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August 5, 2007 space
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神威 CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットの開発

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北海道大学が中心となったチームが開発し、火薬や液体燃料を使わない固液ハイブリッド燃焼により低コスト(単価を1/10以下)小型ロケット「神威CAMUI(カムイ)」の打ち上げ実験が4日、北海道大樹町であり、ロケットは高度3.5キロメートルに到達した。
 

kamui_2007080401.jpg

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 北海道大学が中心となったチームが開発し、昨年12月に高度1キロメートルの打ち上げに成功している。今回は機体を大きくし、より上空への打ち上げを計画していた。低価格、安全、小型で環境負荷が小さい小型ハイブリッドロケットを開発する。固液ハイブリッド燃焼により機体を再使用可能とし、従来の小型固体ロケットに比較して打上げ単価を1/10以下に引き下げる。
 

開発項目: 推力400kg 級フライトモデルエンジン
推力1ton 級エンジニアリングモデルエンジン
用  途: 3分間の微小重力実験(1ton級),成層圏全域に渡るオゾン層観測および高層大気サンプリング(400kg級)、超小型衛星および衛星部品の作動確認試験(400kg級、1ton級)等。従来は小型固体ロケットが使用されている市場。

img3_1.gif img3_2.gif img3_3.gif

・ 推進剤に固体燃料(プラスチック等)と液体酸化剤の組合せを用いたロケットエンジン
・ 推進剤に火薬類を使用せず、安全
・ 推進剤が極めて安価・火薬類ではないため、運用・管理コストを大幅に削減可能
・ 機体の再使用化により、打上げコストの削減も可能
・ 固体燃料の燃焼速度が小さく、低推力であるため、小型高推力化が困難で、未だ実用化されず


 
 午前7時半すぎ、ロケットは轟音(ごうおん)を残して雲が覆う雨空を突き抜けると、約100人の観衆から拍手が起こった。北海道赤平市から家族で訪れた小学校4年生の中村優介君(10)は「すごかった。もっと近くで見たかった」と話していた。
 
 
 実験は北海道発の宇宙ビジネスを目指す特定非営利活動法人(NPO法人)、北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌市)が実施。今回初めて、地上からの制御で機体を分離したり、画像や位置情報などのデータを地上で受信することにも成功した。
 
神威ハイブリッドロケット打ち上げ
 

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HOMENews BlogsSpace | August 5, 2007 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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