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July 21, 2007 space
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ASUSTeK BLITZ Extreme 至高の1品に対価を惜しまない

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ASUSTeK BLITZ Extreme は、Intel P35チップセット搭載マザーボードラインアップの頂点に立つモデルである。P5Kシリーズが主に一般ユーザー向けとされているのに対し、BLITZの属する「R.O.G.」シリーズはハイエンドゲーマー&オーバークロッカー向けブランド。そしてBLITZの2つのラインアップのなかでも Extremeは上位に位置している。3月にはリビジョンアップと言われているが、同じ名前(ASUSTeK BLITZ Extreme)のままで、同社 P5K3 Deluxe/WiFi-AP に似た最新マザーボードにデザインチェンジされ、新発売とも言えるほどに進化している。
 

Striker_Extreme_3D.jpg

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 2006年の暮れに発売されてたちまち品切れになるほどの人気を博した「Striker Extreme」は、R.O.G.シリーズの第2弾としてデビューした。最初のR.O.G.シリーズマザー「CROSSHAIR」は、NVIDIAの nForce 590 SLIチップセットを搭載したSocket AM2マザーボードであったが、Striker Extremeは、同じNVIDIA製でCore2DuoやCore2Quadなどのインテル製CPUに対応するnForce 680i SLIチップセットを搭載している。
 
 Blitz ExtremeがDDR3メモリ、Blitz FormulaがDDR2メモリに対応することを除くと、「Penryn」(ペンリン,開発コードネーム)世代の次世代デスクトップCPUとシステムバスクロック1333MHzをサポートすることなど、基本的な仕様は変わらず、以下のような特徴を持っている。
 
最新リビジョンのマザーボードではヒートパイプがCPUの周囲を取り囲むタイプにアップグレードされている。そのためCPUクーラーを選ぶ必要がある。

asus_strkr01.jpg

 
 BLITZ Extremeは、他のIntel P35マザーボードには搭載されていない独自の機能を搭載した製品。ASUSTeKハイエンドマザーが従来搭載していた機能のほとんども BLITZ Extremeは引き継いでいる。
 
 
 チップセットのnForce 680i SLIは、昨年11月にデビューしたばかりのインテル製CPU対応のチップセットで「究極のオーバークロッキングマザー」という謳い文句を持つほど、高クロックや発熱などへの耐性を高めたチップセットである。これほどR.O.G.シリーズに似合うチップセットはないだろう。このチップセットでは、 NVIDIA社自らもマザーボードの製造に乗りだし、eVGAやECSなどからOEM発売されている。Striker Extremeは、NVIDIA以外のブランドで登場したnForce 681i SLI搭載マザーとして、発売当初話題となった。
 
ROG_Logo.gif それ故に価格でも他のマザーボードを圧倒しているため、おいそれと手を出せるものではないのも事実。店頭予想価格は4万円台半ば。至高の1品に対価を惜しまない一部のゲーマー・オーバークロッカーにターゲットを絞っているからこそ実現できた製品とも言える。
 
 
 メモリがまだ高価なDDR3である点も、最新トレンドに敏感なハイエンドユーザー層向けと言えよう。DDR3は、PC3-10700(DDR3-1333)にもオーバークロック機能で対応している。DDR2メモリをそのまま利用したいユーザーには、下位の「BLITZ Formula」も選択肢に入るだろう。ただしこちらはFusion Block Systemをはじめ一部機能も削がれており、真のハイエンドはあくまでBLITZ Extremeということになる。
 
 
 BLITZシリーズでもExtremeのみの機能「Fusion Block System」。空冷でも十分な冷却効果を発揮するよう設計されている。ゲーマーには高速タイプのUSBマウスが好まれることもありマウス用PS/2端子は省かれている。また、オーバークロッカーの"最後の手段"CMOSクリアスイッチも搭載されている
 
 
 対応するCPUは、Core2 Extreme/DUOなどのLGA775ソケット用CPUで、BIOSを最新のβ版にアップデートすればCore2 Quad Q6600にも対応可能だ。ネットワーク機能は、1000BASE-T LANを2系統持つ。nForce 680i SLIは、1000BASE-T イーサネットコントローラの論理層を2つ備えた“DualNet”を搭載している。物理層には、Marvellの88E1118を2個搭載し、デュアルギガビットLANを実現している。
 
backpanel_LCD02.jpg

 
 システムチェックにおいてパス・エラーといったステータスを数値で返すPOSコード。LCD Posterはこれを文字で表示するものだ。BLITZ Extremeではケーブルで引き回せる外付けタイプに変更された。
 
sfx.jpg BLITZ Extremeは2本のPCI Express x16スロットを搭載しており、CrossFireをサポートしている。ただし他社のIntel P35マザーボードや同社P5Kシリーズと異なるのは、PCI Express x16+x4ではなく、PCI Express x8×2というレーン構成でのCrossFireをサポートする「Closslinx」テクノロジーの搭載だ。一般的なIntel P35マザーボードでは、ノースブリッジからのPCI Express x16とサウスブリッジからのPCI Express x4レーンを用いてCrossFireを実現しているため、ノース・サウスブリッジ間の転送がひとつのボトルネックとなっている。Closslinxは、ノースブリッジからのPCI Express x16をx8×2レーンに分割することでこのボトルネックの解消を狙ったものだ。
 
 
 BLITZシリーズには「CPU Level Up」というBIOSから設定するオーバークロック機能がある。簡単に言えばFSBをより上位のCPUと同クロックで動作させるためにFSBと、関連する CPUコア電圧等を自動的に設定してくれる機能。設定されるFSBやコア電圧等はASUSTeK独自のノウハウに任せた簡易なオーバークロック機能だ。予算の都合で断念したあのCPUと同じクロックで動作できればちょっとお得な気持ちになれることだろう。ちなみに、究極な設定として「Crazy」モードも用意されている。
 
 
 当然、このCrazyモードで動かせるかどうかは、ユーザーの冷却技術やパーツ選びといった技術・経験"、そしてCPUコアのクロック耐性といった"運"にかかっている。
 
 
主な仕様
メーカー ASUSTeK
製品名 BLITZ Extreme
フォームファクタ ATX
対応ソケット LGA775
対応CPU Core 2 Extreme QX/X、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Pentium Extreme Edition、Pentium D、Pentium 4、Celeron D
対応FSB 1333/1066/800MHz
チップセット Intel P35+ICH9R
対応メモリ PC3-10700/8600/6400×4スロット(最大8GB:PC3-10700は同社Super Memspeedテクノロジによるオーバークロックで実現)
拡張スロット PCI Express x16×2(x8×2のCrossFireに対応)、PCI Express x1×3、PCI×2
ストレージ SATA×8(チップセット×6・JMicron JMB363×2)、PATA×1(JMicron JMB363)
RAID機能 チップセットSATA(RAID 0/1/0+1/5)
ネットワーク 1000Mbps×2(Marvell 88E8056/88E8001)
オーディオ 8ch HDオーディオ(「SupremeFX II」Analog Devices AD1988B)
インタフェース USB2.0×12、IEEE1394a×2
付属品 「SupremeFX II」サウンドカード、S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernoby(英語版)、Futuremark 3DMark06 Advanced Edition、Kaspersky Lab Kaspersky Anti-Virus(英語版)、Fusion Block System(水冷)用部品

 
ASUSTeK BLITZ Extreme 至高の1品に対価を惜しまない
ASUSTeK 「Striker Extreme」 通称ストライカー nForce680i SLI搭載
ASUSTeK「A8N32-SLI DELUXE」SLIx16フル×2本
 

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