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March 24, 2006 space
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「王と鳥」初公開 宮崎駿、高畑勲両氏の“運命変えた作品

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宮崎駿、高畑勲両氏の“運命変えた”「王と鳥」初公開 この作品がなければジブリは生まれなかった。
 
王と鳥 約半世紀前につくられたフランスの長編アニメ映画「王と鳥」(ポール・グリモー監督)のデジタルリマスター版が7月29日に劇場初公開されることが17日、分かった。同映画は、高畑勲監督(70)、宮崎駿監督(65)がともに多くの影響を受けたと公言する作品。世界で高い評価を受けている「ジブリ作品」の“生みの親”ともいえる映画だ。高畑自身が日本語字幕を担当している。ジブリの原点に触れることができそうだ。
 
 

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 フランスの名作アニメ映画がスクリーンでよみがえる。仏アニメ界の巨匠ポール・グリモー氏が監督を務め、仏の有名な詩人ジャック・プレヴェールが脚本。製作は約半世紀前。傷んだ部分の映像修整が施され、デジタルリマスター版で日本の劇場で初公開される。
 

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 今回、日本語字幕を担当する高畑勲監督、宮崎駿両監督に大きな影響を与えた作品だ。「おもひでぽろぽろ」などで知られる高畑氏は「少なくとも、もしこれを見ていなければアニメーションの道に進むことはなかった」とコメント。人生を揺るがした1本だ。
 
 
 一方、「千と千尋の神隠し」で米アカデミー賞でオスカーを獲得し、ベルリン映画祭で金熊賞も受賞した宮崎駿監督も感銘を受けた。「王と鳥」映画は高くそびえる宮殿が象徴的に描かれる。
 
 
 宮崎監督は「千と千尋―」の時、水平と垂直空間の使い方の素晴らしさを問われた際、こう言い残している。「垂直空間の使い方ならポール・グリモーの『王と鳥』をあげないわけにはいきません」「それ以前は水平方向の動きしかありませんでした。物語がホンモノになるには、映画の中できちんとした上昇の動きが必要」と語ったこともある。
 
 
 ひょっとして、この作品との出合いがなければ「ハウルの動く城」もなかったかもしれない。高畑、宮崎両監督の“生みの親”とも言っていい傑作。いまでは世界的な評価を不動のものとしているジブリの源流として注目されそうだ。
 
 
 「王と鳥」はフランス初の長編アニメーションとして「やぶにらみの暴君」の題で1952年に公開。だが、グリモー監督とプレヴェール氏の承認なしに封切ったため問題に発展。グリモー監督がフィルムを取り戻し、作品の権利を買い取って79年に“リメーク”された幻の完全版だ。東京・渋谷のシネマ・アンジェリカで7月29日に公開される。
 
 
 ◆王と鳥
 
 物語はタキカルディ王国にそびえ立つ高層宮殿が舞台。部屋には3枚の絵があり、美しい羊飼いの娘、煙突掃除の青年、孤独な王の肖像画。娘と青年は恋に落ち、王が引き裂こうとする。2人は絵から逃げ出し、迷路のような複雑な階段を駆け下りていくが…。今作とほぼ同時期にはジブリの最新作「ゲド戦記」(宮崎吾朗監督)も封切られる。
 
 
 爆笑問題・太田「宮崎アニメ潰しですか!?」
 
 スタジオジブリ提供作品の『王と鳥』(仏・1980、ポール・グリモー監督作品)がシネマ・アンジェリカ(渋谷)にて7月29日に初日を迎え、字幕翻訳を手掛けた高畑勲監督と爆笑問題・太田光による公開初日記念トークショーが行われた。
 
 奇しくも『ゲド戦記』と同日公開となったこの映画は、高畑勲、宮崎駿の2人をアニメーションの世界に導いた不朽の名作『やぶにらみの暴君』(1952)のディレクターズ・カット版。本邦劇場初公開にあたり、高畑監督は、その奇才ぶりに日頃から注目していたという爆笑問題・太田光に鑑賞を依頼。作品を見た太田は、対談を快諾。ここに“巨匠"と“奇才"によるトークショーが実現した。
 
 その異色対談では、監督が太田に鑑賞を依頼した理由を「カンです」と答え笑いを誘うと、太田は「『ゲド戦記』と同じ日にわざわざこんなイベント組むのは“宮崎アニメ潰し"狙いですか?」と過激な発言。これに対して監督は話題性などの「相乗効果ねらい」と話して会場を沸かせた。
 
 この夏の両作品の話題性はすでに十分!?
 
 
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「王と鳥」初公開 宮崎駿、高畑勲両氏の“運命変えた作品
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