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September 9, 2007 space
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F1 第13戦イタリアGP決勝 アロンソ優勝2位ハミルトン

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2007年FIAF1世界選手権は、フェラーリのホームとなる第13戦イタリアGP決勝レースのときを迎えた。レース開始直前のコンディションは、気温28℃、路面温度36℃、湿度45%でドライコンディションとなっている。
 

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今回がホームグランプリとなるフェラーリ、その敵地でフロントローを独占したマクラーレンの対決が楽しみなレースとなる。
 
現地時間午後2時、フォーメーションラップがスタート。上位陣はライコネンがソフトタイヤ、その他はミディアムタイヤを装着している。
 

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シグナルが消え、レースがスタート! ハミルトンがマッサに寄せるがマッサがこれをかわして2番手。しかし1コーナーでハミルトンが2番手に浮上し、アロンソ、ハミルトン、マッサ、ライコネンの順にシケインを通過。それにBMWの2台が続く。ヴェッテルがピットイン。

シケイン通過時にハミルトンが強引に2位に割り込んだ際、シケインのイン側にはみ出していたのが気になるところ。マッサと軽く接触していた可能性もある。

2周目に入ったところでクルサードがクラッシュ! リプレイによると、フロントウィングが脱落したためのクラッシュだと思われる。ここでセーフティーカーが入る。

3周目、ピットレーンオープン。しかしピットインするクルマはなし。

セーフティーカーに先導された隊列の順位は、1位アロンソ、2位ハミルトン、3位マッサ、4位ライコネン、5位ハイドフェルド、6位クビサ、7位コヴァライネン、8位ロズベルグ、9位バトン、10位ウェーバー、11位バリチェロ、12位ブルツ、13位トゥルーリ、14位フィジケラ、15位デビッドソン、16位シューマッハ、17位リウッツィ、18位スーティル、19位山本、20位佐藤、21位ヴェッテルとなっている。

5周目、セーフティーカーのランプが消え、次の周にリスタートとなる。

6周目、セーフティーカーがピットに入り、レースがリスタート。コントロールラインを通過し、第1シケインの入り口でハミルトンがアロンソに仕掛けるそぶりを見せるが、そのままの順位でシケインを通過。アロンソとハミルトンの、チームメイト同士のライバル意識が鮮明に感じられる展開。

7周目、マクラーレンの2台とフェラーリの2台の間が、わずかだが開き始めている。その差は1.3秒。バトンはロズベルグをかわし、8位に浮上。これはロズベルグがシケインをカットしたため、順位を譲ったもの。

後方では、スパイカーF1の2台と佐藤がバトルを展開しているが、残念ながら18位争いとなっている。

9周目、マッサが速くもピットイン。タイヤはふたたびミディアムタイヤ。ピット作業を見ると、特に大きなトラブルには見えないが、スケジュール通りのピットインにしては少し早い。今後の展開に注目したい。

10周目、マッサがスローダウン! そのままピットに戻り、頭からガレージへ。フェラーリ、ここでのリタイヤはかなり痛い。

12周目、レースはマクラーレンの2台がリード。2番手のハミルトンと3番手ライコネンの差は6秒に広がっている。後方では、佐藤が山本を抜き18番手に。

15周目、マクラーレン勢とライコネンの差は8.3秒。1周あたり1秒近く差が広がっていっている。

18周目、ハミルトンが1回目のピットイン。ミディアムタイヤを装着してコースへと戻る。次のピットストップは38周目あたりと予想される。6番手でコースに復帰。

20周目、アロンソがピットイン。やはりミディアムタイヤでコースへ。ハミルトンの前でレースに復帰する。

20周目、バトンとロズベルグが熾烈な7位争いを繰り広げる。サイドバイサイドで第1シケインを通過。その後も並んだままバトルを続け、最終的にはロズベルグが前に出る。

21周目、ハイドフェルド、コヴァライネンがピットイン。スーティルもピットへ。
 

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現在、まだピットストップを行っていないライコネンが暫定トップ。2位クビサ、3位アロンソ、4位ハミルトン、5位ハイドフェルド、6位ロズベルグ、7位バトン、8位ウェーバー、9位バリチェロ、10位トゥルーリという上位の順位となっている。

