ドコモ「ARROWS X F-10D」と au「ARROWS Z ISW13F」比較

　
　最強スペックの富士通製スマートフォン「ARROWS」ドコモ版Ｘとau 版Ｚ
　
まず端末のスペックを見比べると、同じデザインなので全く同じ機種のように見えますが、実は厚さや重さの点で若干の違いがありました。これは対応するドコモXiとauのWiMAXのチップの違いが大きいのでしょうか？au版はまだ消費電力など公表されていないため開発途中のようなので、これから煮詰めるのかもしれません。

ドコモ版「ARROWS X F-10D」
約4.6インチで1677万色のHD液晶ディスプレイ
メインカメラは約1310万画素の裏面照射CMOS（Exmor R for mobile）
（インカメラは130万画素）
16GBのストレージ（ROM）
1GBのメモリ（RAM）
大きさは約135×67×11.8mmで、重さは約155g。
ボディカラーはBlack、White、Blueの2色。
バッテリー容量は1800mAhで脱着できる。
連続待受時間は、3Gで約620時間、LTEで約250時間、GSMで約320時間、連続通話時間は3Gで約380分、GSMで約530分。
　

　
au版「ARROWS Z ISW13F」
メインカメラは約1310万画素の裏面照射CMOS（Exmor R for mobile）
16GBのストレージ（ROM）
1GBのメモリ（RAM）
大きさは約135×67×10.6mmで、重さは約145g
ボディカラーは、グロッシーレッドとマットブラック。
連続待受時間や連続通話時間については検討中とされている。
micro au ICカード採用機種、通常サイズのau ICカードからはカードの変更が必要となる。
　
　その他の機能はほぼ同じで、任意のWi-Fiエリアへの出入りを認識して、自動的にWi-FiをON/OFFする「Wi-FiオートON/OFF」などバッテリーの消耗には有効な方法になるかもしれませんが･･･これはどう考えても日本だけのガラパゴス機能ですね。

　Webブラウジング時にリンク先を先読みする「先読みブラウジング」や手軽にアプリを起動できる「スライドインランチャー」などをユーザーサポート機能もあるようですが、サムソンほどには気の利いた機能ではないので、ここ省いて開発費安くしてもいいのでは？と思います。
　
また、富士通お得の「らくらくホン機能」として通話品質の向上は、有効な機能ですが、これもセンサー関連を処理する「新ヒューマンセントリックエンジンLSI」を新搭載して、周囲の騒音によって通話音量を調節する技術や、画面の色味などを調整する「インテリカラー」を搭載して機能のチューニングが進められているようです。これはグローバル展開でも使える機能ですから、使えば喜ばれると思います。
　
またサムソンとは違い富士通製スマートフォンでは、初めて温湿度センサーを搭載するようです。これにより、加速度センサーと組み合わせて、手の汗を感知するのでしょうか？？手に持っている間は画面をONにする「持ってる間ON」をサポートしているそうです。ここは将来発展するか判りませんが、「GALAXY S III SC-06D」の気圧センサーと同じく、チャレンジする機能なのでしょう。