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January 11, 2005 space
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MS、iPod対抗ソニーとの提携も・・・

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ウォール・ストリート・ジャーナルがさまざまなパートナーを自陣に引き込んでいるMicrosoftだが、その中にはデジタル音楽でAppleに遅れを取っているソニーも入るかもしれない。両社は「手を組む多くの動機がある」とビル・ゲイツ氏は語る。MS、デジタル音楽でソニーとの提携を模索とIDGも、iPodとiTunes Music Storeに対抗すべく、MSとソニーが手を組むだろうとしている。

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 デジタル音楽市場で脚光を一人占めする米Apple Computerとその洗練された「iPod」を羨望の眼差しで見つめてきた米Microsoftが、いよいよ反撃ののろしを上げた。しかし、Macworld 2005 になんとソニー安藤社長が登場して、HDVの撮影機材として、Jobs氏はソニーのHDカムコーダーを紹介。

Macworld 2005004.jpg

Jobs氏は、「様々な分野でライバルであり、時にはよき協力者でもある」という紹介で、ソニーの安藤国威社長を壇上、両社のパートナーシップなどを発表するものではなかったが、Jobs氏と安藤氏の握手には会場から大きな拍手が起こり、Appleとソニーの組み合わせに対するユーザーの期待の高さがうかがえた。


MSにとっても、Appleにしてもソニーと組む事で家電分野への足がかりとしたい思惑があるのでしょうが、ソニーとしてはアップルと組む事の方がメリットがるのか? それともソニーにはMS嫌いが多いと言われていますので、その辺りの当てつけでしょうか?


 Microsoftは、デジタルエンターテインメント分野で膨らむ野望の実現に向けて、数々の事業提携を結んでいる??Appleの大成功で打撃を被ったソニーとの提携も追求するかもしれない。


 米ラスベガスで開幕されたConsumer Electronics Show(CES)で5日夜に基調講演を行ったMicrosoftのビル・ゲイツ会長は、ViacomのMTV Networks、デジタルビデオレコーダー(DVR)の草分けTiVo、Yahoo!などとの提携を発表したほか、Microsoftサイトや同社ソフト採用のデバイスを通じて音楽・TV番組の提供を強化する提携を複数明らかにした。


 またゲイツ氏は先日の取材の中で、デジタルエンターテインメント分野における広範なパートナーシップがMicrosoftとソニーの両社に恩恵をもたらすだろうと示唆した。とりわけ、両社はオンライン音楽サービスや著作権保護を含むデジタル音楽「インフラ」で「手を組む多くの動機がある」と同氏は語った。


 ソニーとの提携の可能性を含めたこれらのアライアンスは、特にAppleに対抗して、自らをデジタルエンターテインメントにおける「選択肢」の擁護者として位置づけるためのMicrosoftの取り組みの一環。Appleは「iPod」でデジタル音楽プレーヤー市場を、「iTunes」でオンライン音楽サービス市場を席巻している。だがiTunesの楽曲はiPodのみに対応するフォーマットで販売されており、Microsoftソフトを採用している多くの主要ブランドの携帯音楽プレーヤーで再生することはできない。このことが、iPod以外の音楽プレーヤーを不利にしているとMicrosoftは主張している。


 「人々に大きなメリットをもたらす選択肢を提供する必要がある??購入方法の選択肢、そして使用するデバイスの選択肢だ」とゲイツ氏は取材の中で語った。


 この戦略は成果を出しつつあるようだ。松下電器産業は1月5日、デジタルカメラや一部の音楽プレーヤーで採用されているSDチップ技術を採用し、MicrosoftのWindows Mediaファイル形式で保存されているデジタルコンテンツに対応すると明らかにした。同社AV部門ジェネラルマネジャー、小塚雅之氏は、Microsoftと手を組んだ理由の1つとして、Appleは松下と直接競合関係にあるのに対し、Microsoftはそうではないからだと説明した。


 ゲイツ氏は、今後パートナーの数はさらに増えるとし、デジタル音楽にかかわっているほかの企業には「純然たるインフラと、強力な選択肢に向けて当社と取り組むための場が提供されるだろう」と語った。


 一方、Appleはほかのフォーマットやデバイスに対応する可能性を排除してはいないが、現時点でそうした計画はないとしている。また同社は、iPodでは人気のMP3形式の楽曲を再生可能だとも主張している。MP3は、CDから楽曲を「リッピング」してPCに保管する際に利用される、音楽ファンの間で人気のファイル形式。


 1年前、Appleのスティーブ・ジョブスCEO(最高経営責任者)は同じくラスベガスで開催されたCESで、Hewlett-Packard(HP)が自社ブランドの下でiPodを販売すると発表した。Microsoftの強力なパートナーであるHPの動きは、Microsoft幹部陣に衝撃を与えた。一部の業界幹部の間では、ジョブズ氏が今週、あるいは来週米サンフランシスコで開催のMacWorld年次カンファレンスに合わせ、新たな“サプライズ”を発表する可能性があるとの声も聞かれる。


