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January 16, 2006 space
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NASA探査機「スターダスト」7年の宇宙の旅から帰還

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彗星(すいせい)のちりを2年前に採取し、地球への帰還の旅を続けている米航空宇宙局(NASA)の探査機「スターダスト」が15日、7年の宇宙の旅から帰還する。
 
 
 地球上空でちりを入れたカプセルを切り離し、米ユタ州の砂漠地帯に着地させる。彗星のちりを地球に持ち帰る試みは世界初。1000粒(計約1ミリグラム)ほどのちりが入っているとみられ、太陽系の成立や生命誕生の謎を解く手がかりになると期待されている。
 

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 探査機は99年2月に打ち上げられ、約5年かけて、地球から約3億9000万キロ離れた位置でビルト2彗星に約230キロまで接近。04年1月に彗星の核から噴出する「雲」の中を通り、ちりを採取した。この彗星は78年に発見され、核の直径は約5.4キロ。火星と木星の間を通り、約6.4年の周期で太陽を回っている。
 

star_dust01.jpg

 
 NASAによると、探査機は米東部時間の15日午前0時57分(日本時間午後2時57分)、地球上空約11万キロでカプセルを切り離す予定だ。カプセルは4時間後に地球の大気圏へ突入。高度32キロで減速のためパラシュートを開き、午前5時12分(同午後7時12分)に着地することになる。
 
 
star_dust02.jpg カプセルは直径約80センチのカップのような形。大気圏突入時の最高速度は秒速12.8キロに達し、大気との摩擦で表面温度は2700度にもなる。
 
 
 彗星や小惑星は、46億年前の太陽系誕生当時の物質を含むと考えられている。地球生命の材料になった有機物も、地球と衝突した彗星がもたらしたという説がある。
 
 
 計画の責任研究者、ワシントン大のドナルド・ブラウンリー博士は「惑星や、そのもとになった物質がどのように形成されたのか。生命誕生には関係したのか。ちりの中に貴重な情報が記録されているはずだ」と期待する。
 
 
 小惑星からの物質採取は、日本の探査機「はやぶさ」が昨年11月に小惑星イトカワに着陸して試みた。採取装置がうまく働かなかったとみられるが、わずかに採取できた可能性もある。はやぶさは現在、10年6月ごろの地球帰還を目指している。
 
 
 これが彗星のちり NASAが公開
 
nasa200601190171.jpg 米航空宇宙局(NASA)は18日、無人探査機「スターダスト」のカプセルが地球に持ち帰った彗星(すいせい)のちりの写真を公開した。「エアロゲル」と呼ばれる物質を詰めた採取器に、ちりがしっかり捕らえられていた。
 
 
 主任科学者のドナルド・ブラウンリー教授(米ワシントン大)は「予想を上回る大成功だ。大きなものから小さなものまで、たくさんのちりが確認できる」と話した。
 
 
 同教授によると、顕微鏡でしか見えない微小サイズも含めると、100万粒以上捕らえている可能性があるという。採取器は金属枠で2センチ×4センチの130区画に分けられ、細かい穴が無数にあいたシリカ(二酸化ケイ素)素材のエアロゲルが詰めてある。
 
 
 米ユタ州の砂漠地帯に15日に着地したカプセルから、採取器が入った容器を取り出し、17日にテキサス州ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターに移送した。
 
 
 同探査機は04年1月、地球から約3億9千万キロ離れた位置で「ビルト2彗星」に接近、核から噴出するちりを採取した。
 
 

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