アタマスキャン DS 脳年齢 脳ストレス計

　
　脳の健康をテーマにし、脳の機能年齢を測定する「脳年齢計ATMT」（Advanced Trail Making Test）を家庭でも手軽に体験できる携帯ツール。監修は東北大学川島隆太教授、大阪大学梶本修身教授。

　年齢計ATMTをベースにした「脳年齢チェック」「脳ストレス度チェック」のほか、結果をもとに脳を鍛える「トレーニング」、気分転換のためのゲームといった機能を搭載。パネルをタッチペンでつつくだけなので、操作も簡単。脳の有効活用度や脳の元気度なども測定し、結果が悪い場合にはアドバイスもしてくれる。
　

ATMTとは「Advance Trail Making Test」の略で、株式会社総合医科学研究所 最高学術責任者医学博士 梶本修身（かじもと おさみ）氏によって開発された、脳の元気度、すばやさ、有効活用度を定量化したものです。

ATMTは画面に不規則に散らばる数字を順に押していくことで、脳の機能年齢を測定します。操作を進めていくには、脳が無意識に行っている記憶力（ワーキングメモリー）、視覚的探索脳力、精神活動の柔軟性、注意力の持続（疲労）、運動能力など多くの機能が要求されます。

ATMTは学術的信頼性が高く、高齢者の精神機能のスクリーニングや、脳血管後遺障害におけるリハビリの効果判定にも活用されています。また、大学病院をはじめ老人福祉施設やリハビリテーション施設、脳外科、脳神経科などの病院でも使用されて、高い実績を残しています。

ニンテンドーDS 「脳年齢 脳ストレス計 アタマスキャン」は、これら医療現場に導入されている高価なATMTをニンテンドーDSで手軽に楽しめるツールです。

　　
　なんか、病院で「脳機能検査」を受けるような、少しお堅い印象です。ストレス解消や解消後のトレーニングが効果的とか、お医者さんと話しているようでした。
　

　
　それもそのはず、脳年齢計ATMTって病院で使われてるんですって。そういう意味で「本格的」ですが、ゲームとして楽しむ事は出来るかどうかわかりません。家庭にある「血圧計」のように、なんかあったときにだけ使うようなものになりそうです。見た限りでは続けるための「一工夫」は見かけなかったなぁ。でも、もしそんな一工夫があったとしても面白さはあまり高くないような気がします。
　
　
　ゲームとしては気になる点がいくつか：
　
・声で答えるトレーニングの音声認識率が致命的に低い。ここまで認識しないのなら、タッチパネルで答えさせても良かったはず。

・積み上げられたブロックの数を書き込む「空間把握」のトレーニングは答えを書き込めるようになるまで、毎回５秒間の硬直時間があり、さらに答えを書いた後にさらに１秒ほど待たないと正誤が判定されないため、快適性が非常に低い。簡単な問題でも毎回待たされるため、テンポが悪く、ストレスが溜まる。

全体的に見ると、「脳を鍛える大人のDSトレ」のほうがトレーニングはしっかりしていると感じた。
アタマスキャンのトレーニングはミニゲームに近いが、快適性や操作性などに問題のあるものが多い。
　
　
■アタマスキャン