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September 17, 2008 space
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網膜ディスプレイ(RID)ブラザーが2010年「AiRScouter」(エアスカウター)発売へ

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目!?網膜に直接映像を投射して見ることができる網膜走査ディスプレイ(RID)が発売されるそうですが、それって大丈夫なの??テレビのブラウン管方式にしても、液晶もプラズマも秒間何コマといった静止画を早送りして動画っぽく見せる技術では、目が疲れ視力が落ちると言われていますが、それを直接・・・外的要因で背景が暗いとか明るいとか関係なく強制的に映像を見せることになるんでしょうか?
 

brother_rid01.jpg

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 ブラザーが網膜に映像を投影する網膜走査ディスプレイ(RID)を開発
  
 ブラザー工業は、網膜に光を当てて映像を映す、眼鏡型の網膜走査ディスプレイ(RID:Retinal Imaging Display)を2010年に発売する計画だ。まずは法人向けに展開し、ディスプレイに回路図を投影しながら工事したり、カルテを映しながら手術するといった利用を見込んでいる。
 
brother_rid02.jpg

 
RIDとは目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速で動かすことによる残像効果を利用した映像投影技術です。 網膜に投影された映像は「視覚」として認識され、あたかも目の前に映像が存在しているかのように感じます。
 
<RIDの特長>
�透過型ディスプレイのため、実際の視野と重ねてRIDの画像を見ることができます。
�他人に画像を見られることなく、機密情報などを安全に見ることができます。
�メガネ型のコンパクトサイズでありながら、大画面を見ることができます。

 
 この発表だけを見ると、要するにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)のように装着した目前のディスプレイに映像を映し出す仕組みを、直接目に映せばいいじゃん?的な発想なんでしょうか?でもこの装置の装着にはメガネは必修のようなので、メガネさんが有利なんですね。
 
このRIDは、目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速に動かすことによる残像効果を利用し、網膜に映像を投影する技術としていますが、外光と同じように人の目が景色を見るのと同じく、モノが光を反射して映し出した輪郭を目が認識するのと同じ、外光に近い光ということで大丈夫!としているのでしょうかね?
 
brother_rid03.jpg

 
 従来のヘッドマウントディスプレイと異なり、目に直接光を当てるため、小型液晶ディスプレイなどはなく、眼鏡型といってもレンズもない。目の前にあるのは透過型の反射板だけ。映像の向こうには外の景色が透けて見える。
 
プリンタ開発で培った技術を生かした。網膜に光を当てる仕組みは「レーザープリンタの感光体が、目に代わったというイメージ」ということですが・・・眼はプリンターじゃないですから。。。
 
将来的には、個人向けにも発売を目指し、移動中に映画を見るといったエンタメ用途のほか、移動中の新幹線や飛行機で、PCを使って機密性の高い仕事をする際、のぞき見されないセキュアなディスプレイとして利用するいった用途を考えているそうです。
 
 いつの日にか、この技術が普通になる日がくるのでしょうか?
 
 
メガネ型網膜走査ディスプレイを開発
 
 
 ブラザー、眼鏡型ディスプレイ名称は「エアスカウター」に
 
ブラザー工業は21日、今年度に事業化予定とするメガネ型網膜走査ディスプレイの名称を「AiRScouter」(エアスカウター)に決定したと発表した。最新の試作機は、9月15日に開催される「Brother World JAPAN 2010」に参考出品される。
 
air_scouter01.png

 
このディスプレイは、目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速で動かすことによる残像効果を利用して開発。透過型ディスプレイのため視野を妨げることなく、目の前(1メートル先に16型相当)に映像が存在しているように感じるという。機密情報などの閲覧や、ディスプレイを置くことができない場所での利用、両手を使って作業しながらの利用などを想定している。
 
 プリンタなどのレーザープリンティング技術開発で蓄積された光学システム技術や、インクジェット方式のプリンティング技術で培った圧電方式 (ピエゾ方式)技術などを応用して開発。'08年4月に「RID(Retinal Imaging Display)」として試作機が発表され、'09年には、課題であった光源モジュールを含む電源ボックスの小型化を実現している。
 
● AiRScouterTM の特長

* (1) 透過型ディスプレーのため、視野を妨げることなく画像を見ることができます。
* (2) 場所を選ばず機密情報などを安全に見ることができます。
* (3) コンパクトサイズで軽量ながら、いつでもどこでも大画面(1メートル先で16インチ相当)を見ることができます。
* (4) メガネ型で装着しやすいことから、ディスプレーを置けない場所や両手を使って作業をしたい時に、手軽に作業マニュアルなどを参照することができます。

● AiRScouterTM 開発のあゆみ
当社におきましては、プリンターなどのレーザープリンティング技術開発を行う中で蓄積された光学システム技術、およびインクジェット方式のプリンティング技術で培った圧電方式(ピエゾ方式)技術などを応用して網膜走査ディスプレーの開発を行ってまいりました。
 
2005年に開催された愛・地球博に据え置き型の網膜走査ディスプレーを使ったアトラクションを展示し、2008年にメガネ型の試作機の開発に成功しました。2009年には、実用化に向けて従来試作機での課題であった光源モジュールを含む電源ボックスの小型化を実現しました。


 
 「AiRScouter」という名称については、画面が空中(エア)に浮かんでいるように見えることと、空気のように自然に軽く着用できるという特徴から「エア」というキーワードが生まれ、使う人の傍らにあり、有益な情報を提供するディスプレーであるというコンセプトから“情報を得る人” が原義である「scout」を組み合わせた造語「AiRScouter」に決定したとしている。
 
また、「AiRScouter」は現実とバーチャルを融合する技術であるAR(拡張現実)に適したディスプレイであることから、AiRにはARの意味も含んでいるという。
 
 
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