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