F1 ブラジルGP マッサが逆転優勝に向けポールを獲得！

　
　公式予選Ｑ１：マッサがトップタイム、ウィリアムズの２台は敗退
　
　２００８年Ｆ１世界選手権第１８戦ブラジルＧＰは、公式予選を迎えた。予選開始直前のコンディションは、気温２２℃、路面温度３８℃、湿度６２％、晴れのドライコンディションとなっている。
　
　シグナルが青になりセッションがスタートした。まず最初にコースに出て行ったのはピケだ。
　
　セッション終了　ハイドフェルドが８番手、アロンソが４番手に飛び込んだ。１６番手の中嶋はＱ１通過に届かず、１６番手でセッションを終えた。

公式予選Ｑ１は、マッサ、ライコネン、ハミルトン、アロンソ、グロック、トゥルーリ、ピケ、コヴァライネン、ハイドフェルド、クビサ、ヴェッテル、ウェーバー、ボーデ、バリチェロ、クルサードまでの１５台がＱ２進出を決めた。

中嶋、バトン、ロズベルグ、フィジケラ、スーティルはＱ１敗退となった。

バトンは１３から１４コーナーの間のコースサイドでクルマを止めている。
　

　
　公式予選Ｑ２：コヴァライネンがトップ、クビサが敗退
　
　インテルラゴスは風が強く、現在は７.６ｍの風が１コーナーから最終コーナーに向かって吹いている。
　　
残り１分　コヴァライネンと３番手のマッサ以外全てのドライバーがコースに出ている。現在ノックアウトゾーンにいるのは、ボーデ、クビサ、ウェーバー、クルサード、バリチェロの５台だ。

セッション終了　ヴェッテルは１分１１秒８４５で２番手に飛び込んだ。ボーデは８番手に飛び込み、Ｑ３進出を決めた。代わりにピケがＱ２敗退となった。

公式予選Ｑ２の結果は、コヴァライネン、ヴェッテル、ハミルトン、マッサ、グロック、ライコネン、ハイドフェルド、ボーデ、アロンソ、トゥルーリの順となり、ここまでがＱ３進出となった。

ピケ、ウェーバー、クビサ、クルサード、バリチェロはＱ２敗退が決定した。
　

　
　公式予選Ｑ３：マッサが逆転優勝に向けてPPを獲得！
　
　セッション終了　ハミルトンは３番手、ライコネンは２番手、アロンソは５番手に入り、なんとトゥルーリがライコネンを上回って２番手に飛び込んだ。コヴァライネンは５番手となり、マッサの３年連続のポールポジションが確定した。
　

　
ブラジルＧＰ公式予選Ｑ３の結果は、１位マッサ、２位トゥルーリ、３位ライコネン、４位ハミルトン、５位コヴァライネン、６位アロンソ、７位ヴェッテル、８位ハイドフェルド、９位ボーデ、１０位グロックとなった。
　

公式予選
Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 Ｆ・マッサ フェラーリ 1:12.368
2 Ｊ・トゥルーリ トヨタ 1:12.737
3 Ｋ・ライコネン フェラーリ 1:12.825
4 Ｌ・ハミルトン マクラーレン 1:12.830
5 Ｈ・コヴァライネン マクラーレン 1:12.917
6 Ｆ・アロンソ ルノー 1:12.967
7 Ｓ・ヴェッテル トロロッソ 1:13.082
8 Ｎ・ハイドフェルド ＢＭＷ 1:13.297
9 Ｓ・ボーデ トロロッソ 1:14.105
10 Ｔ・グロック トヨタ 1:14.230
11 Ｎ・ピケ・ジュニア ルノー 1:12.137
12 Ｍ・ウェーバー レッドブル 1:12.289
13 Ｒ・クビサ ＢＭＷ 1:12.300
14 Ｄ・クルサード レッドブル 1:12.717
15 Ｒ・バリチェロ ホンダ 1:13.139
16 中嶋 一貴 ウィリアムズ 1:12.800
17 Ｊ・バトン ホンダ 1:12.810
18 Ｎ・ロズベルグ ウィリアムズ 1:13.002
19 Ｇ・フィジケラ フォースインディア 1:13.426
20 Ａ・スーティル フォースインディア 1:13.508

　
　逆転優勝を狙うマッサは、明日の決勝レースに向けて絶好のポジションを獲得した。マッサは２位のトゥルーリにコンマ４秒の差をつけており、燃料は軽めと予想される。一方、追われる側のハミルトンはマッサとの間にトゥルーリとライコネンをはさんで４番手となり、両者のチャンピオンシップ争いが非常に楽しみな予選結果となった。
　
　
　ライコネン3位に満足、「必要とされたことができた」
　
　キミ・ライコネンはブラジルＧＰ予選で３位に入り、チームが期待していた通りにフェリペ・マッサとルイス・ハミルトンの間に割って入れたことに満足している。
　
「大体予想していた通りのことができたと思うよ」と、ライコネンは予選後のプレスカンファレンスで語った。「いいスタートポジションを獲得できたし、ここは２位よりも３位のほうがいいと思うんだ。そのほうがスタートするのに好都合だからね。僕たちはいいレースをしてチームにとって完璧な結果を残さないといけない。その後で、それは僕たち次第ではないから、他のみんながどの位置にいるのか、何が起きるのかを見てみないといけないんだ」
　
　決勝レースは日本時間の３日午前２時からスタートする。