 ソニーに関するゲイツ氏の発言が関心をそそるのは、ソニーが??問題は一部あるにせよ??デジタル音楽業界の誰もが手を結びたがっている相手だからだ。レコードレーベルを所有するソニーは、有名な「ウォークマン」をはじめとするコンシューマー向けオーディオデバイスのトップメーカーとして長い間君臨しているが、新しいデジタル音楽の分野ではAppleなどに大きく水を開けられた格好となっている。ジョブズ氏はこれまでソニーにさまざまなパートナーシップを持ちかけたが、昨年、ソニーの非協力的な態度に不満を表した。


 ゲイツ氏は、Microsoftとソニーの協力関係の可能性を示す“つながり”として、両社とIntertrust Technologiesとの関係を強調した。Intertrustは著作権保護機能付き楽曲などのコンテンツをインターネット上でやり取りするためのソフトを開発している。ソニーはIntertrustの株式を保有しており、MicrosoftはIntertrustから起こされた特許侵害訴訟の和解金4億4000万ドルの一環として、同社のソフトならびに特許のライセンス供与を受けている。


 Microsoftとソニーの間で、デジタルエンターテインメント分野での広範な協力関係について話し合いが行われているかとの質問に対し、ゲイツ氏は「ソニーとは、相互にメリットのあるあらゆる事柄を常に話し合っているが、現段階で特にコメントすることはない」と答えた。なおソニーは、デジタルエンターテインメント事業でMicrosoftと手を組む可能性についてコメントを避けた。


 Microsoftとソニーは既に一部の分野で協力関係にある。ほとんどのコンピュータがそうであるように、ソニーの「VAIO」はMicrosoftのWindowsを採用している。またソニーは、次世代DVD規格Blu-rayにMicrosoftのビデオ圧縮形式を採用することで合意している。だがソニーはWindows MediaなどのMicrosoftのエンターテインメントソフトを自社の機器に採用することには抵抗し続けている。


 しかし実際ソニーはデジタル音楽で立ち遅れており、これが同社を他社との提携に向かわせるかもしれない。ソニーのオンライン音楽サービス「Connect」は低調で、ヒットした携帯デジタル音楽プレーヤーもまだない。同社は昨年11月、デジタルエンターテインメント事業の強化に向けてデジタル音楽事業と映画事業を新部門「Connect」の下に統合、トップレベルの幹部2人を同部門の監督に据えた。


 Connect幹部陣は最近の取材の中で、ソニーは他社と協力して外部から技術を取り入れることに以前よりも積極的になっていると語った。これは大きな理念の変革だ。同社は、たとえ不人気だと分かっても、自社の専有技術??ビデオ規格の「ベータマックス」や音楽エンコードフォーマット「ATRAC」など??を頑なに擁護する企業として以前から知られているからだ。


 東京を本拠とするConnectの共同プレジデント、辻野晃一郎氏は、「自社の利益だけを追求していてはだめな時もある。より迅速にオープンになる必要がある」と語った。この新たなアプローチの一例としてソニーは昨年、主力製品であるHDD搭載ウォークマンを、自社のATRACフォーマットに加え、MP3形式でエンコードされた音楽に対応させる方針を明らかにした。 


 Microsoftが5日夜に発表したアライアンスの1つが、コンシューマーがMicrosoftのオンライン「デジタル音楽モール」を通じてMTVオンライン音楽サービスを利用できるというMTVとの提携だ。MTVはまた、デジタルエンターテインメントの管理・アクセスを容易にする「Windows XP Media Center Edition」(MCE)を搭載したPC向けにコンテンツを提供する。またTiVoとの提携により、TV番組をMCE搭載のハンドヘルドコンピュータなどのポータブルデバイスにダウンロードできるようになる。


 Yahoo!は、一部のサービスをMCE搭載コンピュータ向けに強化、これにより、例えばユーザーがPCと連係したリモコンでインターネットビデオを操作できるようになるとしている。MCE PCと接続したTVを通じて、Webサイトから株式ポートフォリオなどのパーソナライズ情報を閲覧できるようにもするという。


 MCEは「牽引力を増しており、タイミングとしては今が好機と判断した」と話すのは、Yahoo!のブロードバンドアクセス・バンドルサービス担当上級副社長、スティーブ・ブーム氏。同氏によれば、最初のMCE向けコンテンツはYahoo!で既に提供されているABC Newsなどのオンデマンドビデオだが、将来は有料のビデオオンデマンドに拡大する。このほかMCE PC向けにサービスを提供する企業は、Discovery CommunicationsのDiscovery Channel、NewsのFox Sports Interactive Media、XM Satellite Radioなど。


 これらパートナーシップに伴い、多数の新製品が発表された。Reigncomのポータブル音楽プレーヤー「iRiver」はMicrosoftソフトに対応、iPodと似た写真表示機能を備えている。LG Electronicsからは、Microsoft技術に基づくDVRが発表された。ゲイツ氏によれば、現在、50種のデバイスと7つのサービスが、携帯プレーヤーと音楽サービスの互換性を保証する音楽プログラム「PlaysForSure」に参加しているという。

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