自動車のF1シリーズ第16戦、ベルギーGPは11日決勝を行い、佐藤琢磨(BARホンダ)は序盤でミヒャエル・シューマッハー(ドイツ、フェラーリ)と接触し、リタイアした。 5列目スタートの佐藤は、1周目で4台を追い抜くなど好発進したがその後、M・シューマッハーのマシンに追突した。
ベルギーGP決勝前、レーススタートまで約4時間の時点で、 スパ フランコルシャン サーキットでは、ミハエル シューマッハにとっては朗報となった。スパは朝から霧がかかっており、空からは雨が落ちてきている。 サポートレースであるGP2の第2レースはスタートが遅れている。ミニチャレンジのゲストドライバーであり、F1ジャーナリストでもあるピーター ウィンドソルがクラッシュし、バリアを曲げてしまったためである。 今日の午後にかけても、スパのあるベルギー東部では激しい雨が予想されている。 ベルギーGP決勝:ライコネンが波乱のスパを制す!! 2005年FIA F1世界選手権第16戦ベルギーGPは、スパ フランコルシャン サーキットにおいて決勝日を迎えた。スタート直前のスパは今にも雨が降り始めそうな天気となっているが、すでに朝まで降っていた雨、また午前中に降った雨によってコースはウェットコンディションとなっている。スタート前の気温は17℃、路面温度は22℃となっている。17番手、18番手スタートのミナルディの2台はピットスタートの準備を進めている。 現地時間午後2時、ポールシッターのファン パブロ モントーヤを先頭にフォーメーションラップへとスタートしていく。ほとんどのクルマがスタンダードウェットタイヤを装着している。ピットスタートのミナルディ勢はエクストリームウェットに履き替えている。大きな混乱なくフォーメーションラップを終えた隊列がグリッドへと戻る。 スタート!モントーヤがトップのまま1コーナーへ!キミ ライコネンとヤルノ トゥルーリが並んで1コーナーに進入するが、出口でライコネンが2位を維持、ケメルストレートエンドでフェルナンド アロンソがトゥルーリに仕掛けるが、トゥルーリも3位を守っていく。 オープニングラップのオーダーは、1位モントーヤ、2位ライコネン、3位トゥルーリ、4位アロンソ、5位ミハエル シューマッハ、6位佐藤 琢磨、7位ジェンソン バトン、8位ラルフ シューマッハ、9位フェリペ マッサ、10位マーク ウェーバーとなっている。BARの2台が激しいバトルを繰り広げている。 2周目、ルノーのジャンカルロ フィジケラがウェーバーをかわして10位へ浮上。しかし、直後にデビッド クルサードが10位に急浮上している。マクラーレンの2台が3位トゥルーリ以下を置き去りにしていく。4周目を終えたところでミナルディのアルバースがスタンダードウェットへと交換する。フィジケラがクルサードをパスして再び10位へ浮上。トヨタのラルフが7位のバトンに襲い掛かる。 7周目のバスストップシケインのアプローチにおいてラルフがバトンをかわして7位へ、さらにフィジケラもマッサをかわして9位へ浮上し、今度はバトンを射程圏内に捉える。ミナルディはロバート ドーンボスもスタンダードウェットに交換する。フィジケラがバトンをパスして8位へ浮上した。 10周目、トヨタのラルフ シューマッハが最初にピットストップへ。フィジケラがオー ルージュを駆け上がったラディオンにおいて大クラッシュ!オー ルージュの途中でコントロールを失ってタイヤバリアに激しく直撃したが、幸いフィジケラに大きなケガはないようだ。 セーフティーカー導入となり、すぐさまモントーヤがピットへ飛び込む!ライコネンが後続が露骨に抑えながら自分のピットストップ待ち時間を稼ぎながらピットへ。ほとんどすべてのドライバーがピットに戻り、ピットロードは大混雑となっている。トップチームはスタンダードウェットでコースに戻っているが、ウィリアムズはドライタイヤでコースに復帰している。ジャック ヴィルヌーヴとすでにピットストップを終えていたラルフはこのラップにはストップを行なっていない。 セーフティーカー先導でのオーダーは、1位モントーヤ、2位ヴィルヌーヴ、3位ラルフ シューマッハ、4位ライコネン、5位トゥルーリ、6位トゥルーリとなっている。ミハエル、佐藤、バトン、クルサード、ウェーバー、ピッツォニアはドライタイヤでコースに出ていたが、走行不可能と判断して次のラップに再びピットへと戻る。7位マッサ、8位ルーベンス バリチェロ、9位ティエゴ モンテイロ、10位クリスチャン クリエン、11位ナレイン カーティケヤン、12位ミハエル シューマッハ、13位佐藤 琢磨、14位ウェーバーとなっている。 再スタート直前のバスストップシケインでラルフがヴィルヌーヴをパスする不可解な行動に出るが、ストレートで再びヴィルヌーヴがラルフの前に戻る。1コーナーでヴィルヌーヴがオーバーランして、ラルフとライコネンがヴィルヌーヴをパスする。トゥルーリが再びピットストップへ。再スタート直後の1コーナーで佐藤がミハエルに追突してクラッシュ!2台ともにリタイアとなってしまう。ミハエルが佐藤のクルマに歩み寄り、言葉をかける。 15周目を終えてのオーダーは、1位モントーヤ、2位ラルフ シューマッハ、3位ライコネン、4位ヴィルヌーヴ、5位アロンソ、6位マッサ、7位バリチェロ、8位モンテイロ、9位ウェーバー、10位バトンとなっている。ミハエルと佐藤のアクシデントに関して、レース後に審議が行なわれると表示されている。 19周目の1コーナーにおいてクルサードが白煙を上げてストップ。2位のラルフがトップのモントーヤに迫っている。20周目、ここまで引っ張ったヴィルヌーヴがピットへ。12.3秒で作業を終えてコースに戻るが、スタンダードウェットを装着し、バトンの前となる8位で復帰している。 