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November 19, 2006 space
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「ドップラーライダー」を羽田空港に設置

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通常では観測が難しいとされる晴天下の風も観測できる最新鋭の装置で、「風の急変」キャッチ、羽田空港にレーザー光線装置を国内の空港での設置は初めて。12月中旬から試験運用し、来年秋に本格稼働する。
 

LIDAR061119.JPG

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 航空機にとって重大な脅威となる空港周辺の急激な風の変化をとらえるため、気象庁は近く、レーザー光線を使った観測装置「ドップラーライダー」を羽田空港に設置する。
 

ドップラーライダーはレーザ光を発射して、大気中のエアロゾル(塵、微粒子)からの反射光を受信し、その移動速度を風速として計測します。
また、レーザ光の往復時間から計測領域までの距離を計測するため、従来の風速計では不可能であった上空の風速分布の計測を遠隔でおこなうことが可能です。

 
ドップラーライダとは?

● アイセーフ波長(近赤外/不可視)レーザを採用しており、目に対する安全を考慮しています。
● レーザ光を利用した計測であるため、騒音を出さずまた、周囲の騒音の計測への影響もありません。
● レーザ光を利用した計測であるため、使用にあたり無線免許を必要としません。

雨や雲を観測する気象レーダのレーダとは、RAdio Detection And Rangingのことで、RAdio、つまり電波を使った測位技術のことをいいます。いっぽう、ライダとは、Light Detection And Rangingの略で、Light、つまり光をつかったレーダとなります。このことから、光波レーダ、あるいは使われている光がレーザであることからレーザレーダとも呼ばれます。また、ライダのなかでも、計測対象の移動速度を計測できるものをドップラーライダといいます。三菱電機のドップラーライダは大気中のエアロゾル(目に見えない塵や微粒子)を対象にそれらの移動速度を風速として計測します。
 
 
 地表に近い低層域で起こる風向や風速の急激な変化(ウインドシアー)は、航空機にとって極めて危険。1993年4月に岩手・花巻空港で58人が重軽傷を負った日本エアシステム(当時)機の着陸失敗・炎上事故の原因になったほか、海外でも、75年6月に米ニューヨークで115人が死亡したイースタン航空機墜落事故など、多くの事故を引き起こしてきた。
 

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HOMENews BlogsTechnology | November 19, 2006 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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