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October 12, 2008 space
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F1日本GP決勝!今年一番の波乱のレースをアロンソが制し連勝!

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2008年F1世界選手権シリーズ第16戦フジテレビジョン日本GPレースは、静岡県の富士スピードウェイにおいて決勝レースのときを迎えた。天気は予想された快晴の空には恵まれず、富士特有の曇天の下、路面温度21℃でのレーススタートとなる。
 

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112926.jpg 各車トラブルもなくダミーグリッドに着いており、昨日行なわれた公式予選のオーダー通りのスタートとなる。フロントローのルイス・ハミルトン、キミ・ライコネンをはじめ、上位陣はハードタイヤでのスタートとなるが、昨日の予選で5番手に沈んだフェリペ・マッサはソフトタイヤでのスタートを選択した。
 
 午後1時30分、ポールシッターのルイス・ハミルトンを先頭にフォーメーションラップがスタートされる。すべてのクルマが問題なくダミーグリッドを離れ、決戦前のパレードラップへと向かう。各車フォーメーションラップを終えて各グリッドにロックオン。
 
 
 スタート!
 
 キミ・ライコネンが見事な飛び出しを見せるが、1コーナーでルイス・ハミルトンがイン側を奪い返してトップを奪回、ライコネンは押し出されるような形でチームメイトのフェリペ・マッサとともに大きく順位を落とす!後方ではデビッド・クルサードと中嶋一貴がクラッシュ!中嶋はフロントに大きなダメージを負いながらもピットを目指す。オープニングラップを終えてトップはロバート・クビサ、2位にフェルナンド・アロンソ、3位ヘイッキ・コヴァライネン、4位ヤルノ・トゥルーリ、5位フェリペ・マッサ、6位ルイス・ハミルトンとなっている。
 
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2周目、シケインでマッサとハミルトンが激しいバトル!進入でミスをしたマッサの隙をつこうとしたハミルトンだが、焦ったマッサがハミルトンをプッシュしてハミルトンがスピン!最後尾まで転落し、そのままピットへ戻って給油とタイヤ交換を行なう。
 
5周目を終えた時点でトヨタのティモ・グロックが緊急ピットストップ。チェックを終えて再びコースへと戻っていく。
 
6周目を終えてのオーダーは、1位ロベルト・クビサ、2位フェルナンド・アロンソ、3位ヘイッキ・コヴァライネン、4位ヤルノ・トゥルーリ、5位キミ・ライコネン、6位セバスチャン・ブルデー、7位フェリペ・マッサ、8位ネルソン・ピケ、9位セバスチャン・ヴェッテル、10位エイドリアン・スーティル、11位ニック・ハイドフェルド、12位マーク・ウェーバー、13位ジェンソン・バトン、14位ルーベンス・バリチェロ、15位ジャンカルロ・フィジケラ、16位ニコ・ロズベルグ、17位ルイス・ハミルトン、18位中嶋一貴となっている。グロックは再びピットへ戻りガレージイン、クルサードも現役最後の日本GPを早々に終えている。

8周目、シケインの飛び込みでライコネンがトゥルーリをオーバーテイク、4番手へ浮上する。10位を走行していたエイドリアン・スーティルがホームストレート上で右リアタイヤがバースト!ピットロード出口にクルマを止めて3人目のリタイアとなる。

10周目の1コーナーでフィジケラがバトンをオーバーテイクし、13番手へ浮上する。
 
午後1時48分、フェラーリのキミ・ライコネン、フェリペ・マッサ、マクラーレンのルイス・ハミルトンに対して審議対象であることが発表される。

12周目、ヘイッキ・コヴァライネンが1分19秒258のファステストラップを記録。
 
15周目、1コーナーでロズベルグがフィジケラをオーバーテイクし、13番手浮上。上位陣のオーダーは、1位クビサ、2位アロンソ(+1.5)、3位コヴァライネン(+2.8)、4位ライコネン(+4.1)、5位トゥルーリ、(+10.4)、6位ブルデー(+16.0)、7位マッサ(+17.0)、8位ピケ(+18.5)となっている。
 
