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June 14, 2004 space
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F1:カナダGP結果 佐藤琢磨リタイア

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 2004年F1第7戦ヨーロッパGP決勝レースの結果、グリッド6番手からスタートしたフェラーリのミハエル・シューマッハが見事なレース運びで優勝し、今シーズン7勝目を記録した。ポールポジションからスタートしたラルフ・シューマッハは2位でフィニッシュし、今シーズンの初表彰台を獲得した。

佐藤琢磨は50週目にエンジンブローによりリタイアした。予選17位に沈みピットスタートを選択した琢磨は、10位まで順位をあげたところで、マシン後方より白煙を上げてマシンをコース脇に止めリタイアした。これで3戦連続のリタイアとなってしまった。

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 今日も青空に迎えられたモントリオールのジル・ヴィルヌーヴサーキット。スタート前の気温は25℃、路面温度は37℃というコンディションになっている。昨日の予選でスピンを喫した佐藤琢磨は、燃料を再給油した状態のスペアカーでピットスタートという決断に至ったようだ。

 現地時間午後12時30分、ラルフ・シューマッハを先頭に18台のマシンがフォーメーションラップへと向かっていく。佐藤琢磨とミナルディのジャンマリア・ブルーニはピットスタートとなっている。

 スタート!ラルフ・シューマッハがトップを守って1コーナーへ。好スタートを切ったルノーのヤルノ・トゥルーリが突然マシンを左へ寄せてスローダウン。後方ではデビッド・クルサードとジャガーのマシン2台が接触している。オープニングラップの順位は、1位ラルフ・シューマッハ、2位ジェンソン・バトン、3位フェルナンド・アロンソ、4位ファン・パブロ・モントーヤ、5位ミハエル・シューマッハ、6位キミ・ライコネン、7位ルーベンス・バリチェロ、8位クリスチアーノ・ダ・マッタ。トゥルーリはすでにリタイアとなっている。佐藤は14番手。

 7周目、最終シケイン手前のストレートでルーベンス・バリチェロがキミ・ライコネンをオーバーテイクして6位へ浮上。その後もファステストラップを記録していく。マーク・ウェーバーは8周を終えたところでピットに戻りリタイアとなった。

 11周目、まずはマクラーレンのデビッド・クルサードがピットへ。8.3秒でコース復帰。次のラップにはチームメイトのキミ・ライコネンのピットストップを行ない、7.8秒でピットをあとにする。ジェンソン・バトンとファン・パブロ・モントーヤは同時にピットストップへ。バトンの方が短いストップでコースへ出ていく。この2台がピットへ入った瞬間、ミハエル・シューマッハがファステストラップを叩き出していく。

 トップのラルフ・シューマッハは14周目にピットへ。7.3秒でコースへ復帰する。順位はバトンの前となっている。2周後にはフェルナンド・アロンソもピットへ。しかし、給油をすぐに開始することができず、16.9秒のロスタイムを食ってしまった。翌周にはルーベンス・バリチェロがピットへ。8.9秒でコースへ復帰する。キミ・ライコネンはピットアウトの際に白線をまたいでしまったためにドライブスルーペナルティを受ける。チームメイトの次のラップにはミハエル・シューマッハもピットへ。10.3秒でコースへ。ポジションはバトンの後ろ、ファン・パブロ・モントーヤの前となっている。1回目のストップを終えた時点での順位は1位ラルフ・シューマッハ、2位ジェンソン・バトン、3位ミハエル・シューマッハ、4位ファン・パブロ・モントーヤ、5位ルーベンス・バリチェロ、6位フェルナンド・アロンソ、7位ジャンカルロ・フィジケラ、8位キミ・ライコネンとなっている。

 ジョーダンのニック・ハイドフェルドがピットストップを行なった際、給油リグが外れる前にロリーポップを上げてしまったためにハイドフェルドが発進してしまい、ピットクルーを引き倒してしまう。23周目、10位まで順位を上げていた佐藤琢磨が最初のピットストップへ。8.0秒で作業を終えてコースへ復帰していく。復帰後の順位は13位。

