マルコ・アンドレッティ 再びホンダＦ１テストに参加

　
　ジェンソン・バトンとクリスチャン・クリエンとともにＲＡ１０７の開発に取り組むことになっており、チームは昨年に使用したＲＡ１０６で有意義な走行を行い、アンドレッティに理想的なテストを行わせる予定である。
　

　
　アンドレッティは昨年の１２月にホンダチームからＦ１デビューを果たした。明らかな可能性を発揮した彼はチームに強い印象を与え、チームはヘレスで行われる２日間のテストで彼がどのようなパフォーマンスを見せるのか、興味を持っている。
　

　
　１２月に行われたテストは、アンドレッティが昨年のインディカーシリーズを制したことに対するご褒美であった。彼はデビューシーズンで見事な成績を収め、優勝１回、インディ５００では２位を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
　
　
　アンドレッティは次のように語っている。
　
「２回目となるテストに再びホンダチームに招待してもらい、とても嬉しいよ。１２月にはいい仕事ができたと考えているけれど、初日はクルマとサーキットに慣れることに時間を費やしてしまったよ。今度クルマに乗ったときは、ちゃんと走ることができると思うよ。とても楽しみだね」
　
　ホンダレーシングＦ１チームのスポーティング・ディレクターであるジル・ド・フェランは、次のように語った。
　
「マルコには最初のテストのときに強い印象を受けたよ。短い時間だったが、彼はいいパフォーマンスを披露してくれたね。彼の潜在能力を発揮させ、ヘレスでは昨年のＲＡ１０６を使って彼に再び素晴らしいチャンスを与えるつもりだ。より具体的なプログラムを行って、彼がどれだけ進化できるか期待しているよ」
　
　
　M.アンドレッティ「僕にとって（F1テストは）長い一日だった」
　
　IRLドライバーのマルコ・アンドレッティが、スペイン・アンダルシア地方のヘレス・サーキット（1周4.423km）で、自身2度目のF1テストをHondaから参加したことに対し、「僕にとっては長い一日だった」との感想を述べた。現地時間（以下、現地時間）9日、イギリスのモータースポーツ専門誌『Autosport』（電子版）が、インタビュー記事を掲載している。

　M.アンドレッティは、1993年のF1選手権でマクラーレン・フォードをドライブしたマイケル・アンドレッティを父に、F1とインディ500を制し、今や伝説のドライバーであるマリオ・アンドレッティを祖父に持つ。
　
　昨シーズンは、IRLインディカー・シリーズの伝統の1戦、インディ500で優勝目前にサム・ホーニッシュJr.に交わされ、僅か0.0635秒差の2位入賞、第13戦のインフィニオンでは史上最年少優勝を果たした。IRLの2006年度ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、12月にはHondaのマシンに乗ってF1テストに初参加。現在、F1転向の噂も上がっている。