16周目、衝撃的な状況がマクラーレンピットを襲う!ハミルトンに対して、スタート直後の1コーナーで他のクルマを押し出したとしてドライブスルーペナルティ、それと同時に3位を走行していたコヴァライネンがトラブルでストップしている。また、マッサにもハミルトンとのバトルに関してドライブスルーペナルティが出されている。
 
17周目、トップを走行していたクビサと3位のライコネンが同時にピットストップ。アロンソは1分19秒169のファステストラップを記録している。ハミルトンはドライブスルーペナルティを敢行する。

次のラップにはアロンソが最初のピットストップへ。7.7秒で作業を終え、ハードタイヤを装着してクビサの前でコースへと戻る。マッサはまずピットストップを行ない、11.1秒の静止時間で再びソフトタイヤを履いてコースへと戻る。マッサはまだドライブスルーを行なっていない。

マッサはピットストップの次のラップに再びピットロードへと戻り、ドライブスルーペナルティを消化する。これでタイトルを争う2人はポイント圏内から大きく遅れることになる。

21周目、トヨタのトゥルーリが最初のピットストップへ。8.1秒で作業を終えて、ライコネンの後ろでピットアウト。

22周目、フォースインディアのジャンカルロ・フィジケラがトラブルを抱えガレージへ押し戻される。現在3位を走行していたヴェッテルがピットへ。8.9秒で作業を終えてピットアウト。

25周目、暫定トップを走行していたブルデーがピットへ。まだピットストップを行なっていないピケがトップ走行となる。

28周目、ピケが最初のピットストップへ。ハードタイヤからハードタイヤへの交換となるため、2ストップ作戦となる。7.8秒で作業を終えてトゥルーリの後ろ、ブルデーの前となる6位でコースに復帰する。上位陣ではまだウェーバーがピットストップを行なっていない。マッサが後方でバトンをパスして12番手。12位マッサと14位ハミルトンの差は7秒。

30周目、アロンソとルノーチーム無線で「勝利するための最大のライバルは誰だ?」「クビサ、クビサが最大の敵だ」というやりとりをしている。アロンソはプッシュし、クビサとの差を8.2秒まで広げていく。

レース中間時点、33周目を終えてのオーダーは、1位アロンソ、2位クビサ(+8.9)、3位ライコネン(+13.3)、4位ウェーバー(+16.5)、5位トゥルーリ(+20.6)、6位ピケ(+23.2)、7位ブルデー(+25.3)、8位ヴェッテル(+30.1)、9位ハイドフェルド(+33.2)、10位ロズベルグ(+45.8)、11位バリチェロ(+51.7)、12位マッサ(+59.4)、13位バトン(+65.7)、14位ハミルトン(+66.8)、15位中嶋(+1LAP)となっている。

34周目、1ストップ作戦のウェーバーが最初で最後のピットストップへ。11.4秒で作業を終え、ここからはソフトタイヤでハーフディスタンスを走ることになる。ハミルトンがようやくバトンをパスして13位へ。

37周目、アクシデントによって1ストップへと切り替えた最後尾の中嶋が最後のストップを終えてコースへと復帰する。ホンダのバトンも唯一のピットストップを終える。次のラップにはチームメイトのバリチェロも1ストップ作戦を敢行する。

40周目、BMWザウバーのハイドフェルドも唯一のピットストップを完了。同じラップにハミルトンが最後のピットストップを8.4秒で完了してコースへと戻っていく。

41周目、フェルナンド・アロンソが1分19秒101でファステストラップをマークする。クビサとの差は13.1秒に広がっている。マッサがウェーバーをパスして10位へ。

42周目、ここまで引っ張ったロズベルグが最初で最後のピットストップを終える。ハミルトンがセクター3でバリチェロをパスして12位へ。

43周目、アロンソが最後のピットストップを問題なく終えて、ブルデーの直後でコースへと戻る。クビサは軽くなったクルマに鞭を打ってプッシュする。

45周目、キミ・ライコネンが1分19秒076でファステストラップを記録する。

46周目、BMWザウバーのクビサが最後のピットストップへ。7.0秒で作業を終えてコースへと戻る。この間にライコネンはプッシュし、2番手の座を脅かす。

48周目、フェラーリのピットクルーがライコネンを迎え入れる体勢を取る。ライコネンがクビサから2周遅れでピットへ。7.4秒で作業を終えてピットロード出口を目指す。1コーナーの飛び込みでアウト側からクビサが被せてライコネンの前を死守!フェリペ・マッサが1分19秒014のファステストラップを記録する。