23周目、クビサがピットイン。フロントンのジャッキが壊れており、かなりのタイムロスを喫して、結局11番手にまで順位を落としてしまう。

25周目、ライコネンがピットイン。長い給油で、ワンストップ作戦であることが明らかに。これで序盤の遅いペースの説明がついた。ミディアムタイヤを履き、3番手でレース復帰。これでライコネン優勝の目も出てきたか。

現在の上位陣の順位とタイム差は、1位アロンソ、2位ハミルトン(2.3秒差)、3位ライコネン(12.8秒差)、4位ハイドフェルド(4.1秒差)、5位ロズベルグ(1.1秒差)となっている。

29周目、燃料の重いライコネンを、マクラーレンの2台がどんどん引き離していく。現在、2位ハミルトンと3位ライコネンの差は16秒。1周あたり0.7秒から1秒程度ずつ差が開いている。アロンソとハミルトンが1分23秒台前半から半ばで走っているのに対し、ライコネンは1分24秒台後半のラップタイムとなっている。

30周目、ロズベルグとトゥルーリがピットイン。

31周目、シューマッハとヴェッテルがピットイン。

33周目、バトンがようやくピットイン。上位勢では、残るはバリチェロのみとなる。また、現在12番手を走行中のフィジケラもピットイン。バトンはロズベルグの後ろでコースへと戻る。

34周目、ウェーバー、バリチェロ、佐藤がピットイン。

35周目、トップアロンソと3番手ライコネンとの差は26.6秒。あと数秒差が開けば、ライコネンの逆転はかなり難しくなる。ハミルトンもアロンソから約5秒の遅れ。デビッドソンがピットイン。

36周目、山本が2回目のピットイン。山本は現在最後尾を走行中。

37周目、最後までピットストップを行っていなかったブルツがようやくピットへ。

39周目、トップアロンソと3番手ライコネンとの差がとうとう30秒以上に。ライコネンの逆転はほぼ不可能か。ハイドフェルドが2回目のピットイン。

40周目、ハミルトンがピットイン。3番手ライコネンとの差が24.8秒だったが、ぎりぎりのところでライコネンの前でコースに戻ることはできず、3位に順位を落とす。

41周目、コヴァライネンがピットイン。ロズベルグとバトンの間でコースへ戻り、7番手。しかしバトンがすぐ後ろにつけており、7位争いが面白い。

42周目、ハミルトンがホームストレートエンドでのブレーキングで粘り、第1シケインの入り口でライコネンをオーバーテイク! ハミルトン2位、ライコネン3位。トップアロンソと2位ハミルトンの差が30.5秒あるので、アロンソがもう1度ピットストップを行ってもハミルトンの前に出られる計算となる。
 

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43周目、アロンソがピットイン。トップを維持したままコースへ復帰。

上位陣のピットストップが一通り終わったところでの順位は、1位アロンソ、2位ハミルトン、3位ライコネン、4位ハイドフェルド、5位ロズベルグ、6位クビサ、7位コヴァライネン、8位バトン、9位ウェーバー、10位バリチェロとなっている。
 

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46周目、クビサが1コーナーでロズベルグをオーバーテイク。これでクビサが5位に浮上。

残り5周、アロンソは完全にレースをコントロールし、クルージングに入っている。ハミルトン、ライコネンも順位を維持する走り。接近しているのはコヴァライネンとバトンの7位争いと、ウェーバー、バリチェロ、トゥルーリの9位争いとなっている。

残り1周、アロンソは2番手ハミルトンに約8秒の差をつけて余裕のファイナルラップ。ポールポジションからの理想的な勝利向けて走る。

ここでチェッカーフラッグ。アロンソが初めてイタリアGPで優勝。敵地イタリアでマクラーレンは完璧な1−2フィニッシュを飾った。一方、1年前にここで引退を表明した王者シューマッハの後継者とされたライコネンは3位、チームメイトのマッサは地元でリタイヤという結果に終わっている。後ろには、予選順位通りBMWの2台が続いた。
 

