ソニーライブログ ステーション「VGF-HS1」大容量ホームサーバー

　
　ソニーは、「VGF-HS1」を Liblog Station（ライブログ・ステーション）と呼んでいるが、ライブログのコンセプトはマイクロソフトの創設メンバーだったポール・アレンが自分のあらゆる記憶を記録（ログ）することを目指しているとするコンセプトが以前紹介されていたが、これを家庭内で使うことができるデジタルメディア・サーバーとして実現したのが、この「VGF-HS1」となる。
　

　
　現在、国内では2台以上のPC所有率は3割を超えて、複数台所有者の7割以上は家庭内LANを構築する環境になっている。また、LANによる相互接続で、異なるメーカーのAV機器やPC間でもデータのやり取りが可能となるDLNA対応機器も業界内で、既に700モデル以上まで普及して、国内市場では「ホームネットワーク環境」が整備されつつある。
　
　
　一方、複数台PC所有者ではPC内のデータが、別々のメディアに記録され、それぞれのPCに分散して保存される傾向にあり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの高画質化に伴うデータ容量の増大とともに、その「管理・整理・楽しみ」の実現が課題となってきている。
　

　
　私も昨年、過去にいくつか所有していたデジタルカメラの画像が、同じく複数のメモリー・メディアに分散しているのを見て、これでは何の意味もなく、デジカメは撮るだけのガジェットになってしまうと思い、プリントをして保存するか！メディアコンバートしてアーカイブしようか！迷って、ソニーが発売した、80GBのHDDを搭載したデジタルフォトストレージ「HDMS-S1D」を購入して活用している。
　
　
　そしてソニーがデジタルフォトだけではなく、動画も含め＋ロケーションフリーも可能にて、家中のDLNA対応機器で楽しめることはもちろん、家の外からでも様々なコンテンツ共有を可能とする、1テラ/1.5テラバイトの大容量ホームサーバー「VGF-HS1」を提案している。
　
　
　ハイビジョンの動画も共有可能
　
　デジカメ画像以外のデータを別ネットワーク経由でやりとりする場合は「データリンク」機能を用いる。ダイナミックDNSとUPnPの技術を利用し、家族や友人とWebブラウザ上でJPEG形式の写真データを共有できる「VAIO Picture Lab」機能、遠隔地のPCやHS1とハイビジョンなどのデータを同期できる「データリンク」機能も備えている。
　
　途中で通信が途切れた場合は、接続が確立した時点で続きからアップロードもしくはダウンロードを再開する自動レジューム機能も備えており、ハイビジョンの大容量動画コンテンツをやり取りする場合も、面倒は最小限ですむ。この機能を使えば、外出先からHS1をデータのバックアップドライブとして使うこともできる。
　
　
　しかし、残念なのは、VAIOシリーズとして企画・製品化されたため、デザインが家電ではなくVAIO共通の円形となってしまったことでしょう。正直これをどこに置いて使うか考えた時に、テレビの近くが理想的だと思うのですが、白いお皿のようなデザインは違和感があります。デジタルフォトストレージ「HDMS-S1D」の筐体を使ってDLNA対応機器に仕上げる発想は無かったのでしょうか？製品化・規格の部署が違うと言うことなのでしょうが、残念です。
　
　
■楽天：パソコン・周辺機器 > キーワード「VGF-HS1」の検索結果

　
ソニーライブログ ステーション「VGF-HS1」大容量ホームサーバー
ソニー HDMS-S1D 80GBHDDフォトストレージ デジカメ画像を保存