49周目、さらにマッサが1分18秒963で18秒台に入れて最後の抵抗を見せる。

50周目、トヨタのトゥルーリ、トロロッソのブルデーが同時にピットへ。トゥルーリは問題なくピットアウトするが、50周目に1分18秒893で3周連続のファステストラップを記録してきたフェリペ・マッサと、ピットアウトしたブルデーが1コーナーで交錯!マッサはスピンを喫するが、そのままコースへと戻る。ブルデーの次のラップにチームメイトのヴェッテルも最後のピットストップを終える。

51周目、ライコネンがクビサを猛烈にプッシュし、その差はわずかに0.4秒。
 
52周目、ピケが最後のピットストップへ。6.4秒の素早いピットストップでルノークルーはピケを送り出し、コンストラクターズ争いで戦っているトヨタのトゥルーリの前で戻ることに成功する。
 
54周目、1コーナーから100Rの入口までサイド・バイ・サイドの争いを繰り広げるクビサとライコネンだが、ここはクビサがこらえる!マッサが最後のピットストップを終える。さきほどのマッサとブルデーの接触はレース後の審議対象となっている。
 
 
55周目、維持のマッサが1分18秒426のファステストラップを記録する。

レース残り10周でのオーダーは、1位アロンソ、2位クビサ(+13.2)、3位ライコネン(+14.4)、4位ピケ(+15.2)、5位トゥルーリ(+22.5)、6位ブルデー(+30.7)、7位ヴェッテル(+39.0)、8位ウェーバー(+49.1)、9位ハイドフェルド(+55.9)、10位マッサ(+57.8)、11位ロズベルグ(+65.9)、12位ハミルトン(+1LAP)、13位バリチェロ(+1LAP)、14位バトン(+1LAP)、15位中嶋(+1LAP)となっている。
 
1ポイントでもほしいマッサは、9位のハイドフェルドを激しくプッシュしていく。そして60周目の1コーナーでハイドフェルドをオーバーテイクし、9位へ。しかし、8位ウェーバーとの差は7.3秒、それでもマッサはウェーバーより2秒ほど速いポテンシャルを持っている。
 
ピケはミスを犯し、ライコネンとの差が5.7秒に広がっている。アロンソはすでに1分20秒台でクルーズに入っている。
 
1ストップでソフトタイヤを履いているウェーバーのタイヤはすでにグリーンのラインがなくなっており、マッサが18秒台で一気に差をつめていく。
 
2位争いは終局の様相を見せ、クビサとライコネンの差は2秒、ライコネンとピケの差は9.7秒に広がっている。一方でマッサはウェーバーの真後ろにつけ、8位1ポイントをロックオンしている。
 
65周目、1コーナーの飛び込みでマッサがイン側からウェーバーをオーバーテイク!タイトル獲得に望みをつなぐべく、最後のポイント圏内へと舞い戻った。
 
ファイナルラップ、フェルナンド・アロンソが誰もが予想しなかったシンガポールGPとの2連勝へ向けて、クルーズモードでチェッカーを目指す。2位はクビサ、3位ライコネンで最終ラップへと入っていく。
 
 
 アロンソがシンガポールに続いて富士制す!
 

112975.jpg チェッカー!ルノーのフェルナンド・アロンソが今季2勝目、シンガポールGPに続く2連勝を達成!
 
 2番手にはまだタイトル争いに可能性を残すBMWザウバーのロバート・クビサ、3位にはフェラーリのキミ・ライコネンとなった。4位にはルノーのネルソン・ピケが入り、これによって、コンストラクターズランキングで4位を争うトヨタを、ライバルの地元で大きく引き離す結果となった。トヨタのヤルノ・トゥルーリが5位、レース後の審議対象になっているトロロッソのセバスチャン・ブルデーが暫定6位、もう1台のトロロッソ、セバスチャン・ヴェッテルが7位、そしてタイトル争いに踏み留まるフェリペ・マッサが8位で、ルイス・ハミルトンとのポイント差を1ポイントつめた。
 
