F1 ザウバー 2011年新車 C30 発表 小林可夢偉「リーダーになる準備はできている」

　
２０１１年シーズンはザウバーにとってＦ１参戦１９シーズン目となり、ワークスチームからプライベートチームとなった２０１０年を終えて、チームは「新たな安定性」を今シーズンのテーマに掲げている。Ｃ３０の特徴は、高めのノーズ、スレンダーなボディ、コンパクトなリア、そして新しいロールフープと傾斜のかかったエンジンカバーだ。
　

　
「２０１１年にステップアップするために、昨シーズンを通して統計的にＣ２９の弱点に取り組み、そして進歩した」と、テクニカルディレクターのジェームス・キーは語った。「新しいＣ３０のコンセプトが描かれた際に得られた見識を考慮した」
　
「レギュレーションによって定められたいくつかの変更点、特にタイヤについては、トラック上でしか分析できない。しかし、まず１つめに、それは根本的に予想可能なクルマを作るために重要であり、２つめにトラックやその後の開発段階で継続される調査に対応するために十分な柔軟性を与えてくれるであろうものだ」
　
　
　可夢偉　「リーダーになる準備はできている」
　
　ザウバーチームのファーストドライバーとなった小林可夢偉は、チームをリードする準備ができていると語っている。今シーズンに向けて、チームは可夢偉と新人のセルジオ・ペレスをレースドライバーに起用し、可夢偉はフル参戦２シーズン目にしてチームをリードする立場になった。
　
「僕はここにいなければならない。それが僕がここにいる理由だし、今年もチームに残留するためにペーター・ザウバーが僕をここへ呼んでくれた理由なんだ」と、可夢偉は新車発表の場で報道陣に語った。「更に厳しいチャレンジになると思うけれど、言ったとおりリーダーになる準備はできている。どうすればチームにいいレベルをもたらすことができるか、すでに考えているんだ」