戦国自衛隊1549 −敵は織田信長！

陸上自衛隊東富士駐屯地で、対プラズマ用人工磁場シールドの展開実験中に予期せぬ暴走事故が発生。実験に参加していた的場毅１佐（鹿賀丈史）率いる第３特別実験中隊が、460年前の戦国時代にタイムスリップしてしまった。

同時に過去への干渉が原因とみられる虚数空間ホールが日本各地に出現。次第に成長しながら現代を侵蝕し始めていた。

かつて的場の腹心であり、解散させられた特殊部隊Fユニットのメンバーだった鹿島勇祐（江口洋介）は、暴走事故を引き起こしてしまった神崎怜２尉（鈴木京香）とともに、的場たちを歴史の彼方から救い出し、ホールによる現代日本の侵蝕を食い止めるために編成された救出部隊、ロメオ隊への参加を決意する。

鹿島たちに許された時間は74時間27分 ― それを過ぎると時空の揺り戻しに取り残されてしまい、二度と現代に戻ることはできない。危険を賭して、決死の覚悟で1549年へのタイムスリップを敢行する鹿島たちロメオ隊。だがそこで待っていたのは ― 戦国の世で部下たちと生き抜くために自衛官であることを辞め、正史の織田信長に成り代わって覇王として生きる的場だった。

彼は天導衆を中心に編成された織田軍を率い、自らの手で歴史をリセットして、平成日本を力が支配する強靭な国家に作り変えることを目論んでいた。ロメオ隊に襲い掛かる織田軍勢。第３特別実験中隊の装備と連携した波状攻撃に、鹿島たちは次々に仲間を失っていく。さらに的場は、関東平野を焦土にして歴史の改ざんを決定的にすべく、戦国の世で恐るべき兵器を作り上げていた…。

鹿島と怜は、織田信長として激しく現代に牙を向ける的場を止めることができるのか？　未来に対する責任とは？

壮大なストーリーと総製作費15億を投じて製作される、超大型スペクタクル・アクション・エンタテインメント。

今注目の作家：福井晴敏

99年『亡国のイージス』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会賞、大藪春彦賞をトリプル受賞。02年に発表された『終戦のローレライ』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。さらにこの11月に刊行された初の短編集『6ステイン』が第132回直木賞の候補作になるなど、文学界屈指の筆力を誇る。本作『戦国自衛隊1549』の原作は05年春頃に刊行予定。

2005年は本作「戦国自衛隊1549」をはじめ、「ローレライ」「亡国のイージス」と原作が相次いで映画化、いま最も注目されている作家である。

■戦国自衛隊1549
　http://www.sengoku1549.com/pc/

　　亡国のイージス AEGIS それはあらゆる邪悪を払う「無敵の盾」
　　戦国自衛隊1549 −敵は織田信長！
　　映画：ローレライ LORELEI　2005年3月3日公開