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ルイス・ハミルトンは12位、ホンダのルーベンス・バリチェロが13位、ジェンソン・バトンが14位、中嶋一貴は初めての母国GPを15位完走で締めくくった。トヨタのティモ・グロックは6周リタイアとなっている。
 
決勝
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time

1 F・アロンソ ルノー 1:30:21.892
2 R・クビサ BMW + 5.200
3 K・ライコネン フェラーリ + 6.400
4 N・ピケ・ジュニア ルノー + 20.500
5 J・トゥルーリ トヨタ + 23.700
6 S・ボーデ トロロッソ + 34.000
7 S・ヴェッテル トロロッソ + 39.200
8 F・マッサ フェラーリ + 46.100
9 M・ウェーバー レッドブル + 50.800
10 N・ハイドフェルド BMW + 54.100
11 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1:02.000
12 L・ハミルトン マクラーレン + 1:18.900
13 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
14 J・バトン ホンダ + 1 laps
15 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 1 laps
Did not finish
16 G・フィジケラ フォースインディア + 46 laps
17 H・コヴァライネン マクラーレン + 51 laps
18 A・スーティル フォースインディア + 58 laps
19 T・グロック トヨタ + 60 laps
20 D・クルサード レッドブル + 67 laps

 
 アロンソ 2連勝できたことは信じられない
 
 シンガポールで初のナイトレースを制した2度のワールドチャンピオンは、富士で行なわれた近代F1初のドライレースも制して見せた。フェルナンド・アロンソはスタートの混乱を掻い潜ると、ロバート・クビサとキミ・ライコネンを引き離してトップチェッカーを受けた。
 
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 アロンソはレース後の記者会見において次のようにコメントしている。「間違いなくスタートがこのレースで最もエキサイティングなシーンだっただろうね。ボクの前にいるみんなはターン1へ向けてすごくアグレッシヴだったけど、ボクらを驚かせたのは冷えた温度で、みんなあそこでタイヤをロックアップさせていた。ボクはロバートの後ろで、そこからレースは楽になっていったよ」

「第2スティントはクリアな状態で走行でき、クルマはとてもドライブしやすかったからアドヴァンテージを築くことができ、それによってレースに勝てた。最初にピットストップを行なったときは2位だったから、チームに対してロバートの前で出られないか尋ねたら、軽い燃料で出て、クリーンな状態で必要なアドヴァンテージを築くことができた。それからは、ロングスティントでソフトタイヤがどうなのか分かっていなかったから、最後までレースをコントロールする必要があっただけだ」

「シンガポールでの勝利は完全に予想外のもので、特別な状況下での勝利だったけど、今日は何もなかったし、ボクらのクルマには本当に合っていないであろうサーキットで再び勝利することができた。この連勝は信じられないよ。チームはクルマを改善する素晴らしい仕事をしたし、ボクらは今、フェラーリとマクラーレンの真後ろにいるよ」


 
 レース後、ボーデに25秒加算のペナルティ、マッサは7位2ポイント獲得
 
 今日の日本グランプリ終了後、セバスチャン・ボーデに25秒加算のペナルティが出された。これにより、ボーデは6位から10位に後退し、フェリペ・マッサが1つ順位を上げて7位が確定、2ポイント獲得となる。
 
 スチュワードは、レースの終盤にボーデがピットストップからレースに復帰する際、コースを走行中のマッサに接触してスピンさせたとした。マッサは1コーナーで外側からボーデをオーバーテイクしようとしてスピンを喫している。

ボーデは10位に下がり、ヴェッテルが6位に上った。またマッサは7位、ウェーバーが8位に上ってポイントを手にすることとなった。これにより、マッサはドライバーズチャンピオンシップでトップのハミルトンとの差を5ポイントにまで縮めた。


 
来年、日本GPは2年間のブランクを経て、再び鈴鹿サーキットへと戻る。富士スピードウェイでの日本GPは2年後の2010年開催となる。
 
2008年F1世界選手権シリーズは残り2レース、次回は来週末となる10月19日、中国の上海サーキットにおいて第17戦中国GP決勝レースが行なわれる。
 

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HOMENews BlogsF1/2008race | October 12, 2008 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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