25周目、プーオンでアウトからバトンがヴィルヌーヴをパスして8位へ。ラルフが2度目のピットストップへ。9.9秒で作業を終えて、ドライタイヤでコースに戻る!しかし、直後のケメルストレートエンド、レ コームにおいてスピンを喫してしまう。レースには復帰する。 トヨタとラルフのギャンブルは大きな失敗となってしまった。すぐにピットに戻り、スタンダードウェットに履き替える。これによってトゥルーリ同様に大きく後退する結果となる。ミナルディのドーンボスもドライタイヤで出ていたが、コースから飛び出している。無事にレースに戻り、ピットへ戻ってスタンダードウェットに戻す。 ティエゴ モンテイロとアントニオ ピッツォニアがヴィルヌーヴをパスしている。オー ルージュでバランスを崩したヴィルヌーヴに、ケメルストレートでナレイン カーティケヤンがアウト側から襲い掛かるが、レ コームで追い出される形になってしまう。そのまま前に出てポジションをキープしている。 29周目、ライコネンが1分55秒964のファステストラップを記録する。ザウバーのフェリペ マッサがピットストップを行ない、ドライタイヤに変更していく。30周目、ライコネンが1分55秒848のファステストラップを更新してモントーヤとの差を1.4秒まで縮めていく。残り14周でのオーダーは、1位モントーヤ、2位ライコネン(+1.4秒)、3位アロンソ(+16.2秒)、4位バリチェロ(+43.0秒)、5位ウェーバー(+45.2秒)、6位バトン(+55.9秒)、7位ピッツォニア(+76.7秒)、8位マッサ(+82.7秒)となっている。ジョーダンのモンテイロはピットストップでスタンダードウェットのままコースへと戻る。 31周目、バリチェロが最後のピットストップを行ない、スタンダードウェットのままコースへと戻る。ドライタイヤのマッサはヴィルヌーヴ、モンテイロにパスされていく。 32周目、ライコネンが1分55秒775のファステストラップを記録する。ルノーのアロンソが最後のピットストップを行ない、6.7秒で作業を終えてスタンダードウェットでコースへと戻る。 33周目、トップ走行中のモントーヤが先にピットストップへ。7.2秒で作業を終えてスタンダードウェットのままコースへと戻る。BARホンダのバトンも最後のストップを行なっている。バトンもスタンダードウェットのまま。ウィリアムズのピッツォニアもウェットのままコースへと戻る。 34周目、ライコネンが1分53秒810という驚異的なタイムアップを記録する。 35周目、ライコネンが最後のピットストップへ。6.2秒で作業を終えて、スタンダードウェットのままコースへ戻る。ポジションはモントーヤの前となるトップとなっている。マクラーレンとしては予定通りのポジション変更となる。トヨタのヤルノ トゥルーリがマルメディーでクラッシュしている。バトンがウェーバーをバスストップシケイン出口でパスして5位へ浮上。 残り6周、バトンがバスストップシケインでバリチェロをパスして4番手へ浮上する!ウィリアムズのウェーバーがピットストップを行ない、ドライタイヤへと交換していく。残り4周の時点でピッツォニアもドライタイヤへと交換する。フェラーリのバリチェロもピットストップを敢行してドライタイヤへ交換する。 2位を走行していたモントーヤと周回遅れのピッツォニアがクラッシュ!モントーヤはその場でリタイアとなってしまい、ピッツォニアの左リアサスペンションも大きなダメージを受けている。ウィリアムズのウェーバーが1分52秒370のファステストラップを記録している。 モントーヤとピッツォニアのアクシデントについてもレース後の審議対象となる。ラルフ シューマッハが1分51秒453のファステストラップを記録している。 ファイナルラップ!ライコネンがタイトルライバルのアロンソを35.5秒リードして最終周へと入っていく。 チェッカー!キミ ライコネンがタイトル獲得に望みをつなげる勝利を獲得、2位にはタイトルに王手をかけているアロンソがしっかりと続いた。3位表彰台はBARホンダのジェンソン バトン、以下は4位マーク ウェーバー、5位ルーベンス バリチェロ、6位ジャック ヴィルヌーヴ、7位ラルフ シューマッハ、8位ティエゴ モンテイロとなっている。完走扱い15台。
Pos. ドライバー コンストラクターズ Time Points 1 K・ライコネン マクラーレン 1:30:01.295 10 2 F・アロンソ ルノー + 28.394 8 3 J・バトン BAR + 32.077 6 4 M・ウェーバー ウィリアムズ + 1:09.100 5 5 R・バリチェロ フェラーリ + 1:18.100 4 6 J・ヴィルヌーヴ ザウバー + 1:27.400 3 7 R・シューマッハ トヨタ + 1:27.500 2 8 T・モンテイロ ジョーダン + 1 laps 1 9 C・クリエン レッドブル + 1 laps 0 10 F・マッサ ザウバー + 1 laps 0 11 N・カーティケヤン ジョーダン + 1 laps 0 12 C・アルバース ミナルディ + 2 laps 0 13 R・ドーンボス ミナルディ + 3 laps 0 Did not finish 14 J・P・モントーヤ マクラーレン + 4 laps 0 15 A・ピッツォニア ウィリアムズ + 5 laps 0 16 J・トゥルーリ トヨタ + 9 laps 0 17 D・クルサード レッドブル + 26 laps 0 18 M・シューマッハ フェラーリ + 31 laps 0 19 佐藤 琢磨 BAR + 31 laps 0 20 G・フィジケラ ルノー + 34 laps 0