 バウムガートナーがセクター2でスピン。ミハエル・シューマッハの後ろにファン・パブロ・モントーヤが迫ってきている。そのモントーヤが30周目に2度目のピットストップへ。7.3秒でピットアウトする。ライコネンも同じラップでピットへ入り、7.2秒でコースへ出ていく。次のラップでBARのジェンソン・バトンがピットへ。7.6秒で作業を終えてコースへ復帰する。ミナルディのジャンマリア・ブルーニにはピットレーンスピード違反によりドライブスルーペナルティが与えられた。

 トップのラルフ・シューマッハは32周目に2度目のストップへ。6.2秒という静止時間でコースへ復帰していく。スピンしていたバウムガートナーはレースに復帰しているが、チームメイトのブルーニはリタイアしている。

 42周目、オリビエ・パニスをオーバーテイクしようとした佐藤琢磨がスピン。レースへは復帰し、そのラップでピットストップを行なう。44周目、チームメイトを追いかけていたルーベンス・バリチェロがピットストップへ。9.8秒でコースへ復帰していう。フェルナンド・アロンソが2コーナーでコース脇にマシンを止めている。バリチェロはモントーヤの後ろの位置に復帰している。残り25周、マクラーレンのライコネンがピットストップを行ない10.7秒で作業を終える。次のラップではミハエル・シューマッハもピットへ。8.5秒でコースへ復帰し、バトンの前に出ることに成功した。バリチェロがターン8で若干コースオフするがコースへ復帰する。兄の次のラップにラルフもピットへ。9.3秒で作業を終え、バリチェロの前、モントーヤの後ろの位置でコースへ復帰した。

 ジェンソン・バトンとファン・パブロ・モントーヤが同時にピットストップ。バトンは7.4秒、モントーヤは8.7秒でピットをあとにし、バトンが前のポジションを守った。佐藤琢磨がまたしてもエンジンブロー!3戦連続のエンジントラブルによるリタイアとなった。

 残り10周、6位を走行していたキミ・ライコネンがスローダウン!ピットに戻ってステアリングを交換し、無事にレースへ復帰することができた。しかし、順位は1つ落として7位となっている。おそらくはコントロールシステム系のトラブルと思われる。

 このレース最後のバトルは4位をかけたバトンvsモントーヤの闘いとなっている。トップ残り5ラップ、ザウバーのフェリペ・マッサがヘアピンで直進してしまいタイヤバリアに激しくクラッシュ!幸い、マーシャルの手を借りながらもマッサはマシンから降りることができている。デビューレースとなっているジョーダンのティモ・グロックに、1周遅れのクリスチャン・クリエンが追突している。2台ともにレースへ復帰。

 ファイナルラップ。ミハエル・シューマッハが弟のラルフ・シューマッハに対して4.4秒の差をつけてクルージングとなっている。

 チェッカー!ミハエル・シューマッハが今シーズンの7勝目、カナダGPでの通算7勝目を達成した。2位にはポールポジションからスタートしたラルフ・シューマッハが続き、3位にはルーベンス・バリチェロ、4位ジェンソン・バトン、5位ファン・パブロ・モントーヤ、6位ジャンカルロ・フィジケラ、7位キミ・ライコネン、8位クリスチアーノ・ダマッタとなっている。完走は14台。

カナダGP、BMWウィリアムズ、トヨタが車両規定違反で失格  FIA(国際自動車連盟)の技術委員とカナダGPのレースオーガナイザーは現地時間13日、カナダGP決勝レース後の車検において、BMWウィリアムズとトヨタのマシンがブレーキ装置のエアダクト部の規定サイズ違反を犯していたことを明らかにし、カナダGPの決勝リザルトから除外する失格の裁定を下したことを発表した。

  ウィリアムズとトヨタを除外したリザルトは次のようになる。

1、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 10ポイント
2、ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ) 8ポイント
3、ジェンソン・バトン(BAR・ホンダ) 6ポイント
4、ジャンカルロ・フィジケラ(ザウバー・ペトロナス) 5ポイント
5、キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス) 4ポイント
6、デビッド・クルサード(マクラーレン・メルセデス) 3ポイント
7、ティモ・グロック(ジョーダン・フォード) 2ポイント
8、ニック・ハイドフェルド(ジョーダン・フォード) 1ポイント
9、クリスチャン・クリエン(ジャガー)
10、ゾルト・バウムガートナー(ミナルディ・コスワース)

 F1第9戦アメリカGPは来週末、インディアナポリスで開催される。

 

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HOMENews BlogsF1/2004race | June 14, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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