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2007年FIAF1世界選手権第13戦イタリアGPの決勝レースの順位は、1位アロンソ、2位ハミルトン、3位ライコネン、4位ハイドフェルド、5位クビサ、6位ロズベルグ、7位コヴァライネン、8位バトン、9位ウェーバー、10位バリチェロ、11位トゥルーリ、12位フィジケラ、13位ブルツ、14位デビッドソン、15位シューマッハ、16位佐藤、17位リウッツィ、18位ヴェッテル、19位スーティル、20位山本となった。リタイヤはマッサとクルサードの2台。
 
決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 F・アロンソ マクラーレン 1:18:37.806
2 L・ハミルトン マクラーレン + 6.062
3 K・ライコネン フェラーリ + 27.325
4 N・ハイドフェルド BMW + 56.562
5 R・クビサ BMW + 1:00.558
6 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:05.810
7 H・コヴァライネン ルノー + 1:06.751
8 J・バトン ホンダ + 1:12.168
9 M・ウェーバー レッドブル + 1:15.879
10 R・バリチェロ ホンダ + 1:16.958
11 J・トゥルーリ トヨタ + 1:17.736
12 G・フィジケラ ルノー + 1 laps
13 A・ブルツ ウィリアムズ + 1 laps
14 A・デビッドソン スーパー アグリ + 1 laps
15 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps
16 佐藤 琢磨 スーパー アグリ + 1 laps
17 V・リウッツィ トロロッソ + 1 laps
18 S・ヴェッテル トロロッソ + 1 laps
19 A・スーティル スパイカー + 1 laps
20 山本 左近 スパイカー + 1 laps
Did not finish
21 F・マッサ フェラーリ + 43 laps
22 D・クルサード レッドブル + 52 laps

 
次戦、2年ぶりとなるスパ・フランコルシャンでのベルギーGPは、1週間後の9月16日に開催される。
 
 アロンソ イタリアで初めての「完璧な週末」
 
 モンツァで勝利を飾ったフェルナンド・アロンソは、イタリアでの初の「完璧な週末」に喜びをあらわにした。アロンソはスタートからフィニッシュまでレースをリードし、ハミルトンとの差を2ポイント縮めて3ポイントとした。
 
 「僕にとっては完璧な週末だったし、すべてが正しい方向に進んでいるようだったよ。いい気分だし、この勢いを維持しなければならないね」とアロンソは語った。「週末すべてが良かった。これまで僕はイタリアでのレースではトラブルに見舞われて勝てないことがあったから、今日勝てたことはとても特別なことなんだ。すべてが成功した。スタートは素晴らしくはなかったと思ったから、ミラーを見たらフェリペが後ろに来ていた。順位を守らなければと思ったから、ブレーキをとても遅くしたんだ」

今回はアロンソのモンツァでの初勝利であり、理不尽なグリッドペナルティを受けた昨年とはまったく正反対の対照的なレースとなった。

「ここで勝つのはまた格別だね」とチャンピオンは続けた。「ここ2、3年勝ち続けているサーキットはあまりないんだけど、モンツァはこれまで一度も勝ったことがなかった。だからここで勝って、すべてのサーキットで1回は優勝したいと思っていた。モンツァに来ているF1を愛するたくさんのファンの前で勝つのは、素晴らしいことだよ」


 
 ライコネン 首を傷めていた
 
 モンツァでのレース終盤にルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンをオーバーテイクしたため、ライコネンはハミルトンをのポイント差を2ポイント縮めるチャンスを失っただけでなく、その差が18ポイントにまで開いてしまった。
 
 マクラーレンの2ストップ作戦に対して、1ストップ作戦をとったライコネンは、「クルマは悪くはなかった。第1スティントはまずまずだったし、僕はマクラーレンよりも重かったから、彼らに引き離されるのはわかっていたよ」と語った。

しかし、彼はコクピットでもっと深刻な問題に見回れていた。昨日の午前中にアスカリで高速でクラッシュした際に、首を傷めていたのである。

「おそらく僕にとって最も大きな問題だったのは、ブレーキング時に首をまっすぐに保てなかったことだろう」とライコネンは説明した。「昨日からこの痛みに悩まされていたんだ。でも、時にはこういうこともあるね」

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