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January 4, 2010 space
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21世紀 この10年大コケしたハリウッド映画は?

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近年はハリウッド映画の不振が伝えられてきましたが、今年は「トランスフォーマー/リベンジ」が4億ドルを超える大ヒットを記録。18日から全米公開されたジェームズ・キャメロン監督の新作「アバター」も週末3日間で7700万ドルの興行をあげる大ヒットとなっています。そんな中、09年の興行収入がハリウッド初の興行収入100億ドルを突破することが明らかになりました。
 

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 これから年末年始の休暇にかけてさらに興行が伸びることが予想されており、最終的には104億ドルに達すると見込まれています。昨年の96億3000万ドルから大幅にアップしたことは、年末のハリウッドにうれしいニュースをもたらせています。今年は例年のようなシリーズ物以外に、ディズニーのアニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」やコメディー「ザ・ハングオーバー」など続編以外の大ヒット作があったことが大きな要因と言えるでしょう。
 
一方で、「映画はギャンブル」という言葉通り、大ヒットする映画もあれば、大コケする映画もたくさんあります。ハリウッドでは過去、2億8640万ドルもの製作費を投じながら興行が大失敗し、20世紀フォックスに大赤字を背負わせたエリザベス・テーラー主演の「クレオパトラ」(63年)や、ユナイテッド・アーティスツを倒産に追い込んだマイケル・チミン監督の「天国の門」(80年)など伝説の大コケ映画がありますが、この10年を振り返ってもっとも大コケした映画は何だったのでしょう?
 
 ハリウッド・レポーター誌が00年代でもっとも興行振るわなかった作品を発表しました。
 
213DA66E7PL._SL500_AA140_.jpg もっとも不名誉な1位に輝いたのは、エディ・マーフィー主演のSFコメディー「ブルート・ナッシュ」(02年)。マーフィーの高額なギャラが原因だったと言われています。1本の映画で2000万ドルを稼ぐマーフィーですが、この作品の全米興行収入は500万ドルにも満たない大コケとなってしまいました。ちなみに、マーフィーは過去5作品で合計2億5000万ドルもの損失を出していると言われています。この作品の製作費は1億ドルと言われており、DVD発売や海外での興行なども合わせても到底回収できる金額でなかったことが分かるでしょう。
 
■Amazon:プルート・ナッシュ
 
 
214X48TN2CL._SL500_AA140_.jpg2位はジョン・トラボルタ主演のSFアクション「バトルフィールド・アース」(00年)。新興宗教サイエントロジーの信者であるトラボルタが、同団体の創設者である作家L・ロン・ハバードの同名小説を映画化したもの。最低映画に与えられるラジー賞を受賞するなど、多くの人から「最低映画」のらく印を押された作品として広く知られています。製作費は7500万ドルで、全米興行収入は2100万ドルでした。
 
■Amazon:バトルフィールド・アース [DVD]
 
 
 
61zrtNajowL._SL160_AA160_.jpg3位は今年公開されたウィル・フェレル主演の「マーシャル博士の恐竜ランド」。70年代に放送されたテレビシリーズの映画化で、配給したユニバーサルはディズニーやソニーと争ってまで獲得した映画化権でしたが、結果が出せずに重役の首が飛んだと言われています。製作費は1億ドルで、全米興行収入は6500万ドルでした。
 
■Amazon:マーシャル博士の恐竜ランド [DVD]
 
 
 
 
 
51QPRMSX72L._SL160_AA160_.jpg4位は「バカップル」としてメディアを騒がせたベン・アフレックジェニファー・ロペスが共演した「ジーリ」(03年)。2人のゴシップばかりが取りざたされ、肝心の映画はまったく人々の興味をひかなかったようです。製作費は5400万ドルで、全米興行収入はわずか610万ドル。あっという間に劇場から姿を消してしまいました。
 
■Amazon:ジーリ
 
5位はウォレン・ベイティダイアン・キートン主演の「フォルテ」(01年)。夫婦生活の危機を迎えて自分を見失いかけている大人たちのとまどいをユーモラスに描いた同作は、製作費9000万ドルに対し、全米興行収入はわずか670万ドルでした。
 
6位は、ハル・ベリー主演の「キャットウーマン」(04年)。オスカー女優が露出度の高い衣装を着て話題になった他、シャロン・ストーンが悪役を演じたものの、興行はまったく振るいませんでした。
 
7位はニコール・キッドマンが未知のウィルス感染から息子を必死に守る母親を熱演した「インベージョン」((07年)。
 
8位はクリス・クラインジャン・レノ主演の「ローラーボール」(02年)。
 
9位はクエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督の「グラインドハウス」(07年)。
 
10位はサミュエル・L・ジャクソン主演の「ザ・スピリット」(08年)という結果になっています。

 さて、2010年のハリウッドはどのような1年になるのでしょう。
 
 2010年は渡辺謙レオナルド・ディカプリオが共演した話題作「インセプション」や「ハリー・ポッター」シリーズ最終章「ハリー・ポッターと死の秘密」の第1部など、話題作が公開を控えています。他にもティム・バートン監督の「不思議の国のアリス」など今から公開が待ち遠しい作品もあり、2010年も多いに期待したいところです。
 
 
今年もスタバに春がきましたSAKURAシリーズ2008
21世紀 この10年大コケしたハリウッド映画は?
 

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