伝説のバンド YMO 14年ぶり復活

　
　今年正月からオンエアされているキリンラガーのＣＭで、あでやかな時代劇衣装を身につけ、“再結成”よろしく仲良くお茶の間に登場。今月１９日にはパシフィコ横浜で、YMO名義ではなかったが、ユニット「Ｈｕｍａｎ　Ａｕｄｉｏ　Ｓｐｏｎｇｉ」として３人そろってチャリティーライブを行っていたYMOの復活が正式決定した。
　

　
　ドキュメンタリー映画「不都合な真実」で脚光を集めたゴア米前副大統領が提唱し、世界各地で同時開催される「ライブ・アース」の日本代表として出演するもの。京都議定書採択地である京都市の東寺のステージで、ＲＩＰ　ＳＬＹＭＥらとともに、地球温暖化防止を訴える。
　
　
　また千葉・幕張メッセではリンキン・パーク、倖田來未、大塚愛、絢香、ＡＩ、Ｃｏｃｃｏらが競演する。
　
　
　英ロンドンではマドンナ、ジェネシス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ジェームス・ブラント、ビースティ・ボーイズら夢のようなメンバーが顔をそろえる。京都議定書に非協力的なアメリカでは、ニュージャージーで開催され、ポリス、ボン・ジョヴィらが参加する。このほかイスタンブール、シドニーなど全１０都市で約１５０組のアーティストが趣旨に賛同し、参加。全世界で１００万人の観衆と、テレビ中継も含めて２０億人の視聴者を見込んでおり、収益のすべては温暖化防止の基金に充てられる。
　
　
　イベントのプロデューサー、ケビン・ウォール氏は２９日、環境省で記者会見。「２カ所会場があるのは日本だけ。日本は温暖化防止で世界にリーダーシップを示すポジションにいる」と熱く語った。