ソフトバンク「ホワイト学割」で「基本料0円」学生向けに３年間有効！

　
　モバイルの業界では、auがいち早く「学割」を実施して、若年層を家族も含め圧倒的に集めた実績があり、現在のauの勢いは、当時の学生がそのまま携帯電話を使い続けた結果と言われてきました。
　
　
　そしてソフトバンクも、携帯電話に参入して以来、980円のホワイトプランやソフトバンク同士の通話料無料（時間制限）など料金の低価格化で他社に先行して、基本料金の安さや通話無料で顧客を拡大してきましたが、利用頻度が最も高い小学生も含めた10代からの若年層をいち早く囲い込むため携帯電話業界で初めて「基本料ゼロ」に踏み切った。
　
　
　ソフトバンクの学割サービスの名称は「ホワイト学割」で、小中高生や大学生・専門学校生が対象となる。2月1日から5月31日までに新規契約すると、基本料が3年間無料になる。今まだ大学4年生が2月1日に申し込んで利用した場合でも、卒業後3年間もの間は基本料金がゼロ円で使える。
　
　
　ソフトバンクでは、夜9時から深夜一時までの時間帯を除いて、契約者同士の通話料を無料にする「ホワイトプラン」を導入済みで、この「ホワイト学割」は基本料（月額980円）を無くす仕組みとシンプルな料金をよりシンプルにしている。他社の契約者にかける場合も通話料だけで済み割安となる。
　
　
　ホワイト学割は受け付け期間中にソフトバンクモバイルの３Ｇ携帯電話を購入して新規加入し、ホワイトプラン、パケット定額制の「パケットし放題」、他社携帯とのメール通信などのサービス「S!ベーシックパック」をセットで契約する必要がある。
　
　
　契約から３年はホワイトプランの基本料が無料となるほか、パケットし放題の月額料金が0〜4410円（通常は1029〜4410円）、S!ベーシックパックの使用料が月額315円かかる。３年経過後は特に契約変更をしない限り通常料金に戻る。
　
　
　「学生がバイトに精を出さずに済む」携帯向け学割開始
　
　孫正義社長は「まず（契約者の）数を増やすことが重要」と強調した。携帯電話市場が成熟するなか、シェア獲得を最優先する戦略を鮮明にする。
　
　
　契約時には学校の在籍証明書類などを提出する必要がある。
　
　ソフトバンクモバイルは各携帯キャリアと足並みをそろえて、未成年者にフィルタリングサービスを原則適用するため、パケット定額でも接続できる携帯コンテンツ・サービスは公式サイトに限定される。ホワイト学割の利用者向けに３月１日に無料のポータルサイト「コンテンツ学割クラブ」を開設して通信料のみで無料の電子コミック、電子書籍、占い、ゲームなどを用意するという。
　
　
　そして、次にソフトバンク携帯とYahoo!BBのIP電話の通話無料化を試行中
　
　ソフトバンクは、現在、携帯電話とYahoo!BBのIP（インターネットプロトコル）電話の間での通話料を無料にする新サービスを、北海道、新潟県、愛媛県の3地域で試験している。試行サービスとして2007年12月から限定した地域の一部店舗で試験的に受け付けを行い、携帯電話とYahoo!BBの契約者契約増加を確認した。加入促進の効果を検証中で、次に広く告知することでより効果的な加入者の獲得を目指すためテレビＣＭを開始した。2008年4 月をめどに全国に広げる方針としている。今後携帯電話とＩＰ電話の請求書も一本化して利用者の利便性をより高める。
　
　この新サービスは「ホワイトコール」。利用するには、ソフトバンクモバイルの携帯の定額サービス「ホワイトプラン」と、ソフトバンクＢＢの高速インターネット接続サービス「ヤフーBB ADSLＡＤＳＬ」のＩＰ電話「ＢＢフォン」の双方に加入することが条件となる。