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September 26, 2008 space
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F1シンガポールGP 初の夜間公道レース開幕!

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今週末の9月26日から28日にかけて、自動車レースのF1世界選手権がシンガポールの市街地コースを使って開かれる。シンガポールでの開催は初めて。さらに、照明設備に100億円以上を投じた史上初の夜間レースとなる。
 

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 週末のシンガポールは雷雨の予報
 
 F1史上初となるナイトレースがいよいよ今週末に迫った。週末のシンガポールは高温多湿が予想されており、雷雨の予報も出ている。いずれの日も気温は32℃前後となることが予想されているが、同時に雷雨が発生することも予想されている。
 

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 レースは61周で争われ、現地時間20時から開始される。
 
 夜間レースはヨーロッパのテレビ中継の時間帯に配慮した結果だが、F1を誘致したシンガポールにはしたたかな観光戦略がある。同国の観光客は 2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)の影響で落ち込んだ。2015年までに観光客を2倍の年間1700万人、観光収入を3倍の同300億シンガポールドル(約2兆2500億円)に引き上げる。シンガポールの観光局は2005年、こんな目標を立てた。
 
 F1の開催期間中、市街地コースの沿道にあるホテルは宿泊料金の3割を税金として納め、開催費の一部に充てる。観光局は、F1の開催で観光収入が最低でも1億シンガポールドル(約75億円)増えると見込む。
 
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 三つのホテル棟のほか、カジノと会議場、映画館が入る三つのホール、美術館などを造る
 
110623.jpg シンガポールの観光戦略はF1だけではない。2008年3月には、世界最大となる直径150mの観覧車「シンガポール・フライヤー」が完成。2009年末には、巨大なカジノ付き総合リゾート施設「マリーナ・ベイ・サンズ」なども開業する。同国でカジノは“ご法度”だったが、観光客を誘致するために 2005年、解禁を決めた。
 
 世界最大の観覧車「シンガポール・フライヤー」は、約30分かけて1周する。建築家の黒川紀章氏が全体設計を担当して、三菱重工業が製作、竹中工務店が施工した
 
 市街地でのレースの開催やカジノの是非はさておき、日本がシンガポールに見習うべき点は多い。例えば、事業の計画から実施までのスピード感だ。
 
 
 シンガポールGP F1テクニカルプレビュー
 
 シンガポールの全長5.1kmのストリートサーキットは、シーズン中でも最も低速なサーキットのひとつであるように見える。各チームは高いダウンフォースをつけたクルマを持ち込むものと見られ、ラップタイムは1分45秒前後となると予想されている。
 
 未知のサーキットでのレースを迎えるにあたり、各チームはコンピュータシミュレーションを行ってきており、理想的なセットアップについては大体の検討をつけている。しかし実際には、金曜日の午前中に実際にコースでクルマを走らせるまでは、このサーキットで何が求められるかは本当には分からないだろう。

タイヤ
モナコと同じように、シンガポールの新しいストリートサーキットも、グリップレベルは低いものと思われる。そのためブリヂストンは今回、モナコ、ブダペスト、ヴァレンシアと同じ組み合わせ、つまりソフトタイヤとスーパーソフトタイヤを持ち込むことにしている。週末の最初のうちはまだ路面ができ上がっていないと予想されるが、このタイヤのおかげで十分なグリップが得られる。しかし、他の臨時サーキットと同様に、週末が進んで路面ができ上がってくるにつれて、グリップレベルは上っていくだろう。

エアロダイナミクス
シンガポールは、モナコに次いでシーズン中2番目に低速のサーキットとなるだろう。そのため各チームは、ブレキング時にクルマが十分に安定するように、そしてコーナーの脱出でクルマをしっかり接地させて最大のトラクションを得て、その後いい加速ができるように、高いダウンフォースのパッケージを用意してくるだろう。

ブレーキ
シミュレーションでは、このサーキットはブレーキへの負荷が大きく、タイヤの摩耗はメルボルンと同程度だと考えられている。このサーキットの要求が厳しいのは、ブレーキングが激しいからではなく、ほとんど休みなく頻繁にブレーキを使わなければならないからである。そのためには、効率的にブレーキを冷却する必要がある。

サスペンション
新しいサーキットでレースをする場合、最も難しいことの一つがサスペンションのセットアップを予想することである。しかし、低速コーナーの割合が多いストリートサーキットはどれも、メカニカルグリップがあることが重要となる。各チームは、低速コーナーからクリーンにうまく脱出できるような柔軟なサスペンションと、バンプやキャンバー角のある路面でも走れるクルマをドライバーに提供するために懸命の作業をするのである。
 
エンジンとギアボックス
ストリートサーキットは、全開率が低いため、エンジンにはあまり負担がかからない。しかし、それでも非常にアクセルのオン・オフが激しいため、やはりエンジンには負担がかかる。加速を最適化し、低速でエンジンを最大限に利用するために、非常に値の近いギアレシオがここでは使われる。一方エンジンチームはエンジンが低回転数で十分なトルクがあり、早めにスロットルが活用できるよう、マッピングの調整を行う。
 
 
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